MUSIC IS THE SCENERY

いつも背景には音楽がある。
インディー・ポップ中心の洋楽ブログ。

<トピックス>スウェディッシュ・グラミー受賞者発表

2008-01-10 23:57:31 | アーティスト紹介

スウェディッシュ・グラミーの受賞者が発表になりました。
Salem Al Fakirが4部門で、KentとSäkert!が2部門での受賞となりました。


Best Album: Kent ・Tillbaka till samtiden
Best Dance/Hip-Hop/Soul: Adam Tensta ・It's a Tensta thing
Best Folk/Visa: Sofia Karlsson ・Visor från vinden
Best Group: Kent ・Tillbaka till samtiden
Best Hard-rock: Mustasch ・Latest version of the truth
Best Jazz: Rigmor Gustafsson ・Alone with you
Best Songwriter: Salem Al Fakir ・This is who I am
Best Female Artist: Säkert! ・Säkert!
Best Male Artist: Salem Al Fakir ・This is who I am
Best Live Act: The Hives
Best Song: Lars Winnerbäck w/Miss Li ・Om du lämnade mig nu
Best Lyrics: Annika Norlin ・Säkert!
Best Newcomer: Salem Al Fakir ・This is who I am
Best Producer: Salem Al Fakir ・This is who I am
MTV-Prize for Best Video: Johan Serberg (Familjen ・Det snurrar I min skalle)
Export Prize: Bloodshy & Avant


Salem Al Fakir「This Is Who I Am」↓
http://www.youtube.com/watch?v=G0w9zpy7jy0

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<アーティスト35>80年代の女性ロッカー、Pat Benatar

2007-07-20 01:50:37 | アーティスト紹介
3オクターブ半のパワフルで透き通った歌声を持つ米ニューヨーク州ブルックリン出身の女性シンガーで、1980年に創設されたグラミー賞女性ロック・ヴォーカリスト部門の初代受賞者。以後4年連続でこの賞を獲得する、当時ではまだ珍しい女性ロック・シンガーです。

79年にファースト・アルバム「In the Heat of the Night」を発表、そこから「Heartbreaker」「We Live for Love」の2曲が全米トップ30に入るヒットとなります。このアルバムは全体的にロック色が強いものの、いろいろなタイプの曲がありまだイメージは固まっていません。
続く80年のセカンド・アルバム「Crimes of Passion」【写真】が全米2位となり、トップ10ヒットとなる「Hit Me with Your Best Shot」(強気で愛して)など3曲のシングル・ヒットを飛ばします。このアルバムでは彼女のヴォーカルも進歩しているほか、後に彼女の旦那となるリード・ギタリストNeil Giraldo(当時はNeil Geraldoの表記、愛称Spyder)のギターが気持ちよいほど冴え渡っています。この人は名ギタリストとして語られることはあまりないですが、個人的には当時はかなり存在感があるギター・サウンドでした。81年に全米No.1となったRick Springfieldの「Jessie's Girl」のギターもカッコイイなと思ったら、やはりこの人が弾いていました。

この後は81年のサード・アルバム「Precious Time」がアルバム・チャート1位を獲得、シングルでは83年の「Love Is a Battlefield」が5位、84年の「We Belong」も最高位5位を記録しますが、徐々にロック・ヴォーカリストという枠を崩してより幅の広いシンガーへと変貌を遂げていきます。

多分怖いイメージがあるのだと思いますが、なぜかこの人は日本では当時も現在も人気は今ひとつです。セカンド・アルバムの「Crimes of Passion」あたりを通して聴いてみれば魅力がわかるのになあ、と思います。
そしてサード・アルバムまではカヴァー曲も結構目立ちますが、その選曲の良さも光るのですが・・・。「I Need a Lover」(John Cougar Mellencamp)、「Rated X」(Nick Gilder)、「Don't Let It Show」(Alan Parsons)、「You Better Run」(The Rascals)、「Wuthering Heights」(Kate Bush)、「Helter Skelter」(The Beatles)などなど。

Hit Me with Your Best Shot↓
http://www.youtube.com/watch?v=IxpiobfJKTg
I'm Gonna Follow You↓
http://www.youtube.com/watch?v=bBeMt5cp1_I
My Clone Sleeps Alone↓
http://www.youtube.com/watch?v=Wm0cRzhZaBc
Precious Time↓
http://www.youtube.com/watch?v=RnSWQpn3whA
We Belong↓
http://www.youtube.com/watch?v=MjE7tJxr8PE
Jessie's Girl(Rick Springfield)↓
http://www.youtube.com/watch?v=EJhFePusUr4

<Pat Benatarマイ・ベスト5>
① Hit Me with Your Best Shot
② I'm Gonna Follow You
③ My Clone Sleeps Alone
④ Precious Time
⑤ We Belong
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<アーティスト34>隠し球的フェイヴァリット・バンド「Tales Of Jenny」

2007-06-13 00:01:30 | アーティスト紹介
このブログで紹介してきたアーティストの中で、今回のTales Of Jennyがおそらく一番マイナーです。というのも彼らは04年に7曲のデモをレコーディングしただけで、現在までCD化はもちろん目立った動きが全くないのです。どうやら現在、活動休止中のようです。

彼らはLadybird Ladybirdというバンドを母体にした英国・ヨークの男女5人組で、03年に結成しています。2年前に偶然、海外のMP3ブログで紹介されていた記事を見てMP3を試聴して以来、かなり気になる存在だったのですが、その後HPを見ても新しい動きがない状態が続いています。

音楽はかなりナイーヴなギターポップといった感じで、ベルセバあたり好きな人にはオススメのサウンドです。7曲を聴いた限りではどの曲も個人的にはツボです。一応HPも更新切れにならずに維持されているようで、またMySpaceもあるので、活動の再開が熱望されるところです。

HPの「sounds」をクリックすると全7曲の試聴、右クリックでMP3のダウンロードができます。ぜひ聴いてみてください。

Tales Of JennyのHP↓
http://www.talesofjenny.co.uk/
「Trotsky Of Our Time」のライヴ映像↓
http://www.youtube.com/watch?v=SFb9OrfS0dU
Tales Of JennyのMySpace(HPと同じ曲ですが)↓
http://www.myspace.com/talesofjenny

<Tales Of Jenny マイ・ベスト3>
① Tuesday Girl
② Trotsky Of Our Time
③ Eye For Ivy
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<アーティスト33>ちょっぴり恥ずかしい「Cheryl Ladd」

2007-06-06 02:34:07 | アーティスト紹介
Cheryl Ladd(シェリル・ラッド)は、TV版「チャーリーズ・エンジェル」の人です。そしてVSOPのTV・CMの人です。しかし最初に知ったのは歌手としてでした。というのも、この人が初めて出た「チャーリーズ・エンジェル」シーズン2は米国では77-78年の放映でしたが、日本では1年遅れの78年秋からでした。
当時はラジオのビルボード・カウントダウン番組「全米トップ40」をほぼ毎週欠かさずに聴いていましたが、Cheryl Laddのデビュー曲「Think It Over」(天使のためいき)がチャートインしたのが78年8月26日のことで37位でした。最高位が9月9日付で34位、わずか3週間だけのランクインです。
この曲は88年の「Piano In The Dark」で有名なカナダの黒人シンガー・ソングライターBrenda Russellの作品で、Brenda自身の79年のファースト・アルバムにも収録されています。そしてこれ以後、米国ではCheryl Laddの曲がヒットチャートに入ってくることは2度とありませんでした。
日本ではアルバムを2枚出した後、VSOP絡みで80年に「Where Is Someone To Love Me」(ダンシング・アメリカン) がヒットします。ちなみにこの曲以降の作品は日本のみの発売で、米国ではリリースされていないようです。

「チャーリーズ・エンジェル」は、降板したFarrah Fawcett-Majorsの妹役という設定でシーズン2から最後のシーズン5までずっと出演しますが、シーズン2ではこの人が歌うシーンが幾度となく出てきています。少しハスキーな声で、体が小さい割にはパンチのある歌を聴かせてくれました。アーティストというには少し恥ずかしいですが、耳と目の両方で楽しませてくれたシンガーです。
写真はアメリカのファンクラブの会員認定証です。あ、これまた恥ずかしいですな(ボスレー風に)。

ファンによるMySpace↓
http://www.myspace.com/cherylladdfan
公式サイト。かなりの曲が聴けてDLもできます↓
http://www.cherylladd.com/music.html
初めて撃った時の映像です↓
http://www.youtube.com/watch?v=H_c-TCBRCuc

<Cheryl Ladd マイ・ベスト5>
①Lady Gray
②Think It Over
③Dance Forever
④Walking In The Rain
⑤Better Days
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<アーティスト32>なぜか今、英国で「Dr. Hook」

2007-04-25 02:54:12 | アーティスト紹介
78年から83年ころまではチャートの虫でした。当時、毎週土曜の夜に湯川れい子さんの進行による「全米トップ40」というラジオ関東(現ラジオ日本)の番組がありました。ビルボード誌のヒットチャートを基にした、アメリカ製作のカウントダウン番組の日本版なのですが、毎週40位から1位までノートに書き込み、それを大事に保管していました。

ちょうどその時期に活動した忘れられないアーティストで、いかにもアメリカといった感じのカントリー風味のポップ・ソングで次々にヒットを飛ばした「Dr. Hook」というグループがありました。なぜ今Dr. Hookなのかというと、たまたま見た今年3月の英国のアルバム・チャートにこの人たちの「Dr. Hook Hits And History」というDVD付きのベスト・アルバムが14位に入っていたからです。

Dr. Hookは、シンガー・ソングライターDennis Locorriereとアラバマ生まれのアイパッチを付けたRay Sawyerを中心にしたニュージャージー州ユニオン・シティのバンドで、当初はDr. Hook & The Medicine Showの名前でまず72年に「Sylvia's Mother」、翌73年には"ローリングストーン誌の表紙をかざってやるぜ"と歌った「The Cover Of The Rolling Stone」のコミカルな2曲を立て続けにシングル・チャートの5位と6位に送り込んでいます。しばらくのスランプの後Dr. Hookと改名してほのぼのポップス路線に変更、76年にSam Cookeの曲「Only Sixteen」(6位)、「A Little Bit More」 (11位)のヒットを飛ばしています。
そしてまた低迷期が来ましたが、私が「全米トップ40」を聴き始めた後には、80年代の初めまで次のようにコンスタントにヒット曲を生んでいます。
Sharing The Night Together(79年6位)
When You're In Love With A Beautiful Woman(79年6位)
Better Love Next Time(80年12位)
Girls Can Get It(80年34位)
Sexy Eyes(80年5位)
Baby Makes Her Blue Jeans Talk(82年25位)

シングルの好調さとは裏腹に、アルバムが全く売れない人たちでもありました。日本ではもっとひどいことに、これだけ米国で売れていてもほとんど無視状態でした。当時は全米でトップ40に入った曲の9割くらいが日本でもシングル発売されていたのですが、78年の「Sharing The Night Together」(めぐり逢う夜) の日本発売が決まったのはトップ10に入った後という有様です。まあ日本では受け入れにくい音楽だったのでしょうが、あまりこの人たちのファンという人を見た記憶もありませんでした。続く「When You're In Love With A Beautiful Woman」(素敵な娘に出会ったら)は少し調子のいい分かりやすい曲だったのでそこそこ話題になりましたが、その後もかなり地味な存在でした。

ところで気になったので英国チャートを見たところ
Sylvias Mother(72年2位)
A Little Bit More(76年5位)
If Not You(76年5位)
When You're In Love With A Beautiful Woman(79年1位)
Better Love Next Time(80年8位)
Sexy Eyes(80年4位)
となっています。

アルバム・チャートでは、90年代以降のベストものだけでも
Dr. Hook Completely Hooked - The Best Of Dr. Hook(92年3位)
Dr. Hook Love Songs(99年8位)
Dr. Hook Hits And History(07年14位)
と、理由はわかりませんが、なぜか英国の人気の方が高いようです。アメリカ的な音楽なだけにかなり不思議な気がします。

上のジャケット写真のとおり本当に心温まる良い曲がたくさんあるので、ぜひ多くの人に聴いてもらいたいものです。

Sharing The Night Together↓
http://www.youtube.com/watch?v=6IkNx2bDpzM
When You're In Love With A Beautiful Woman↓
http://www.youtube.com/watch?v=X9m6H3KL1FM
The Cover Of The Rolling Stone↓
http://www.youtube.com/watch?v=wGsl0IXPZGI

<Dr. Hook マイ・ベスト5>
①Sharing The Night Together
②Better Love Next Time
③Only Sixteen
④A Little Bit More
⑤When You're In Love With A Beautiful Woman
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<アーティスト31>フレンチな「Mikado」

2007-04-01 17:14:07 | アーティスト紹介
前回紹介したシエスタのコンピ「Expreso」でもう1曲耳を惹いたのは、14曲目のBien「Soleil d'Automne」という曲でした。アンニュイな雰囲気の中にも明るい日が差すような曲で、囁くような女性のヴォーカルが印象的でした。どこか昔聴いたような懐かしさを覚えたのですが、調べてみるとそれもそのはず、その声の持ち主は80年代に日本で人気のあったMikadoのPascaleでした。

MikadoはGregori Czerkinsky(パーカッション&エレクトロニクス)とPascale Borel(ヴォーカル&作詞)によるフランス人男女デュオで、シャンソンやフレンチポップを軽いテクノポップで味付けしたサウンドにPascaleの囁き系のヴォーカルが乗る、なんともシンプルで優しいのに不思議な音楽でした。上の写真のジャケットのように、淡くて明るい色彩の中にエキゾチックな部分が同居するような感じです。
彼らは82年にベルギーのクレプスキュールからマキシ・シングルでデビューします。84年にはレーベルのフェスティヴァルのため来日。翌85年に日本のテイチク傘下のノンスタンダードからファーストにして唯一のアルバム「Mikado」を、元YMOの細野晴臣のプロデュースでリリースします。細野はこの2人に相当惚れ込んだようで、「やりたかったのに一番やり残してしまったキュートな音楽」という趣旨のコメントをライナーに書いています。

その後消えてしまったわけですが、解散後の2人は、Gregoriはカヒミ・カリィへの楽曲提供やプロデュースなどの活動をした後に、98年にCzerkinskyの名前でドイツのレーベルからソロ・アルバムを発表して少し話題になりました。一方のPascaleは詞の提供が中心だったようで、自身の作品としては4人組のBienのヴォーカリストとして97年にシングルを1枚シエスタから出しただけです。
98年にはMikadoの編集盤「Forever」がフランスの有力レーベルLe Village Vertからリリースされています。
今でもフレンチポップというと、なぜか真っ先にこの2人を思い浮かべてしまいます。

MikadoのMySpace↓
http://www.myspace.com/czmikado
Mikadoの東京ライブ映像↓
http://www.youtube.com/watch?v=aab6idOEkDw
Bienの試聴↓
http://www.siesta.es/pags/disco.asp?codigoSiesta=43

<Mikado マイ・ベスト5>
①L'exotisme
②Carnaval(哀しみのカーナヴァル)
③Anita
④Naufrage En Hiver(冬のノフラージュ)
⑤Au Jeu Du Mikado
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<ニュース / アーティスト30>Lucky Soul、4月にアルバム

2007-02-18 02:48:07 | アーティスト紹介
ロンドンのグリニッジを拠点とする6人組Lucky Soul、タイのレーベルから編集盤をリリースしたばかりの彼らですが、いよいよ4月9日にはデビュー・アルバム「The Great Unwanted」がリリースされるようです。

Quince Recordsのページによると、男性4人で活動していたところに、有名書店の心理本コーナーで最高のヴォーカリストAliと運命的な出会いを果たして(ありがちなパターンです)、2005年6月にThe Pipettesの参加するイべントで正式にライヴ・デビューした、とあります。
06年には「My Brittle Heart/Give Me Love」「Lips Are Unhappy」「Ain't Never Been Cool」の3枚のシングルを立て続けに発表、Phil SpectorやMotownを意識したサウンドとAliのかわいいヴォーカルで一部のリスナーの心をつかみました。そしてタイの編集盤の後は今回のアルバムリリースのニュースです。

サウンドだけではなく見た目も60'sで決めたアイドル路線のバンドではありますが、Ali嬢の甘ったるいだけではなく澄んだ高音ヴォーカルはなかなか魅力的です。The PipettesをソフトにしてThe Cardigansも少し入ったようなこのバンド、アルバムの楽曲の出来しだいでは大化けする可能性もありそうです。
Myspaceにその収録曲と思われる曲が追加されています。ジャケットもアップされています。

<Lucky Soul マイ・ベスト5>
①Lips Are Unhappy
②Struck Dumb
③My Brittle Heart
④Ain't Never Been Cool
⑤Give Me Love
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29 スウェーデンのキューティー・ポップ、Hello Saferide

2006-12-10 21:56:39 | アーティスト紹介
ジャケットを先に見ていたら、おそらくSuzanne Vega、Beth Ortonなんていう人たちを想像したと思います。この人の場合はネット上で音から先に入ったので、思ったより美人だというのがジャケットを見ての第一印象です。
曲はSuzanneらと似た部分もありますが、もっと元気でポップで良い意味でインディーズです。そしてYouTubeで何曲か見ましたが、なかなかノリが良いです。

Hello SaferideというのはAnnika Norlinというジャケットの女性のソロ・ユニットです。スウェーデンはソロ・ユニットというのが流行っているようで、前に紹介したEl Perro Del Marのほか、女性では美声のFriday Bridgeという人もいます。
男性ではLoveninjasやHappy Go Luckyという人たちが、バンドのような名前ですが実はひとりです。

Hello Saferideは昨年シングル2枚とファースト・アルバムを発表し、今年は6曲入りと5曲入りのEPを出しています。その5曲入りEP「Would You Let Me Play This EP Ten Times A Day?」は、スウェーデンのチャートで6月23日付4位初登場を記録しています。10月には来日し小規模のライヴも行ったようです。
それにしてもユニット名は「こんにちは、安全運転」、EPのタイトルは「このEPを1日に10回掛けさせていただけますか?」、昨年のセカンド・シングルは「 If I Don’t Write This Song, Someone I Love Will Die」(もし私がこの歌を書かなかったら私の愛する誰かが死んでしまう)と、なかなかユニークです。

そして今度はレーベルのクリスマス・コンピレーションに参加し「I-Pod X-mas」という元気なクリスマス・ソングを歌っています。
昨年はEl Perro Del Marの「Oh What A Christmas」という素敵な曲がありましたが、今年はこの曲で決まりです。

http://www.hellosaferide.com/
http://www.razziarecords.se/audio_video.asp
http://www.youtube.com/watch?v=eHTcwzQ0qHs
http://www.youtube.com/watch?v=a_SonJUI8Gc

<私の選んだHello Saferideベスト5>
1 If I Don’t Write This Song, Someone I Love Will Die
2 San Francisco
3 My Best Friend
4 2006
5 I-Pod X-mas
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28 グラスゴーのドリーミーポップ・バンド、Camera Obscura

2006-09-17 19:14:17 | アーティスト紹介
 96年結成のグラスゴーのバンドで、ベル・アンド・セバスチャンの妹分的存在。結成当初は7人組だったが、現在は6人。今年6月に3枚目のアルバム「Let's Get Out Of This Country」を発表。同郷のロイド・コールへのオマージュ・ソングでシングル曲の「Lloyd, I'm Ready To Be Heartbroken」(ロイド・コール・アンド・ザ・コモーションズ時代に「Are You Ready To Be Heartbroken?」という曲がある)で始まるこのアルバムは、04年の前作「Under Achievers Please Try Harder」でも顕著だった60年代風のサウンドをより一層際立たせたものに仕上がっている。最近の動きとしてザ・ピペッツ、エル・ペッロ・デル・マールなどもそうだったように、女性ヴォーカルによる50-60年代風のサウンドがインディーズ・シーンのひとつのブームになっているようだ。
 このバンドの魅力は、どこか機嫌が悪そうな表情で歌うトレイシー・アンのドリーミーで心温まるヴォーカルと、キュートでほんわかとしたメロディにストリングスやホーンなどを使ったきれいなサウンドが重なるところ。曲の盛り上げ方もなかなか。技術的にはデビュー当初から素人っぽさが目立ったが、今作あたりではかなり堂に入ってきた印象だ。個人的には、ファースト・アルバムに収録され故ジョン・ピール氏もお気に入りだった「Eighties Fan」、05年のシングル「I Love My Jean」がオススメ。かなりクセになりそうなサウンド。また、PVもかなり楽しめる内容になっているので、興味のある方はYouTubeへ。

<私の選んだCamera Obscuraベスト5>
1 Eighties Fan
2 I Love My Jean
3 A Sisters Social Agony
4 Tears For Affairs
5 Teenager
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27 アメリカの孤高の詩人、Dan Fogelberg

2006-09-11 02:07:27 | アーティスト紹介
 73年にアルバム「Home Free」でデビュー。翌年のジョー・ウォルシュがプロデュースの「Souvenirs」で注目を集める。その後順調にアルバムをリリースし、79年の6作目「Phoenix」とシングル「Longer」(80年3月に全米2位)のヒットで人気を決定付ける。81年のアルバム「The Innocent Age」からは先行シングルの「Same Old Lang Syne」を含め4曲のトップ20ヒットを生み、うち3曲がトップ10に入る。
 都会の生活を嫌いコロラドに住み続ける彼の音楽は、ナイーヴで温かく透明感がある品の良い曲が多い。しかし、当時のシンガーソングライターにありがちだった、ただ甘く優しく歌うだけではなく、ロック調の曲が歌えることも大きな特徴。アルバム単位で聴いてもヴァリエーションがあり、なかなか飽きさせない。
 澄んだメロディと美しい詞を持つ「Longer」と、クリスマスイヴに食料品店で偶然昔の恋人に出くわした時のことを歌った「Same Old Lang Syne」の2曲は、現在でも名曲として多くのオムニバス盤に収録されている。

<私の選んだDan Fogelbergベスト5>
1 Same Old Lang Syne
2 Leader Of The Band
3 Longer
4 Part Of The Plan
5 Times Like These
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