離さんか、じじい！

これは、いわずと知れた、花咲かじじいのパロディ版のセリフです。30数年前にはいろんなダジャレ話がはやりましたが、今の親父ギャグと違ってかわいい内容のものが多く、例えば①泥棒がケチャップ会社に侵入した、警察がやってきて、カゴメ－と言うと、泥棒は大声でデルモンテ～と叫んだ。②助けた亀に乗って竜宮城の裏口に着いて、扉を開けようとしたが、開かないので表に回ると、乙姫さまが、ネエ、裏しまっとったろう！と声をかけてきた。③正直じいさんから、取り上げたポチを可愛がるいじわるじいさん。いつも無理やり抱きしめるので、それがイヤなぽちは堪忍袋の緒が切れて、言った言葉は、コラ”離さんか、じじい！”。パロディは1度目は面白いのだが、2回目に読むとつまらない。何故おかしかったのかさえ分からないものが本当は優秀だと思う。最近見つけた面白話の記事をいくつか紹介すると①夫婦ゲンカのとき、父が母に「バカモノ！」と言うつもりが、間違って「バケモノ！」と怒鳴ってしまい、ケンカはさらにひどくなった。②男にフラれて落ち込んでいた姉をなぐさめようとして父が「おまえ、人間は顔じゃないぞ」と言うつもりが「おまえの顔は人間じゃないぞ」と言ってしまった。姉はさらに落ち込んだ③妹が母に、”夕食はスパゲティのカルボナーラを作るからまかせて”と言っていました。夕方、私が帰ると母が私に「もうすぐボラギノールができるってよ」と言いました。④耳の遠いおばあちゃんが、病院に行って「お尻に入れなさい」と渡された座薬を、おばあちゃんは、お汁に入れて飲んでしまいました。