90年代のスウェディッシュ・ブーム期に活躍したインディーズ・バンド、PopsicleのフロントマンだったAndreas Mattssonのソロ・アルバム「The Lawlessness Of The Ruling Classes」です。Hybrisから昨年発売になっています。
Popsicle解散後はVanessa & The O'sなどのプロジェクトとしての活動、02年の「Big Girls Don't Cry」 (ビタースウィート)の映画音楽、楽曲提供などを行っていました。タッキー&翼の「×~ダメ~/Crazy Rainbow」に収録された「EDGE」という曲の作詞・作曲に彼のクレジットがあるのが意外でした。
この初ソロ・アルバムでは作曲から演奏、録音、プロデュースまですべて自身で担当しています。初めて聴いた時は地味な印象でしたが、よく聴いてみると細部まで実に練られた極上のポップソングが並んでいます。捨て曲なしなんていうところではなくて、一瞬たりとも神経の通っていないところはありません。この人のヴォーカルは淡々としていてクールなのですが優しもあります。そんなヴォーカルで、甘いサウンドを甘くなりすぎないように上手にコーティングしてくれています。
かなりオススメの作品ですが、日本では大手流通に乗っていない作品で、Apple Crumble Recordなどごく一部のショップでしか入手できないようです。
So Old It's New ↓
http://www.youtube.com/watch?v=xnXLM6fM0JI
You're Never Lonely When The Band Plays ↓
http://www.youtube.com/watch?v=CLUoIGhpCZg
I Guess I Should Feel Something ↓
http://www.youtube.com/watch?v=KZWwB5-Oo5U