MUSIC IS THE SCENERY

いつも背景には音楽がある。
インディー・ポップ中心の洋楽ブログ。

<トピックス>北欧ミニ情報

2007-10-11 23:30:31 | トピックス

今回は2つのニュー・ヴィデオです。ともにYouTubeにアップされたばかりです。

まずはスウェーデンの男女デュオClub 8。久々のアルバム「The Boy Who Couldn't Stop Dreaming」からの第1弾シングル「Whatever You Want」です。気のせいかKarolina Komstedtはだいぶ細くなったような感じがします。
http://www.youtube.com/watch?v=HVC-Sag5Qxo

そしてもうひとつはフィンランドの4人組Cats On Fire【写真】の「Draw In The Reins」という曲です。こちらは打って変わってアウトドアで健康的な感じです。色彩的にもきれいです。
http://www.youtube.com/watch?v=zgb-5Fop4Bg

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<レヴュー>Lasse Lindh「Jag Tyckte Jag Var Glad」

2007-10-10 00:53:27 | レヴュー

泉麻人と関根勤を足して2で割ったような風貌の(?)、スウェーデン人シンガー・ソングライターの4作目です。全編スウェーデン語で歌っています。実はこのアルバムは5ヵ月ほど前に購入していたのですが、3回くらい聴いたきりでした。1週間くらい前から過去の曲(ソロとTribeca作品)を聴き返してみてハマってしまいました。

Chevyのヴォーカリストとして活動した後、98年にソロ・デビュー。少しシーンから離れた後Labradorと契約、ソロとデュオのTribecaでの活動を並行していましたが、現在はソロ中心のようです。01年の「C'mon Through」が、韓国ドラマ「ソウルメイト」のサントラに収録されていて、これが日本では一番有名なようです。

この人の魅力は声です。少し粘着質なウィスパー・ヴォイスです。初めはこの声がとっつきにくかったのですが、よく聴いてみるとサラっとしていて躍動感があります。そして曲が素晴らしいです。ノリの良い曲からメランコリックな曲まで、その幅がかなり広いのです。それをエレクトロニクスでコーティングしています。

MySpace2曲目の「Varje Litet Steg」は3分8秒頃からのホーンが聴きどころです。Tears For Fearsのあのフレーズが飛び出します。この曲はTVライヴの映像もありました。どうでもいいことですが、この番組は司会者とゲストがいつも何か食べながら音楽を聴いています。今回はフォンデュのようです。

MySpace ↓
http://www.myspace.com/lasselindh 

コメント (3)
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ネットで見つけた新アーティスト

2007-10-09 01:30:33 | 新アーティスト・新曲

《Japan Air》=写真
バンド名に日本関連の言葉を入れるのは最近ではあまり珍しくないですが、それでも見つけると興味を持って聴いてしまいます。スウェーデンの3人組です。80年代英国バンドの影響が強そうな、シューゲイザーにもつながる少し翳りのあるギター・サウンドです。MySpaceで聴ける4曲中、1曲だけかすかにヴォーカルが入っているようですが、ヴォーカルなしでも違和感は全くありません。ドラミングも印象的です。
MySpace → http://www.myspace.com/jpnair
採点:★★★★★★★☆☆☆  


以下はAtomic Beat Recordsからスプリット・シングルを出す2バンドです。

《The Pains of Being Pure at Heart》
ニューヨークの3ピース・バンドで、なかなかノイジーなギターをかき鳴らしてくれています。男性ヴォーカルはRazorcutsのGregory Websterのような感じで少し頼りなさげですが、女性コーラスが入ることでかなりドリーミーになっています。
MySpace → http://www.myspace.com/thepainsofbeingpureatheart
採点:★★★★★★★☆☆☆ 

《The Parallelograms》
こちらは英国・シェフィールドの4人組。ギターのノイジーさでは負けていません。Merielという女性ヴォーカルはいかにもインディーらしい感じ。元気いっぱいで可愛らしいです。Girls At Our BestとSnowbirdsを足して2で割ったようなヴォーカルです。
MySpace → http://www.myspace.com/theparallelograms
採点:★★★★★★☆☆☆☆ 

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<トピックス>スウェーデン・ミニ情報

2007-10-08 21:25:26 | トピックス

まずはヒットチャート関係から。
Swedishcharts.comの9月6日付シングル・チャートで17位で初登場した後、圏外に消えていたThose Dancing Days(=写真=、MySpace)のEP「Those Dancing Days」が、10月4日付で19位に再登場しています。アルバムではJosé González(MySpace)の「In Our Nature Imperial」が初登場8位です。英国でも9月30日付で19位でしたので驚くほどではありませんが。こちらは昨日HMVにあったので買ってきてしまいました。

Razzia Recordsからファースト・アルバム「10 Pieces, 10 Bruises」を発表したばかりの女性シンガー・ソングライターJonna LeeのMySpace(こちら)は、いつの間にか曲数が増えていてアルバム収録の全11曲が聴けます。

Labrador Recordsのリリース関連では、Sambassadeur(MySpace)のセカンド・アルバム「Migration」が10月24日発売、The Radio Dept.(MySpace)のニュー・アルバムは来年春に延期のようです。

Labradorといえば、レーベル・コンピレイションの「Labrador 100」を少し聴き直してみたのですが、Tribecaの「The Sun Always Shines On TV」(こちら)が最近気に入っています。そしてもう1曲、Edsonの「One Last Song About You Know What」(こちら)ですが、この曲のイントロはこの曲(???)にそっくりです。80年代洋楽のファンならば知らない人はいないくらいの曲です。

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<この1枚>Steve Forbert「Jackrabbit Slim」

2007-10-07 22:56:55 | この1枚

ナッシュヴィルからニューヨークへと飛び出した青年が、78年のデビュー・アルバム「Alive On Arrival」(ここで書いています)に続いて、名プロデューサーJohn Simonを起用して翌79年に満を持して発表したセカンド・アルバムです。

前作のブルースやカントリーの要素もあるBob Dylanスタイルのフォーク・ミュージックで、「ニュー・ディラン」「ネクスト・ディラン」として脚光を浴びましたが、この作品では音楽性の広さに驚かせられます。

ファーストでの「Goin' Down To Lawrel」と同様に、オープニングの「Romeo's Tune」(ロミオの歌)はインパクトの強いポップな曲で、全米チャート最高位11位という彼自身唯一のヒット・シングルとなっています。

他の曲は、ブルースとロックンロールとカントリーを合わせたような「Sweet Love That You Give」、安酒場の雰囲気の「Make It All So Real」、Steve Forbert風のゴスペル・ソングといえそうな「Wait」、スローな曲調でヴォーカルに味のある「Sadly Sorta Like A Soap Opera」、ファーストの延長線上にある「January 23-30, 1978」、そしてなんとレゲエを取り入れた「Complications」 などなど。

コアなファンの間ではファーストに比べてあまり評価が高くない作品ですが、通して聴いてみるとほろ苦さの残る魅力的な曲が詰まっています。  

Romeo's Tune ↓
http://www.youtube.com/watch?v=QsCgjjbsCgs
MySpace (最近のライヴ音源が聴けます)↓
http://www.myspace.com/steveforbert 

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ネットで見つけた新アーティスト

2007-10-05 23:49:22 | 新アーティスト・新曲

今回はアメリカのインディーズ・バンド3組です。

《Benko》【写真】
テキサス州オースティンの男女3人組。ヴィブラフォンとベースとドラムスという少し変わった編成で、05年にEP「An International Affair」(オフィシャル・ページでフリー・ダウンロードです)をセルフ・リリースしています。全体的にはチープながらもヴィブラフォンの音がなかなかきれいです。MySpace2曲目の「84 Gran Fury」が気に入りました。現在ファースト・アルバムのレコーディング中で、12月には完成するようです。
MySpace ↓
http://www.myspace.com/benkotheband
オフィシャル・ページ ↓
https://webspace.utexas.edu/butcher/www/
採点:★★★★★★★☆☆☆

《Black Tie Dynasty》
80年代英国バンドの影響が強そうなテキサス州フォートワースの4ピース・バンド。とくにキーボードが印象的で80年代ニュー・ウェイヴ・バンドの影が見え隠れします。少し前に海外のMP3ブログで聴いた「Crime Scene」(ファーストEPに収録)という曲が気に入っていたのですが、MySpaceにはありませんでした。レーベル・ページによると、これまでにEP3枚と「Movements」というタイトルのアルバムを出しているようです。
MySpace ↓
http://www.myspace.com/blacktiedynasty
レーベル・ページ ↓
http://idolrecords.com/
採点:★★★★★★☆☆☆☆ 

《The Eames Era》
ルイジアナ州バトン・ルージュの6人組のようです。演奏はかなり雑な感じですが、女性ヴォーカルとポップなメロディがなかなか良いです(男性ヴォーカルは今ひとつ)。とくにMySpaceでも聴ける「Could Be Anything」(ダウンロードできます)が気に入りました。どこかで聴いたことがあるような曲ではありますが・・・。これまでに2枚のアルバムを発売しているようです。オフィシャル・ページにも数曲MP3が置いてあります。
MySpace ↓
http://www.myspace.com/theeamesera
オフィシャル・ページ ↓
http://www.theeamesera.com/ 
採点:★★★★★★★☆☆☆

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<この1枚>The Pretenders「i Viva El Amor !」

2007-10-04 23:52:07 | この1枚

なぜかThe Pretendersデビュー20周年の7枚目(99年作)です。通勤時に愛用している携帯プレーヤーの「本日のお勧めアルバム」ボタンをポチっと押したらこのアルバムが流れてきました。全盛期を過ぎてからの作品ですが、初期の頃とは一味違うなかなか完成度の高いアルバムです。

The Pretendersといえばデビューから続けて3曲「Stop Your Sobbing」「Kid」「Brass In Pocket」をヒットさせ、その後も「Talk Of The Town」「Back On The Chain Gang」「Don't Get Me Wrong」などインパクトの強いヒット曲を生んでいますが、このアルバムに収録されたシングル曲「Human」もこれらに引けをとらない魅力的な曲です。この曲は彼女たちのフォロワーであるThe Divinylsの曲のカヴァーですが、まるでオリジナルのような堂々とした曲に仕上がっています。他にもストレートなロックンロールからミディアムテンポの聴かせる曲まで詰まっており、さすが女帝・Chrissie Hyndeだけあって貫禄十分です。

それにしても「Human」のPVを初めて見た時は、かなり驚きました。デビューから20年ですから仕方ないですが・・・。

「Human」 ↓
http://www.youtube.com/watch?v=5C2n9cb-Sbk
The Divinyls「Human On The Inside」 ↓
http://www.youtube.com/watch?v=lNCoZD-3344

「Brass In Pocket」 ↓
http://www.youtube.com/watch?v=z2OpNoT8rbk
「Kid」 ↓
http://www.youtube.com/watch?v=xvm_DXgNZGs

MySpace ↓
http://www.myspace.com/thepretenders 

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<トピックス>スウェーデン・ミニ情報(Hello Saferideほか)

2007-10-03 23:31:10 | トピックス

先月ブラジル・ツアーを行ったHello Saferide【写真右】のブラジルでの映像がYouTubeにアップされています。未発表の「I Wonder Who Is Like This One」という曲です。この曲、日本のライヴでも歌ったような気がします。
そのHello Saferideとともにブラジル・ツアーに参加したMaia Hirasawa【写真左】とSuburban Kids With Biblical Namesの映像もアップされました。
Maiaはファースト・アルバム収録曲の「Crackers」、SKWBNは「Middle Class Life」という未発表曲のようです。


そしてSveriges Radio P3のDigiListanというチャートの9月30日付で、あの口笛ソング「Young Folks」(Peter Bjorn & John feat. Victoria Bergsman)がなんと初登場57位です。日本よりもだいぶ遅れてのヒットです。
上位ではKentが初登場で1位(Ingenting)と3位(Min Värld)です。

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<レヴュー>Emily Haines & The Soft Skeleton

2007-10-02 13:51:14 | レヴュー

今回はEmily Haines & The Soft Skeletonの「Knives Don't Have Your Back」です。

自身のバンドMetricのヴォーカリストとして活動する傍ら、FeistらのいるBroken Social Sceneのメンバーでもありバックヴォーカルを担当しているEmily Hainesのソロ・アルバムです。カナダ、米国の北米では06年秋に発表、ヨーロッパと日本では07年6月のリリースです。

彼女はインド・ニューデリー生まれのカナダ人で、詩人の父親を持ち、TVジャーナリストの姉妹もいるようです。今回の作品をファースト・アルバムといっているところが多いようですが、96年にセルフ・リリースで「Cut in Half and Also Double」を出しているので、厳密に言えばセカンド・アルバムのようです。MetricやBroken Social Sceneのメンバーも参加したThe Soft Skeleton名義のバンドをバックに従えています。

数ヵ月前からHMVの店頭でこのCDを見かけていたのですが、買おう買おうと思いながら少し後回しになってしまいました。

Metricといえばダンサブルなロック・バンドですが、以前聴いたこのバンドの「Combat Baby」のアコースティック・ヴァージョンが気に入っていたので、今回のアルバムもそんな感じなのかなと思っていましたが、バンド編成とはいってもほとんどが彼女のピアノによる弾き語りです。Metricのサウンドも少し暗めでしたが、弾き語りにしたことでかなり暗くなっています。ヴォーカルは歌うというよりは語っているような感じです。

ヴォーカルもサウンドも少しクセがあり初めはかなりとっつきにくさがありましたが、何度か聴くうちに不思議となじんできました。全体的にヒリヒリとしていますが、なにか体全体を包んでくれるような癒しさえ感じられます。このサウンドなしではいられないくらいクセになりそうです。

MySpace ↓
http://www.myspace.com/emilyhaines 
オフィシャル・ページ ↓
http://www.emilyhaines.com/

Doctor Blind ↓
http://www.youtube.com/watch?v=Ij5CXOb1WE8
Our Hell ↓
http://www.youtube.com/watch?v=w_aCvGUI-Hc
Metric「Combat Baby」↓
http://www.youtube.com/watch?v=LdZMsbQCcEM

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