MUSIC IS THE SCENERY

いつも背景には音楽がある。
インディー・ポップ中心の洋楽ブログ。

Nick Lowe / Cruel To Be Kind

2009-04-30 00:02:09 | 今日の一曲

アーティストとしてよりも
Damned、Elvis Costello、The Pretendersの
プロデューサーとしての方が有名な
Nick Loweの代表曲で、79年に全米でも12位まで上がりました。
Beatlesフォロワーと言ってしまえばそれまでですが
今聴いてもエヴァーグリーンな魅力がある曲です。

しかし、なぜこの曲を取り上げたのかというと
それは三遊亭円丈の「恋のホワン・ホワン」のせいなのです。

円丈さんの落語は昔から割と好きで
「恋のホワン・ホワン」(81年)という曲を
出したことは知っていたのですが
それがまさか「Cruel To Be Kind」のカヴァーだったとは。
つい最近知ってショックを受けています。

おまけに、その曲も収録された
CD「リハビリテーション」が今年3月に紙ジャケで発売。
結構気になる内容なので購入を検討しています。

「恋のホワン・ホワン」は
歌が上手いとか下手とかよりも以前の問題がありそうです。
歌詞にも出てきますが
あなたの歌唱力は「君にはお手上げ」です。

Nick Lowe ↓ 
http://www.youtube.com/watch?v=b0l3QWUXVho
三遊亭円丈 ↓
http://www.youtube.com/watch?v=vtIBDVbxIOM

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Pinto / Short Songs About Longing・・・

2009-04-29 13:43:32 | レヴュー

Andreas MagnussonことPintoの
1年半ぶりセカンド・アルバム。
正確なタイトルは「Short Songs About Longing Are
Better Than Long Songs About Shortcomings」。
5月5日発売ですが驚くほど早く手に入りました(こちら)。

ファースト・アルバム「Hook Me Up」で見せた
キラキラ・ギターと心を打つ実直なヴォーカルは健在。
今回はピアノやストリングスも目立っていて
よりまろやかになった感じがします。

前作でローファイ・パワーポップとも称されたテンポの良い曲と
包容力のあるバラードの配分も絶妙です。
女性コーラスやハーモニカの使い方も効果的。
蒼さや甘さを求めるリスナーには向いていないと思いますが
前作同様、派手さの全くない等身大の音楽で
まさにシンプル・イズ・ベストと言いたい1枚です。
本当に歌心のある人です。

曲によってはDan Fogelbergのロック寄りの曲やBishop Allen、
同じヨーテボリのSSW、Jens Lekmanを思い浮かべてしまいます。

「I Can't Feel My Heart」(demo)↓
http://www.youtube.com/watch?v=BolIjcao4o0
MySpace ↓
http://www.myspace.com/pintopintopinto
オフィシャル・ページ ↓
http://www.pinto.se/

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Mr Wright / Diary Of A Fool

2009-04-28 00:09:49 | レヴュー

男女デュオThe Dreamersの男性
Kevin WrightことMr Wrightのニュー・アルバム。
コンピレイションでお馴染みのレーベル
米国・Series Twoから3月に発売になっています。

The Dreamersのファースト「Day For Night」
個人的には奇跡のような名盤ですが
Sarah Nyberg Pergament(Action Biker)が
ヴォーカルの曲がとくに好きなので
今回のMr Wrightのアルバムは正直言うと
それほど大きな期待は持っていませんでした。

しかし見くびってはいけません。
カントリー、ジャズ、ボサノヴァ、ラウンジ・ミュージックのほか
タンゴを取り入れた曲もあり、無国籍な雰囲気も漂っています。
懐の深さはThe Dreamers作品以上かも知れません。
しかも全曲イントロが驚くほど印象的。
確実に心を鷲づかみにされます。

アルバム通してアコギとドラムが目立ちますが
アコーディオン、ヴァイオリン、金管楽器なども効果的に使い
表情の違う10曲を作り上げています。
曲によって微妙に違うギター・サウンドが堪能できます。

そこに渋い声で呟くような
独特のクールなヴォーカルが乗るわけですが
それが実に曲によく合っています。

MySpaceでも聴けるジェントルな「The Arrows」が
個人的なベスト・トラックですが
もちろん捨て曲はひとつもありません。
「Look At The Stars」という曲は
The Monochrome Set~Scarlet's Wellの
Bidとのデュエットです。

MySpace ↓
http://www.myspace.com/mrwrightandalways

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カントリー・ガール、Piney Gir

2009-04-27 00:43:43 | 新アーティスト・新曲

イタリアのインディーズ・レーベルMyHoney Recordsの
07年のコンピ「Let It Bee」に収録された
Piney Gir 「Bumblebee (Abelha)」(MySpace1曲目)という曲が
Action Biker(Sarah Nyberg Pergament)のヴォーカルに似ていて
少し前から気になっていたのですが
ようやくどういうアーティストなのか調べてみました。

米国・カンサス生まれで現在はロンドンを拠点に活動。
98年にアートとデザインを大学で学ぶため英国に渡っています。
デュオで活動した後、04年にソロ・デビューしています。

もともとはエレクトロニカだったようですが
自作曲のカントリー・ヴァージョンを演奏するために
Piney Gir Country Roadshowを結成し
06年にセカンド・アルバムを出しています。

そして驚いたのが
The Pipettesがブレイクした少し後(06-07年頃)に
The Schla La Lasという4人組ガールズ・バンド(すでに解散)が
少しだけ話題になりましたが
そのメンバーの1人だったようです。

MySpaceを聴くとわかるように
アコースティックなものからカントリー、
エレクトロニカに加えてトロピカルな雰囲気や
60年代的な要素もあって
キュートでなかなか面白い音楽です。

Piney GirことAngela Penhaligonは
普段はアコーディオンかギターを演奏しながら
歌っているようです。

「Great Divide」↓
http://www.youtube.com/watch?v=SCIIbYO1m1A
「Don't Know Why I Feel Like Cryin'」↓
http://www.youtube.com/watch?v=g331jwVsDow
MySpace ↓
http://www.myspace.com/pineygir
オフィシャル・ページ
http://www.pineygir.com/

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Miss Li / Dancing the whole way home

2009-04-26 21:32:11 | レヴュー

見るからに陽気なスウェーデン人女性Miss Liの4枚目。
本名はLinda Carlssonというそうです。
クラシカルな楽器と元気で人懐こいヴォーカルとの
組み合わせで繰り広げられる
ブルーズやジャズを取り入れたキャバレー・ポップです。

先行シングルの「I heard of a girl」を聴いた時に
これまでにないインパクトの強い曲だと思いましたが
今回のアルバムは個々の曲が実に魅力的。
前作まではアルバム通して聴くのは少し辛い部分もありましたが
今作はストリングス・アレンジなどを絡めて
最後まで楽しめる聴きやすい内容になっています。

珍しく(?)じっくりと聴かせてくれる「Is this the end」と
「A daughter or a son」では新境地を開いた感が強く
60年代風の雰囲気の「Bougeois Shangri-La」や
「The boy in the fancy suit」も
持ち前の個性的なヴォーカルが炸裂しながらも
良い具合にまとまったスムーズな曲です。

オープニングの「I heard of a girl」から
最後のちんどん屋風の「Stupid girl」まで、
1曲1曲あっという間に流れていきます。
そして気がつくと、またリプレイしている1枚です。

本音を言うとそれほどは期待していなかったので
嬉しい誤算でした。

「I heard of a girl」↓
http://www.youtube.com/watch?v=73LkRB_DlVo
「Is this the end」↓
http://www.youtube.com/watch?v=XrodCAPrg0A
MySpace ↓
http://www.myspace.com/experiencemissli

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ランチタイムの音楽②

2009-04-25 14:52:14 | トピックス

以前に書いたオールディーズのかかる
和食の店「ふじむら」。
いつも混んでいてなかなか入れないのですが
昨日、少し時間をずらして久しぶりに昼食に行ってきました。

今回注文したのは「牛タンかつ」。
ご飯、味噌汁、メーンの牛タンかつのほか
ニラと油揚げと蓮根のおひたし
糸こんにゃくと挽肉の煮物の小鉢2つが付いて
1000円という価格。

とにかく柔らかい牛タン、
食感もさることながら味も格別でした。
他も一切手抜きがありません。
飲食店ひしめく築地の中にあっても
ここは一味違います。

オールディーズはあまり詳しくないので
昨日流れた曲のうちわかったものは
The Shirelles「Will You Love Me Tomorrow」
Martha & The Vandellas「Heatwave」
Jay and The Americans=写真=「Cara Mia」の3曲だけでした。

The Shirelles「Will You Love Me Tomorrow」
http://www.youtube.com/watch?v=KsghptNBpUw
Martha & The Vandellas「Heatwave」
http://www.youtube.com/watch?v=XE2fnYpwrng
Jay and The Americans「Cara Mia」
http://www.youtube.com/watch?v=1sFy5_kmEi4

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Pinto、セカンドもApple Crumbleさんで

2009-04-24 00:05:00 | トピックス

先週書いたとおり、Apple Crumbleさんで
ファースト・アルバム「Hook Me Up」を手に入れたPinto。

一昨日にHPを見てみたら
セカンド・アルバム「Short Songs About Longing
Are Better Than Long Songs About Shortcomings」が
入荷されていたので、またしてもApple Crumbleさんで購入。
帰宅したら着いていました。

今回は発売日の5月5日よりも約2週間も早く入手。
しかも1155円という信じられない価格で!!
梱包の中には可愛らしいバッジや何やらたくさん入っていました。
本当に音楽とお客への愛が感じられる素敵なショップです。

とりあえず1度通して聴いてみましたが
週末にかけてゆっくりと聴いてみたいと思います。

写真右は一緒に買った
Mr Wright「Diary Of A Fool」です。

コメント (4)
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Two White Horses / ST

2009-04-23 00:07:51 | レヴュー


JakobとLovisaのNyström兄妹(姉弟かも、
相変わらずわかりません)による
Two White Horsesのデビュー・アルバム。

Jakob NyströmはIsolation Years
ヴォーカリストで、バンドの中心人物として活躍、
一方のLovisa Nyströmは
あのHello SaferideことAnnika Norlinの別プロジェクト
Säkert!のメンバーとして
ファースト・アルバムに参加しています。

ごく自然でシンプルなアコースティック・サウンドが中心ですが
アップテンポな曲やダークな雰囲気の曲も
程よく散りばめられていて
アルバムとしてかなりまとまっています。

一番の魅力は曲によっていろんな表情を見せる
2人のヴォーカルに尽きます。

そのヴォーカルはほぼ半分ずつ担当。
どの曲でもデュエットやコーラスの形態で
2人の息の合った歌が楽しめます。
とくに「Statues And Ponds」や「Two White Horses」の
メランコリックな曲でのLovisaの声が光ります。

カヴァー曲は前に書いた
「Tous Les Garçons et Les Filles」(Françoise Hardy)、
「Candy」(El Perro del Mar)、「Super Trouper」(Abba)のほか
「Goin' Back」(Goffin / King)もありました。

MySpace ↓
http://www.myspace.com/2whitehorses

「Good Times Are Gone Forever」↓
http://www.youtube.com/watch?v=rpQ5elHlrnQ
「Face Me Now」↓
http://www.youtube.com/watch?v=DEyNNqWdLGc
「Tous Les Garçons et Les Filles」↓
http://www.youtube.com/watch?v=kxrkFLgmFIc
「Jesus etc」(アルバムには入っていません)↓
http://www.youtube.com/watch?v=YCCvvqhPKME

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Dan Fogelbergの両親

2009-04-22 01:19:45 | トピックス

2、3日前にDan Fogelbergを書きましたが(こちら
その前にWikipediaで驚くべき事実(←大袈裟)を発見したので
それについても触れようと思っていたのですが
見事にすっ飛ばしていました。

彼の母親はスコットランドの移民で
彼の父親はスウェーデンの出
、とのことです。
純アメリカと思っていただけに
かなりの驚きです。
それもスコットランド×スウェーデンとは。

そしてそれを書き忘れていたことを
今頃気付いた自分にも呆れるほど驚いています。

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Maud Lindstrom / Strategivisor for karlekskritiker

2009-04-21 00:03:43 | ジャケ買い

アルバム・タイトルを正確に綴ると
「Strategivisor för kärlekskritiker」。

スウェーデン・ヨーテボリの吟遊詩人で
シンガー・ソングライターのMaud Lindström。
05年の作品で初のフル・アルバム。
フェミニストでバイセクシャルらしいです。

パチンコを手に持ち、ひびの入ったハートが4つ。
ジャケットのイラストに負けてしまい
音楽の方はほとんど聴かずに購入しました。

ジャケットのイメージとはやや違う
ごく普通のアコースティック・ソングです。
スウェーデン語で歌っていて
その語感から受ける印象のせいか
少し不思議な世界です。
Hello Saferideを聴いた後にSäkert!を聴くと
感じるものをここでも感じてしまいます。

MySpaceでも聴ける
レスビアン・セックスを歌っていると思われる
「Hyllningsvisa till lesbiskt sex」という曲が
じっくりと聴かせてくれて良いです。
いろんなタイプの曲がありますが
この曲のようなスローで切ない曲が一番しっくり来ます。

辞書で個々の単語を調べてみても
なかなかズバリと引っかかってくれないので
歌詞の内容がかなり気になります。

MySpace ↓
http://www.myspace.com/maudlindstrom
オフィシャル・ページ ↓
http://www.maudlindstrom.com/
英語でのインタヴュー ↓
http://hem.bredband.net/kappe/maudeng.htm

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