今回はEmily Haines & The Soft Skeletonの「Knives Don't Have Your Back」です。
自身のバンドMetricのヴォーカリストとして活動する傍ら、FeistらのいるBroken Social Sceneのメンバーでもありバックヴォーカルを担当しているEmily Hainesのソロ・アルバムです。カナダ、米国の北米では06年秋に発表、ヨーロッパと日本では07年6月のリリースです。
彼女はインド・ニューデリー生まれのカナダ人で、詩人の父親を持ち、TVジャーナリストの姉妹もいるようです。今回の作品をファースト・アルバムといっているところが多いようですが、96年にセルフ・リリースで「Cut in Half and Also Double」を出しているので、厳密に言えばセカンド・アルバムのようです。MetricやBroken Social Sceneのメンバーも参加したThe Soft Skeleton名義のバンドをバックに従えています。
数ヵ月前からHMVの店頭でこのCDを見かけていたのですが、買おう買おうと思いながら少し後回しになってしまいました。
Metricといえばダンサブルなロック・バンドですが、以前聴いたこのバンドの「Combat Baby」のアコースティック・ヴァージョンが気に入っていたので、今回のアルバムもそんな感じなのかなと思っていましたが、バンド編成とはいってもほとんどが彼女のピアノによる弾き語りです。Metricのサウンドも少し暗めでしたが、弾き語りにしたことでかなり暗くなっています。ヴォーカルは歌うというよりは語っているような感じです。
ヴォーカルもサウンドも少しクセがあり初めはかなりとっつきにくさがありましたが、何度か聴くうちに不思議となじんできました。全体的にヒリヒリとしていますが、なにか体全体を包んでくれるような癒しさえ感じられます。このサウンドなしではいられないくらいクセになりそうです。
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Doctor Blind ↓
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Metric「Combat Baby」↓
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