◎2016年4月21日(木) 活発化する農業ビジネス
アベノミクスに華をそえる希望の灯「 NO ・ 589 」
【 世界に打ち勝つ強い農業 】 政府による規制緩和へ
IT など最先端の技術を活用した農業ビジネスが本格的
な開花期を迎えようとしている。
2009年に農地法が改正され、戦後はじめて農地の利用権(賃
借権)が原則自由化となった。
これにより、企業の農業参入が活発化する過程で植物工場やIT
など最先端の技術を農業で活用する動きが高まり、さまざまな
大手企業が農業分野への投資を拡充させている。
今後、環太平洋パートナーシップ(TPP)協定が発効されれば、
国内での農業育成はもとより、技術輸出を含めた【世界に打ち勝つ
強い農業】を構築することが不可欠になる。
『 TPPで苦境に立たされた農業を開花ホルモン研究が救う 』
植物科学で長い間、最大の謎とされてきた植物ホルモンがある。
名前は【 フロリゲン 】
花成の開花を促がすスイッチのようなもので、植物や食物の生産の
時期を自在にコントロールすることができる、言わば現代の夢のよ
うな「花咲かホルモン」だ。
2007年日本とドイツの研究グループが世界で初めてフロリゲンの
発見に成功した。木原生物研究所(横浜市立大学)の辻寛之講師の
グループはこの研究に参画し、そして現在この発見をさらに発展さ
せている。