MUSIC IS THE SCENERY

いつも背景には音楽がある。
インディー・ポップ中心の洋楽ブログ。

Al Stewart / The Last Day of June 1934

2009-06-30 23:22:22 | 今日の一曲

きょうは6月30日。
1年のちょうど真ん中、折り返し地点です。
だいぶ以前に書いたAl Stewartの5枚目のアルバム
『Past, Present and Future』(74年)に
「The Last Day of June 1934」という曲があります。

75年前の6月末日、ヒトラー支配下のドイツで
「レーム事件」(長いナイフの夜事件)という
ナチス党内の「反ヒトラー」勢力が粛清される事件がありました。

この曲は事件の起きたその日の
ヨーロッパを舞台にしたどこか物悲しい歌です。
地味なアルバムの中でもかなり地味な曲です。

結局、この事件がひとつの大きな要因となって
第二次世界大戦へと突き進んでいきます。
そんなこととは知らない穏やかなヨーロッパの風景が
描かれていて物悲しいのです。

Singing "All the lonely, so long and so long
You don't know how I long, how I long
You can't hold me, I'm strong now I'm strong
Stronger than your law"


試聴(4曲目)↓
http://www.allmusic.com/cg/amg.dll?p=amg&sql=10:dcfwxq95ldje
歌詞 ↓
http://www.alstewart.com/lyrics/lastdayofjune1934.htm

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

09年上半期ベスト ②

2009-06-30 00:02:14 | ランキング

《新譜・ベスト10》


① El Perro del Mar / Love Is Not Pop
驚きました。多分、年間ベストもこれです。


② Delay Trees / Soft Construction EP
セルフ・リリースとは思えない質の高さ。


③ Miss Li / Dancing the whole way home
いろんなタイプの曲ですが、粒揃いです。


④ Laleh / Me and Simon
アコースティックからオリエンタルまで。


⑤ Pinto / Short Songs About Longing Are Better Than
Long Songs About Shortcomings

相変わらずハートフルな曲とヴォーカル。


⑥ Two White Horses / ST
地味ながら女性ヴォーカルが良いですよ。


⑦ Camera Obscura / My Maudlin Career
初めから終わりまでとにかくポップです。


⑧ Marit Bergman / The Tear Collector
前作と比べダンサブルな曲が増えました。


⑨ Maia Hirasawa / GBGVSSTHLM
まあまあですがファーストには適わない。


⑩ Anna Järvinen / Man Var Bland Molnen
まだ聴き込み足りてませんが良い曲多し。


《旧譜/コンピレーション・ベスト5》


① Frida Hyvönen / Silence Is Wild
だいぶスケールが大きい歌になりました。



② Soda Fountain Rag / It's Rag Time!
ストレートながら意外な切り口のポップ。


③ First Aid Kit / Drunken Trees
存在感のありすぎるティーンエイジャー。


④ Bluetrain / Some Greater Love
ヴェールを脱いだ。それだけで満足です。


⑤ Summerhill / ST
メランコリックで洗練された美麗ポップ。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

09年上半期ベスト ①

2009-06-29 00:16:01 | ランキング

恒例の上半期の締めくくり。
アルバムは明日発表する予定です。


《ベストPV》

♪ Elenette / Jag hatar män
人間嫌いの歌? 鮮やかな色とマトリョーシカに注目。
http://www.youtube.com/watch?v=9HVjkZI1hx0

♪ Peter Bjorn and John / Nothing To Worry About
日本を扱ったヴィデオ。最初見た時は衝撃的でした。
http://www.youtube.com/watch?v=PVniEYCdaoM

♪ Lisa Hannigan / Lille
彼女の兄弟が制作した飛び出す絵本が精巧で凄い。
http://www.youtube.com/watch?v=fyXmp-FiPJo


《ベスト・ソング》

① El Perro del Mar / Gotta Get Smart
まさに天使の歌声。
http://www.youtube.com/watch?v=MauQhj3Rxjg

② Delay Trees / About Brothers
ジワジワと来ます。
http://freedownloads.last.fm/download/235413627/About%2BBrothers.mp3

③ Piroth / Fog Dancers
ハーモニーが秀逸。
http://freedownloads.last.fm/download/306140761/Fog%2BDancers.mp3

④ Montt Mardié / Dancing shoes
イントロが良すぎ。
http://www.youtube.com/watch?v=n8qbQ_I8Cww

⑤ The Embassy / You Tend To Forget
トロピカルな気分。
http://www.youtube.com/watch?v=A_Ahp0NNzCQ

⑥ Laleh / Simon Says
とてもキャッチー。
http://www.youtube.com/watch?v=G3DhrmL_YTI

⑦ Camera Obscura / French Navy
とてもドリーミー。
http://www.youtube.com/watch?v=O3CkfvYMCWM

⑧ Aqua / Back to the 80's
歌詞の中にMJが。
http://www.youtube.com/watch?v=u28doz1rjM4

⑨ The Dreamers / Någon Annan
サラっとシンプル。
http://www.youtube.com/watch?v=80BcGBKFnPo

⑩ Lykke Li / After Laughter (Comes Tears)
じっくり歌います。
http://www.youtube.com/watch?v=4J4N4jFBTmY

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Maia Hirasawaニュー・ヴィデオ

2009-06-28 02:04:13 | トピックス

YouTubeにMaia Hirasawaの新曲
「The Wrong Way」のヴィデオがアップされていました。

セカンド・アルバム「GBGVSSTHLM」からの
セカンド・シングルです

「The Wrong Way」↓
http://www.youtube.com/watch?v=g7y4dXiyS48


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Subliminal SoundsからLisa o Piu

2009-06-28 00:05:59 | 新アーティスト・新曲

DungenのいるSubliminal Soundsから
6月26日にデビュー・アルバム「When this was the future」を
発表したばかりのLisa o Piu。
乗馬の先生になることを夢見たり絵を描いたりしながら
ストックホルム近郊の町で育ったLisa Isakssonのプロジェクトです。
やがてその夢は音楽へと変わっていったそうです。

アコースティック、エレクトリック、12弦の各種ギターのほか
パーカッション、フルート、クラリネット、アコーディオン、メロディカなど
多彩な楽器を使ったフォーキー・サウンドとヴォーカル。
かなり硬質な感じのするフォーク・ミュージックは静謐で癒されます。

アルバムは秋には他の国でも発売されるようですが
Lisaからのコメントでは、夏のサウンドトラックとして陽の沈みかける夕方に
草の上に座って聴いてもらいたい、とのことです。

MySpace ↓
http://www.myspace.com/lisaolillportan
「The Party」↓
http://www.youtube.com/watch?v=N5yF52-Fiuc

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

He's (She's)out of My Life

2009-06-27 00:23:34 | トピックス

昨日は朝から変な1日でした。
朝起きてテレビをつけて最初に流れてきたのが
地元私鉄のまさかのスト決行のニュース。
いやな気分で食事をしていると
今度はマイケル・ジャクソン(Michael Jackson)
呼吸停止で病院に搬送。
まだ半分しか覚めていない頭で
回り道の方法を考えているところに
今度はスト解除のニュース。

やれやれと思いいつものバス停に着いてみると
驚くくらいの人の列。
よくよく考えてみればストが解除して
それから運転手が車庫からバスを出すわけで
それが起点である駅から終点に一度着いて
さらに折り返して最寄りのバス停に到着するまでには
少なくても30-40分はかかるということが
全く考えつきませんでした。

午前中は突発的に入ってきた慣れない仕事に四苦八苦し
何とか終わらせて午後1時半に自分の席について
パソコンを立ち上げると
マイケル・ジャクソン死去のニュース。享年50歳。
朝のニュースを忘れるほどハードな半日でした。

「Thriller」あたりからはまともに聴いていませんが
それでも同世代のスーパースターということには変わりありません。

その後もなんだかんだと落ち着かず
やっとのことで仕事を終えて9時前に地下鉄に乗り込むと
真ん前に立った人が読んでいた日刊ゲンダイの
1面の大見出し「マイケル急死」のすぐ下にある
小さな見出し「F・フォーセットはがんで」にまたまたショック。
「チャーリーズ・エンジェル」の美女のひとり
1970年代のポップ・カルチャーの肖像、
セックスシンボルも享年62歳。

お二方、心からご冥福をお祈りします。

Michael Jackson /
She's out of My Life(あの娘が消えた)↓
http://www.youtube.com/watch?v=qF0o-W5uu8o


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オランダの女性デュオThe Secret Love Parade

2009-06-26 00:32:24 | 新アーティスト・新曲

海外のインディーズ・ブログで紹介されていた
Aino VehmastoとJanna Coomansによる
オランダ・アムステルダムのThe Secret Love Parade。
4月以降に女性デュオを書くのはこれで5組目です。

ギターを中心にしたサウンドに
軽いビートやシンセなどでアクセントをつけて
ドリーミーでメランコリックな
フォーキー・サウンドを聴かせてくれます。
シンプルながら2人のハーモニーも息が合っています。
オルタナの要素も程よく吸収しているせいか
サウンドが締まった感じになっています。
MySpaceで聴ける「The Bachelor」がとくに良いです。

ファースト・アルバムのレコーディングが完了していて
オランダのSnowstar Recordsから
近くリリースされる予定です。

MySpace ↓
http://www.myspace.com/thesecretloveparade

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

jj新曲

2009-06-25 00:55:11 | トピックス

今年3月にSincerely Yoursから
ファーストEP「jj no° 1」を発表して少し話題になっていたjjが
24日に新曲「from africa to málaga」を発売しました。

そしてこの曲がSincerely Yoursのページで
フリー・ダウンロードになっています。

涼しげで爽やか、トロピカルなシンセ・ポップで
The Embassyの「You Tend To Forget」とこの曲があれば
今年の夏は乗り切れそうな気がします。

ダウンロード・ページ ↓
http://www.sincerelyyours.se/yours0113.php

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Cosy RecordingsにSnowbirds

2009-06-24 01:32:02 | トピックス

先日書いたTada tátàとThe Motifsの
作品を発売したCosy RecordingsのMySpaceで
Snowbirdsの曲「Starshine」を発見。
収録アルバムのところに
"from an upcoming compilation"と出てきます。

Snowbirdsのことはあまりよく知らないのですが
90年代英国インディーズのカルト・バンドで
92年にWatercolourから出たフレキシディスク
「Motorcycle Baby」は知る人ぞ知る名曲。
後にThe Sound Of Leamington Spa Vol.3(03年)
にも収録されています。

94年にはWaaaaaahから出た
Les Poissons Solublesとのスプリット7インチBULL 27-0に
2曲が収録されています。
  
そのスプリット7インチの曲がフリー・ダウンロード
できるページがあるのですが
そこには女性ヴォーカリストCharlotte Thakerayの好意で
「Motorcycle Baby」とたくさんのデモが
フリー・ダウンロードになっています。

「Motorcycle Baby」のほか
「Rainy Day Boy」と「Friends」がオススメ。
とくに「Rainy Day Boy」は今の季節にぴったりです。
DIY精神あふれるサウンドで
Cosy Recordingsのアーティストに通じているといえそうです。

検索してみたら、Snowbirdsは
ともにカーディフ大学に通っていたCharlotte Thakerayと
シンガー・ソングライターMatthew White(90年代後半に自殺) の
2人によって結成されたとありました。

ダウンロード・ページ ↓
http://www.bubbyworld.com/waaah/bull27-0.htm
Cosy RecordingsのMySpace ↓
http://www.myspace.com/cosyrecordings

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オスロのJesper Borgen

2009-06-23 00:02:11 | 新アーティスト・新曲

70年代米国西海岸サウンドの影響を受けている
オスロのアーティストJesper Borgen。
シングル「The Radio Song / Stay (Going Under)」が
Dig Musicから6月15日に発売になっています。

現在のところはデジタル・リリースのみのようで
Klicktrackでは早くも好セールスを記録しています。

既にソングライターやプロデューサーとしては
活動しているようです。
今回がファースト・リリースなのかよくわかりませんが
MySpaceでその2曲が聴けます。
どちらも結構しっかりした作りになっていて
もう何曲か聴いてみたいアーティストです。

MySpace ↓
http://www.myspace.com/jesperborgen

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする