昨年の『Soft Construction EP』では
このブログ上でかなり騒いでしまった
フィンランドのバンドDelay Trees。
今秋発表のセルフ・タイトルの
フル・レングス・アルバムはまだ聴いていませんが
そこにも収録されシングルにもなった
「Cassette 2012」のヴィデオが出来上がっています。
James Martinという人が制作したもので
舞台はなんと日本（東京）。
こうして見ると日本も結構、絵になるものだなと
感心してしまいます。
アルバムをまだ購入していないのは
「About Brothers」アルバム・ヴァージョンが
なんとなく気に入らなかっただけのことですが
「Cassette 2012」の方は聴けば聴くほど
良い曲です。
意地を張らずに
そろそろ購入しようかと思います。
Cassette 2012 → ♪
1年半くらい前から
いろんなところで取り上げられていて
少し気になっていたスウェーデンのThe Amazing。
Dungen、Granada、The Guildのメンバーによる
4人組プロジェクトです。
かなり格好いいサイケ・ロックですが
とくに良いと思ったのが
MySpaceでも聴けるミディアム・テンポの
「And it looks like today」という曲。
今年4月にSubliminal Soundsから発売された
2ndアルバム『Wait for a light to come』に
収録されていますが
こういう曲もできるのかと懐の深さを感じさせてくれました。
もちろん「Head Beaches」という曲も良い。
まさにアメイジングな人たちです。
ノルウェーの宅録系女性シンガー・ソングライター
Silje Nesの2ndアルバム『Opticks』。
今年8月のMAP（Music Alliance Pact）に登場していて
その時の「The Card House」と
その後に聴いた「Crystals」がとても良かったので
かなり注目していたアーティストです。
ピアノ、アコギ、グロッケンシュピール、ストリングスなどの
シンプルな音をエレクトロニカに優しく味付けした
手作り感覚のフォークトロニカですが
囁くようなヴォーカルがそれによく合っています。
慌てて購入して聴いた
07年の1stアルバム『Ames Room』の延長線上ですが
今作は無駄な部分を極力排除して作り込んだかのようで
透明感とともに軽い浮遊感が出て心地よいです。
冒頭に書いた「The Card House」「Crystals」2曲のほか
「Symmetry of Empty Space」「The Grass Harp」
「Hello Luminance」「Ruby Red」など美しい曲がそろっています。
夜寝ながら聴きたい天使のような一枚です。
Crystals → ♪
Ruby Red → ♪
The Grass Harp → ♪
Symmetry of Empty Space → ♪
MySpace → ♯
《Penny Centuryの新曲》
07年にLetterboxから1stアルバム
『Between A Hundred Lies』を出していた
北部の町・ウステシュンド出身のPenny Centuryの
「Fiver」という新曲がMySpaceで聴けます。
ウステシュンドといえばAnnika Norlin、
Vapnet（Sibiria、Kommun）が有名ですが
まだ若いPenny Centuryも今後が期待されています。
ニュー・アルバムも近く発表とのことです。
MySpace → ♯
Nothing burns like bridges → ♪
《Pirothがリミックス・アルバム》
姉妹フォーク・ポップ・デュオのPirothは
来年1月26日にリミックス・アルバムを発売するようです。
これまでに発表した2枚のアルバム
『Prima ballerina』『Safe haven』から6曲の
リミックスが収められるようです。
MySpace → ♯
ビールのCM絡みで図らずも昨夏
スペインのヒットチャートでNo.1まで登りつめてしまった
スウェーデン・マルメの男女7人組
Billie the Vision & the Dancersの
04年の曲「Summercat」。
そのカヴァー(パロディー）映像が出てきました。
スペイン語でこの曲を歌うのはJosé Motaという人物。
元大リーグ・プレーヤーという経歴を持つ
1965年ドミニカ共和国生まれの
アナウンサーとのことです。
（どう見てもコメディアン）
『La Hora de José Mota』という番組の
映像のようです。
オリジナルのBtV&tDの方は
1stアルバム『I was so unpopular in school and now
they're giving me this beautiful bicycle』に収録。
翌05年にシングル・カットされています。
La Hora de José Mota - Summercat → ♪
Billie the Vision & the Dancers - Summercat → ♪
《Säkert! ニュー・ヴィデオ》
Säkert!の2ndアルバム『Facit』からの
2ndシングル「Dansa, fastän」のヴィデオが
YouTubeにアップされました。
Two White HorsesのLovisaとJakobも登場しています。
Dansa, fästan → ♪
《New Found Land スタジオ・ライヴ》
New Found Landは2ndアルバム『The Bell』から
「Foul」と「Human」のライヴ映像です。
こちらはスウェーデンの朝のテレビ番組から。
Foul → ♪
Human → ♪
《BtV&tD アコースティック・ライヴ》
Billie the Vision & the Dancersは今春発売の
5作目『From burning hell to smile and laughter』から
リラックスしたアコースティック・ライヴ。
間奏部分の女性陣のコーラスが良いです。
We won't get any younger → ♪
The Concretesとしては6枚目のアルバムで
Victoria Bergsmanが脱退して
ドラムスのLisa Milbergがリード・ヴォーカルになってからは
07年の『Hey Trouble』に次ぐ2作目。
Pitchforkでは「4.1」の低評価でかなりの酷評
一方でPopMattersなどではそこそこの評価を得ているように
賛否両論のような形になっている今回の『WYWH』。
強いビートを取り入れたディスコ・ミュージックな部分が
この作品の好き嫌いを分けそうですが
Lisa MilbergとMaria Erikssonが好きだということもありますが
個人的にはクールでオシャレな面も感じられ
割とまとまった作品だと思います。
アルバム通して聴いてみると
確かにビートが少し画一的かなとも思いますが
「Knck Knck」「All Day」の2曲はかなり良く
「I Wish We'd Never Met」「Oh My Love」と
「Good Evening」あたりも曲の出来はなかなかです。
All Day → ♪、♪
Knck Knck → ♪
Good Evening → ♪
MySpace → ♯
オフィシャル・ページ → ♭
英語の「twilight」（黄昏、夕暮れ）はフランス語で「crépuscule」
さらに日本語では「逢う魔が時」という古語もあります。
今回の作品は80年代から90年代初めにかけて隆盛を極めた
ベルギー・ブリュッセルのインディーズ・レーベル
Les Disques du Crépusculeの6アーティストのその後
という意味合いのコンピレイション・アルバムのようです。
LTMレーベルからの発売です。
収録アーティストはAntena、Anna Domino、Cathy Claret、
The Names、Paul Haig、Blaine L. Reiningerで
新曲と過去の曲の新録ヴァージョンで構成されています。
（それぞれ3曲、The Namesは2曲）
この中で個人的な目玉はAnna Domino。
「Rythm」「The Light」「Wonderkeys」が収められましたが
このうち「Rythm」は初期シングルのリメイク。
残り2曲が新曲で
「The Light」は「The Light Downtown」
「Wonderkeys」は「Wonderkey」のタイトルで
MySpaceにアップされています。
（「Rythm」新録も聴けます）
どちらもニューヨークを歌ったもので
「The Light」はニューヨークへの愛を込めた曲で
「Wonderkeys」は77年に書いたシンプルな曲とのことです。
Snakefarmの活動を潜り抜けてたどり着いた音楽で
歳を重ねた分の余裕は感じられますが
80年代の曲と比べても
それほど大きく変わったという印象はありません。
変わらず良いという意味です。
欲を言えば「On the Hudson」も入れてもらいたかった。
他のアーティストではCathy Claret「Toi」の新録と
新曲の「Tell Me Why, Soledad」
Antenaの「Little Boxes」がとくに良かったです。
冒頭に「逢う魔が時」と書きましたが
Crépuscule作品をいち早く日本に紹介した新星堂には
オーマガトキという関連会社・レーベルがあります。
Antena - Little Boxes → ♪
Anna Domino - Rythm（オリジナル・ヴァージョン）→ ♪
Cathy Claret - Toi（オリジナル・ヴァージョン）→ ♪
2010年11月のMusic Alliance Pact（MAP）は34ヵ国の34曲。
一番気に入ったのはKasetteという3人組でした。
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《Kasette - You Were More》
アイルランド・ダブリンの女性3人組。
MySpaceにある曲はなぜか聴けませんが
この「You Were More」は
可愛らしいフォーク・ポップでかなり良いです。
後半のストリングスも印象的で
少しBoat Beamの雰囲気も。
MySpaceのフレンド欄に
Lisa Hanniganの名前があります。
MySpace → ♯
これも多分彼女たち → ♪
《Emmy Curl – Seafire And Its Waltz》
ポルトガルのシンガー・ソングライター。
メランコリックで少し妖しいアコースティック・ミュージック。
MySpace → ♯
《Autumn Vacation – Dreamy Even In Deception》
いかにも韓国という感じの
女性ヴォーカルの淡く優しいインディー・ポップ。
MySpace → ♪
《Nicholas Chim – Midnight》
シンガポールのフォーキーなシンガー・ソングライター。
女性とのデュエット曲です。
MySpace → ♯
《Young Dreams - Young Dreams》
ノルウェーのポップなバンド。
Facebook → ♯
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MAP（フリーDL）→ ♭
