◎2015年2月3日(火) 紙オムツが『宝の山』福岡県大木市
アベノミクスに華を添える希望の灯 「 NO ・ 224 」
福岡県大木町は10月から、家庭ごみの使用済み紙おむつを分別拐取して
リサイクルする取り組みを始めた。通常は焼却処分している紙おむつを再
パルプ化して建材などの原料にする。
体積で家庭ごみの1割を占める紙おむつのリサイクルで、ごみの排出総量
を抑制する。町によると、家庭ごみの紙おむつリサイクルは全国初という。
大木町は15枚ほどのオムツを入れられる専用のごみ袋を1袋15円で町
民に販売、町内50か所に回収ボックスを配置して、一般ごみと分別回収
する計画。年間100トンの処理を見込んでいる。
リサイクルはユニ・チャームなどが出資するトータルケア・システムに委
託する。同社は使用済みおむつを破砕処理し、洗浄してパルプに再生する
専用プラントを持つ。
大木町は福岡県南西部に位置する人口約1万4000人の町。2008年
ごみゼロを目指す〔ゼロ・ウェイスト〕を宣言。16年までにごみの焼却・
埋め立て処分のゼロをめざしている。
福岡県では、17都市圏が連携して『福岡都市圏 紙おむつリサイクル検
討委員会』を組織し事業化へ向けた取り組みが進められている。
株式会社リブドゥコーポレーションは、リサイクル事業者であるトータル
ケア・システム株式会社へ資本参加を行い、紙おむつメーカーの立場から
紙おむつリサイクル推進に協働して取り組んでいる。
高齢者人口の増加に伴い、紙おむつの使用量・排出量は増加の一途をたどって
おり、紙おむつの処理問題は地方自治体にとって大きな課題になっています。
〔 地域社会と自然環境に配慮した循環型社会づくりに貢献しています。〕