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風力発電

2005-03-10 06:40:07 | 海外の思い出
風の強い日のゴルフの試合で、選手がむしった芝を手でパラパラと撒いて、風の状態を調べている様子が時折テレビでも映る。格好は良いのですが、風の方向というものは実は分かりません。風向計というものがあり、デジタル風向計で記録してみれば分かるが、少し風が強ければ、風向は追い風、向かい風を含め1分間で30回近く変るときもあるし、風速も瞬時に変ります。決して扇風機の風のように一定していないのが自然界の出来事です。
1974年に米国では、ジミ-カ-タ-が大統領の時代に、自然エネルギ-で電力を生産すれば、設置者には税金軽減措置(TAX CREDIT)が与えられ、電力会社は、生産された電力を適正価格で買わなければならないという法案を採択した。これにより、太陽光発電や風力発電が一気に脚光を浴びて設置された。投資会社が最初にお金を出して設置して、証券のように、その権利を一般の人が買い、一杯発電すれば、利益として投資家に還元されるシステムが出来上がった。しかし、電力会社にとっては迷惑な話である。曇りや雨の時には、太陽光発電は役立たず、夏の暑い盛りはどの家庭でも冷房装置を使用していてもっと発電しなくはいけない時でも、風が吹かないと電力を起こせない風力発電では、常時、電力を確保する計画が立たない。いつ吹くのか、いつ止むのかの正確な検討がつかない、まさにお天気まかせ。面白いのは、風にも通り道があります。地形により、吹くところと吹かない場所ができます。強風の中にいて、そこから20mも離れると無風、また戻ると強風という、まるで川の中と川岸のような違いも味わいました。風が吹けば桶やが儲かるのは昔のことわざ、現代では風が吹けば投資家が儲かるのが風力発電事業です。

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