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電話交換手

2006-01-15 05:39:23 | 海外の思い出
昭和50年ごろまでの各企業には、社内で電話交換手というものが存在した。今のように担当者に直接電話できるダイレクトイン方式でなく。代表電話に掛かってくる外部からの電話を、担当者に接続する作業を、物理的に接続ジャックを使用してつなぐわけである。当然、いい声の持ち主であり、どんな人なのか想像するだけで楽しい時代だった。大きな会社になると数十人もいたし、ほとんどが企業の総務部門の所属で電話交換室は囲われた部屋なので、誰が応対しているかわからないし、その前に顔も知らないわけである。毎日聞いていると、なんとなく昔から知ってるように錯覚するし、声の調子で、体調が良いのか悪いのか、逆に判るようになってしまう。しかし、声が綺麗だから美人だとは言い切れないし、逆に悪いから不細工なだとも断定できない。最初にニュ-ヨ-クに出張で1ケ月ほど滞在したときに、安くて英語を勉強する方法を考えていたら、いいアイデアを思いついた。夜の12時も過ぎれば、電話交換手もヒマではないかと思って、0を押してみたら、オペレ-タがMay I help you?と聞いてくる。ヒマ?ヒマなら話さないと言ってみた。良いわよ、忙しくなったら切るけどそれでも良い?というので、スラングだとか、日頃疑問に感じていることを聞いてみた。1人あたり5分ほど話せるときもあれば、10分程話せるときもある。当然断られる場合もある。12時から3時近くまで0発信すると、数人と話せる。顔を知ってるわけではないし、英語をただで勉強できるわけだから、こちらも助かる。時折、以前話をした事のある人が出てくる場合があるし、段々、相手の発音を聞いて、顔が想像できるようになっるとともに、黒人独特のアクセントもわかるようになったのも電話交換手のおかげである。

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