「市民の森づくり」ーー内田健一氏講演
人と自然との関わりをを考え、荒れてしまった里山を美しい山
に戻すために何が出来るかを考え、活動してきました。
新聞、テレビなどで山の荒廃が報道され、各地で森林整備ボラ
ンティアが組織されて里山への関心も高まっている今日ですが、
山の現状は好転しているとは言えません。
山は誰のものか。荒れた山は誰が元に戻すのか。
森林整備のボランティアはこれから何をしていくべきか。
きこりの親方である内田健一さんは、日本とヨーロッパの林業
の仕組みを比較し、日本の山が置かれている問題点を鋭く指摘
されています。
林業に対する基本的な姿勢、作業現場、自然環境、労働環境
等で、これからの日本の山とどのようにつきあっていくべき
かを示唆されています。
美しい日本、美し環境を守るためにまだまだやるべきことが
市民に託されているのです。
台風7号が日本全土に爪痕を残しています。