MUSIC IS THE SCENERY

いつも背景には音楽がある。
インディー・ポップ中心の洋楽ブログ。

<トピックス>Sakert!がHello Saferideをカヴァー

2007-08-31 01:17:14 | トピックス
昨年の夏にスウェーデンのシングル・チャートで4位の大ヒットになったHello Saferideの「2006」を、Säkert!がライヴでカヴァーした映像がYouTubeにアップされています。 どちらもシンガー・ソングライターAnnika Norlinのソロ・ユニットなので、セルフ・カヴァーという形ですが、名前が2つあるので少し複雑です。Säkert!はスウェーデン語で歌うというのがコンセプトなので、当然スウェーデン語の歌詞で歌っています。 この曲は2006年の新年を迎えての決意のようなものを、少々へんてこりんな形で歌っています。
Säkert!「2006」ライヴ映像 ↓
http://www.youtube.com/watch?v=Qb-yw630wmI
Hello Saferide「2006」PV ↓ (モデルは本人ではありません) http://www.youtube.com/watch?v=8eUsmyu22BU
Hello Saferide「2006」ライヴ映像 ↓
http://www.youtube.com/watch?v=eJzM4aPpvkg
Säkert!のMySpace ↓
http://www.myspace.com/sakert
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<トピックス>Shackベスト・アルバム発売

2007-08-30 01:54:45 | トピックス
80年代前半にThe Pale Fountainsで活躍した、MichaelとJohnのHead兄弟を中心としたリヴァプールの4人組、Shack初のベスト・アルバム「Time Machine」が来月発売になります。

88年の結成ながら90年代にはいろいろなトラブルに見舞われ、オリジナル・アルバムは19年間で5枚という寡作ぶりですが、今回の作品はファースト・アルバム以降のシングル2曲とアルバム4枚からの選曲、プラス新曲2曲の全17曲が収録されています。

ファースト・アルバム「Zilch」とサード・アルバム発表後のシングル「Oscar」は漏れていますが、名曲「Comedy」と「Undecided」が収録されているのが嬉しい限りです。初期のThe Pale Fountains時代とは一味違った、渋みのある大人のアコースティック・ミュージックを聴かせてくれます。

ShackのMySpace ↓
http://www.myspace.com/shacktheband
I Know You Well ↓
http://www.youtube.com/watch?v=0gEWDm-5gbE
Cup Of Tea ↓
http://www.youtube.com/watch?v=K7rSwbNUnEE
Butterfly ↓
http://www.youtube.com/watch?v=BfinhR6dlvA
オフィシャル・ページ ↓
http://www.shacktheband.com/
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<この1枚>The Monochrome Set「The Lost Weekend」

2007-08-29 02:44:03 | この1枚
初めて彼らをリアルタイムで聴いたのが85年のこの作品です。その後、初期の作品も遡って聴きましたが、一番耳に合ったのがこれです。「The Jet Set Junta」などで聴けるLester Squareのギターももちろん素敵ですが、このアルバムで見せるBidのポップ感覚が好きです。

シングルになった「Jacob's Ladder」「Wallflower」ももちろん良いのですが、それ以上に「Starry Nowhere」「Letter From Viola」のスロー・ナンバーが光ります。初期には見られなかったタイプの曲です。新メンバーのギタリストJames Fosterのギターも悪くありません。

彼らは結局、このアルバムの後一度解散してしまい、その後の再結成後の評価は今ひとつですが、「Dante's Casino」にも「Up」というスローの美しい曲がありました。

そういえばこのアルバムが出た85年には、Lloyd Cole & The Commotionsのセカンド「Easy Pieces」も出されていて、そこから「Lost Weekend」という面白い歌詞の曲がシングルになっています。

Jacob's Ladder ↓
http://www.youtube.com/watch?v=bqOGSjA2HPY
(参考)The Jet Set Junta ↓
http://www.youtube.com/watch?v=hpyhQK_3AdU
(参考)Eine Symphonie des Grauens ↓
http://www.youtube.com/watch?v=TrGe6n7T7DA
Lloyd Cole & The Commotions「Lost Weekend」↓
http://www.youtube.com/watch?v=Qbkb7cWbiAY
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<トピックス>El Perro Del Marニュー・ヴィデオ

2007-08-28 02:30:06 | トピックス
ニュー・ヴィデオとはいっても新曲ではありません。04年4月にMP3リリースされた初期の曲で、ファースト・アルバムにも収録されていた「Party」です。

Emily Degrootという人(おそらく映像作家)が制作したようで、少しミステリアスな映像です。YouTubeにアップされています。
http://www.youtube.com/watch?v=xoD9K8pUPzI

とても可愛らしい今年3月のニューヨークでのライヴ映像もついでに。
http://www.youtube.com/watch?v=6uyQm6fbWS0
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ネットで見つけた新アーティスト

2007-08-27 23:58:36 | 新アーティスト・新曲
今回は最近見つけた海外のブログ、Hits In The Carで紹介されていたアーティストのうちの3組です。

Oliver North Boy Choir 【写真】
OMDの「Enola Gay」のカヴァーもしているデンマークの3ピース・バンド。少しチープなエレポップですが、女性ヴォーカルCamillaのウィスパー・ヴォイスがいい感じです。古くはNorthern Picture Library、最近のアーティストではFriday Bridgeに少し似ています。MySpaceの「Adrenaline」という曲は、本当に分泌しまくっています。
http://www.myspace.com/olivernorthboychoir
採点:★★★★★★★★☆☆

Munich
02年結成のデンマークの5人組。MySpaceで4曲ダウンロードできますが、この中で男女ツイン・ヴォーカルの「The Young Ones」という曲がずば抜けて良いです。Hits In The Carでも紹介されていた曲です。
http://www.myspace.com/munichdk
採点:★★★★★★★☆☆☆

Daylight
インドネシアのバンドは特徴があります。「The Morning Call」という曲を聴いて多分インドネシアだろうと思ってMySpaceを探したら、案の定そうでした。西ジャワの5人組新人バンドです。この曲の独特の開放感がAnnemarieにそっくりです。他の2曲は少し違った感じですが、こちらもまずまずです。
http://www.myspace.com/daylighttheband
採点:★★★★★★☆☆☆☆
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<レヴュー>Boat Club「Caught The Breeze」

2007-08-25 20:39:31 | レヴュー
残された夏の暑さもこのCDがあれば乗り切れそうです。

Boat Clubは、ファクトリーや4ADなど英国のニューウェイヴ、エレポップからの影響が強そうなスウェーデン・Gothenburgの2人組。今年初めにI Wish I Was Unpopular Recordsから出された2曲入り3インチの曲も収めた、Luxuryというレーベルから発売された6曲入りセカンド・シングルです。北欧・スウェーデン、バンド名のBoat ClubとCDタイトル、そして写真のジャケットから連想した通りのサウンドです。

涼しげなエレクトロニクス・サウンドと、かなりキラキラ感を強調したギター・サウンド、そしてどことなく南国を感じさせるパーカッションの音、添え物的ながらもそれらによく合ったヴォーカルが一体となっています。どちらかというと夏の夜にワイングラスなどを傾けながら聴きたい音楽です。

しかし同時にこの音楽が80年頃のクロスオーバー・イレブンから流れてきても、きっと違和感はないと思います。

MySpaceで6曲中3曲が聴けます ↓
http://www.myspace.com/boatclub
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<この1枚>Dan Fogelberg「The Innocent Age」

2007-08-24 01:32:01 | この1枚
人気が出てからも都会に出ずにコロラドの山奥に住み続けた、孤高のシンガー・ソングライターの1981年発表の7作目となる2枚組アルバムで、学生時代の愛聴盤の1枚です。8月22日に初回限定紙ジャケット仕様、2007年DSDマスタリングで再発になりました。

79年の前作「Phoenix」と、そこからの大ヒット・シングル「Longer」(全米2位)で成功を手に入れた彼が放った最高傑作で、昔の恋人とクリスマス・イヴに偶然出会う「Same Old Lang Syne」(9位)、「Hard to Say」(7位)、父親に宛てた「Leader Of The Band」(9位)、ケンタッキー・ダービーのための曲「Run For The Roses」(18位)の4曲のヒット曲を生んでいます。

先行シングルとなった「Same Old Lang Syne」は80年のクリスマス・ソングで、ちょうどJohn Lennonが凶弾に倒れた時期のヒット曲でした。その後少し問題があったようで、結局アルバム発売は翌81年の夏まで待たされました。

Dan Fogelbergは70年代のシンガー・ソングライターの中では下積みが長く、少し遅れて登場してきた感が強いですが、この「The Innocent Age」の充実ぶりは大したもので、ヒットした4曲以外にも素朴な良い曲がたくさん詰まっています。フォーク系としてはロックも歌えるのが強みです。

参加アーティストも錚々たる顔ぶれで、「Same Old Lang Syne」のラストにはMichael Breckerのサックスによる「Old Lang Syne」(蛍の光)が、「Only The Heart May Know」ではEmmylou Harrisとのデュエットが聴けます。他にもDon Henley、Joni Mitchell、Richie Furay、Chris Hillman、Glenn Frey、Russ Kunkel、Tom Scottらが名を連ねています。

このアルバムにはタイトルにぴったりの詩の一節が添えられています。

Man's youth is a wonderful thing:
It is so full of anguish and of magic
and he never comes to know it as it is, until
it has gone from him forever
-Thomas Wolfe

確かに、今になってみると痛いほどよく分かります。

Same Old Lang Syne ↓
http://www.youtube.com/watch?v=2NmdFgFyhnk
Leader Of The Band ↓
http://www.youtube.com/watch?v=s1_0PC8gPAM
Run For The Roses ↓
http://www.youtube.com/watch?v=UVIxMvBNMFc
Only The Heart May Know(with Emmylou Harris)↓
http://www.youtube.com/watch?v=921_X-vSm9I
Ghosts ↓
http://www.youtube.com/watch?v=hxyaVfo9n5I
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<アルバム・レヴュー>Emmon「The Art And The Evil」

2007-08-23 23:40:25 | レヴュー
スウェーデンのダンス・ポップ・バンド、ParisのキーボーディストでもあるEmma Nylénのソロ・プロジェクトで、ディスコの要素を持つエレクトロ・ポップです。少し前に一度紹介していますが、CDがなかなか見つからず、今回Apple Crumble Recordさんに取り寄せていただきました。

Emmonとしての活動は01年からスタートしていたようですが、「The Art And The Evil」は今年2月に発表されたファースト・アルバムです。サウンドもジャケット・デザインのようにかなりクールでスタイリッシュですが、New Order、Pet Shop Boysなど80年代アーティストからの影響が強そうで、時折見せるチープさが何ともいえぬ大きな魅力です。

昨年秋発売の「Wake Up Time」、今年春の「Rock D'amour」と、シングルにもなった2曲の出来の良さが目立ちますが、他の曲も粒揃いでなかなか飽きさせないアルバムになっています。とくにウィスパリング・ヴォイスで歌う「Rock D'amour」は気に入りました。この曲はギター・サウンドもなかなか良いです。

彼女は少し前からDJとしても活動しているようで、The Knife、Melody Club、Soviacなどのリミックスも手掛けているようです。

Rock D'amour ↓
http://www.youtube.com/watch?v=uJelCgh2s48
High Horses ↓
http://www.youtube.com/watch?v=GR4MuWQPPzI
My Space ↓
http://www.myspace.com/emmonmusic
オフィシャル・ページ ↓
http://web.comhem.se/~u72655251/main.htm
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<アルバム・レヴュー>Friday Bridge「Intricacy」

2007-08-21 23:42:30 | レヴュー
久しぶりにApple Crumble Recordさんで買い物をし、昨日CDが4枚届きました。
Friday Bridgeは、This Year's Modelというスウェーデンのバンドの紅一点キーボーディストYlva Lindbergによるポップ・プロジェクトです。今年になってこのブログで2、3度取り上げていますが、実は2年ほど前に「The Lady Julie」という曲を聴いて以来ハイトーン・ヴォイスが強く印象に残っていました。
今年の5月に初のフル・アルバムを発表していますが、その時は音楽的にはどうかなという気がしたので見送っていました。そして今回何となく注文して、4枚届いたCDの中で一番期待していなかったのがこのアルバムだったのですが、良い意味で裏切られました。
細くて高い声なのですが、キュートというよりはエレガントです。肝心のサウンドはオーケストレイションを使った軽いエレポップで、どの曲もよく練られています。ソングライティングというよりはアレンジ・センスの良さがにじみ出ている感じです。とくに「Love And Nostalgia」はタイトルの通り甘さと酸っぱさを備えた極上のエレポップです。きょう1日でこの曲を10回以上は聴きました。他の曲も予想以上にヴァラエティーに富んでいて、フランス語で歌う曲も何曲かあります。
ジャケットといいサウンドといい写真に納まる彼女の姿といい、何となく美意識を感じます。オフィシャル・ページやMySpaceにはFriday Bridge4カ条のようなものも掲載されていたりします。 MySpaceにもある「The End Of The Affair」という曲が収録されていますが、なぜか手持ちのCDでこのタイトルの曲はこれが実に5曲目です(他はWeekend、The Field Mice、Marine Research、Club 8)。そんなにベタでもないのになぜか最多です。どうでもいいことですが・・・。
MySpace↓
http://www.myspace.com/fridaybridge
全曲フル試聴できます↓
http://www.klicktrack.com/shop/release.jsp?r=33427
オフィシャル・ページ↓
http://www.fridaybridge.net/
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<この1枚>Virginia Astley「Tender」

2007-08-19 22:10:52 | この1枚
すでに最新のアルバム「Had I The Heaven」が発表されてから10年以上が経っています。現在、彼女の作品で市場に流通しているものはインストのファースト・アルバム「From Gardens Where We Feel Secure」だけです。このアルバムの中の「A Summer Long Since Passed」という曲は、05年のアメリカ映画「Me And You And Everyone We Know」(君とボクの虹色の世界)でも使われています。しかし、彼女のきれいなソプラノのヴォーカルが聴けるその後の4作品は、いずれも世界的に廃盤というひどい状況が続いています。

彼女の作品で一般的に一番有名なのは坂本龍一プロデュース、David Sylvian参加のサード・アルバム「Hope In A Darkened Heart」(86年)だと思いますが、コアなファンならばそれ以前の作品を挙げるはずです。CD化の計画がありながらも遂に実現しなかったセカンド・アルバム「Promise Nothing」、そしてその後に出されたシングル「Melt The Snow」、「Tender」、「Darkness Has Reached Its End」あたりが全盛期だったような気がします。

そのうち「Darkness・・・」はサードに、「Melt The Snow」は再発されたファーストにボーナス・トラックとして収められていますが、シングルとしては最高傑作ではないかと思われる「Tender」がなぜかCD化から漏れています。同じくファーストでは代表曲の「Love's A Lonely Place To Be」はサード・アルバムで再録ヴァージョンが収められましたが、個人的に初期の傑作だと思う「Soaring」が結局はCD化されないままとなっています。

Virginia Astleyといえば田園風景、叙情的、牧歌的という言葉がついて回りますが、「Tender」はそんな彼女の音楽を象徴しているとても長閑な1曲です。リンク先を探しましたが見つかりませんでした。ジャケットの通りの曲を思い浮かべてください。

Soaring(30秒だけ試聴)↓
http://www.last.fm/music/Virginia+Astley/_/Soaring
Melt The Snow↓
http://www.excite.co.uk/search/mp3/results/?qs=2066&q=Melt+The+Snow+Virginia+Astley
Love's A Lonely Place To Be↓
http://www.excite.co.uk/search/mp3/results?qs=2066&q=Virginia+Astley+lonely+%E5%85%AC%E9%96%8B
A Summer Long Since Passed↓
http://www.myspace.com/virginiaastley
Blue Sky, White Sky(モーツァルトの曲にオリジナルの詞)↓
http://www.last.fm/music/Virginia+Astley/_/Blue+Sky%2C+White+Sky
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