茨城県土浦市の土浦城を訪ねました。土浦は何度か来ていますが、駅周辺を少し歩いたことがあるだけです。
亀城公園案内図。土浦城は霞ヶ浦の畔に造られた水城です。洪水の時には亀の甲羅が水に浮いていたように見えたので、別名、亀城と呼ばれました。現在では霞ヶ浦からかなり離れていますが、江戸時代には湖の畔にあったようです。
霞橋付近の濠
ちょうど桜が満開の時期でしたが、天気はあいにくで、曇時々小雨でした。
城門の前の霞橋には露店が出店
東櫓
東櫓内
鯱鉾
東櫓2階
曇天なので桜の色をきれいに撮るのは難しい。
櫓門、別名・太鼓櫓。時を知らせる太鼓がありました。
櫓門の外側
土浦城の城郭図。下の現状図と比べるとかなり規模が大きかったことがわかります。
現在の亀城公園の図
二の丸門
東櫓
聖徳太子堂
西櫓
櫓門
土浦市立博物館。亀城公園に隣接しています。
「色川三中と幕末の常総」展をやっていました。色川三中は幕末の商人で、家業の醤油醸造業の傍らで国学を学び国学者としても活躍した人物です。
関流火縄銃の展示品。関家は土浦藩代々の砲術家で、西洋流砲術の高島秋帆に対し、和流砲術家として幕末期の国防に寄与しました。関家に伝わる古文書が土浦市立博物館で保存され、土浦藩関流古式砲術演舞会が定期的に亀城公園で開催されます。関流砲術については宇田川武久著「幕末もう一つの鉄砲伝来」(平凡社新書)に詳しく紹介されています。
高瀬舟の模型