今夜も一杯 ! ヒロシのブログ

電子書籍で「新サラリ-マンの法則」 「笑いの宝庫」を出版しました。

冒険王

2006-02-11 18:00:35 | 失敗した経験
子供時代の月刊誌に冒険王とか少年という漫画雑誌があった。時折10大付録だとか、20大付録が付いているので、本単体の厚みより、途中に挟まれた付録の方が当然厚い。当時は、探偵だとか、探検という言葉が流行っていたので、変装の道具や針を使った方位計の作り方(ただ水に浮かすだけだが)も付録に入っていた。変装道具は今で言う、福笑いの部品程度のもので、切り取り線に沿って切ったら、メガネの形ができ、一緒に入ってる赤いセロファンを貼ると変装用メガネが出来上がる、鼻ヒゲや、あごヒゲも紙をきって、両端に輪ゴムをつけて、耳にかけるだけである。何をつけても変装にはほど遠いのだが、一緒に付録に付いてる探偵手帳が欲しかっただけである。中身の文章はまるで忍術の極意のように書いてある。人込みにまぎれるときは、明るい色の服を着なさいとか、夜は暗い色の服を着れば暗闇にまぎれるとか、当たり前の事ばかりなのだが、読むと胸が躍る。前回のブログに登場したミミズの消しゴムを作った勇敢な3名で、あるときに探検に出掛けようということになった。なんとなく、学校の図書館で読んだ、南極探検の白瀬中尉の話に3人とも感動していたからである。誰も近寄らない、不気味な家が良いという事になり、朽ち果てた洋館の探検に向かった。入り口は鉄製の扉で錆付いて開かないので、裏の下水道から入っていった。高さは2mくらいあるのに、幅がわずか50cm程度なので、体を横向きにしないと入っていけない。最初に出会ったのがコウモリである。バサバサという音がして飛び出してきたのには胃が飛びださんばかりに驚いた。驚いても3人がすし詰めの状態で進んでいるので、逃げることも出来ない。映画スタンドバイミ-の気分である。探検するにも変装道具は持ってきているのに、懐中電灯を持ってきてないドジな所がやっぱり変だった。ミミズのゼリ-作りと言い、この探検隊の隊長と言い、言いだしっぺはいつもY君。今は大学病院の立派な医師というのもやっぱりおかしい。

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