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ぶらりドリブルの旅

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DAZN観戦 2023年J2リーグ第26節 ロアッソ熊本vs大分トリニータ

2023-07-20 16:01:04 | サッカー視聴記(2023年J2)

※前回の熊本の記事はこちら(20節・清水戦、0-1)
※前回の大分の記事はこちら(17節・長崎戦、1-1)

<熊本スタメン> ※()内は前節のスタメン

  • 天皇杯3回戦(J1・鳥栖戦、4-3)はほぼガチメンバーで挑んだため、変更は大本→阿部1人のみ。
  • 酒井が(J3・FC大阪から)レンタルで加入決定。選手登録は7/21以降。

<大分スタメン>

  • 羽田が前節(清水戦、1-2)退場となったため出場停止。
  • 前節の3-4-2-1から布陣変更。
  • 鮎川が(J1・広島から)育成型レンタルで加入、前節から登録されて早速途中出場を果たす。
  • 15節以降ベンチ外の長沢の負傷が発表される(5/29)も、発生日・全治ともに未発表。24節(町田戦、0-3)に復帰・途中出場も、以降再びベンチ外が続く。
  • 茂の負傷が発表される(6/8)も、発生日・全治ともに未発表。
  • 宇津元の負傷が発表される(6/8)も(以下同文)
  • 香川の負傷が発表される(6/14)も(以下同文)
  • 梅崎の負傷が発表される(6/14)も(以下同文)
  • 町田の負傷が発表される(6/14)も(以下同文)
  • ペレイラの負傷が発表される(6/27)も(以下同文)
  • 屋敷の負傷が発表される(7/6)も(以下同文)
  • 高畑の負傷が発表される(7/10)も(以下同文)
  • 2025年に加入内定している有働(中京大)が特別指定で22節より登録。

個人的に、評価が乱高下しているのが大分。
今季初めて観た際(5節・千葉戦)には、非常に完成度の高いビルドアップにより内容で相手を圧倒しており、これは自動昇格争いは文句無いと思えたものです。
しかし続いて観た11節・水戸戦では、時間が進むにつれてロングボールへの傾倒具合が増していき、緻密ぶりが雲散霧消していたかのようなサッカーに見え。
その後も観た試合は壮絶なる撃ち合い(14節・金沢戦、4-3)や、数的優位にも拘らず勝ちきれず(前回)といった、不安の影を残す内容であり。
それでも上位を維持しているものの、ここに来て連敗を喫したとあり、その不安要素が大波となって襲い掛かりかねない状況に。

内容よりも結果を重視、つまりJ1昇格をマストとしている故に起こっている現象なのか。
それとも続出する故障者故に、中々サッカーの基盤を固められないのか。
それでも待ったなく進んでいるシーズンの中、フォーメーションも4バックと3バックを使い分け、前節の3-4-2-1からこの日は4-2-3-1へとシフト。
果たして「相手に合わせた策」と評価されるのか、「迷走の始まり」と揶揄されるのか、全ては結果次第といった所でしょうか。

連敗とはいっても上位クラブが相手(町田・清水)故に、気を落とすよりは割り切りの方が強かったように見えた大分の入り。
熊本の3バック+アンカーでのビルドアップに対し、しっかり4対4の同数で嵌めにいき、前半1分に早くも野村のパスカットから好機。(中川がエリア内へスルーパスもサムエルには繋がらず)
かと思えば5分には、サムエルがアンカー上村を切る位置に留まり、中川が一列下がってのミドルプレス。
前に出された所を保田が奪って再びショートカウンター(右から松尾がクロスもフィニッシュには繋がらず)と、熊本のサッカーを多彩な対応で封じ込めていきます。
その流れの中で、10分にはゲーゲンプレスにより保田がボール奪取、こぼれ球を藤本がダイレクトでミドルシュート(枠外)とファーストシュートに辿り着き。

そんな大分のプレッシングにより、ボールを運ぶのに難儀する熊本。
裏狙いのロングボールへと狙いを切り替えると、16分に左サイドでロングパスを受けた粟飯原を起点とし、松岡のカットインを経て竹本がミドルシュート。(GK西川セーブ)
竹本はその前の13分にもミドルシュートを撃っており(枠外)、これが大分の警戒対象となったでしょうか。

20分以降の大分はプレッシングの形を変え、右サイドハーフの松尾が引き気味となり、サムエル・中川・藤本の3人で規制を掛けるスタイルに。
中々降りて来ず、嫌な位置を取る竹本への対策だったでしょうが、逆に竹本にピン止めされているようにも映るその姿。
これを境に好循環が途切れる大分。
自身の攻撃ターンでもパスミスが目立ち、22分にはそこから島村に拾われ運ばれた末に、ペナルティアークからシュートを浴びます。(GK西川キャッチ)

26分に飲水タイムが挟まれるも、流れは変わらず熊本の攻勢。
29分に最後列の大西が一気にスルーパスを左ポケットへ通し、受けた粟飯原が奥へ切り込み、GK西川は前に出てそれを阻みにいくも果たせず。
そしてクロスが送られ、誰かが触ればゴールという場面となるも、クリアして何とか命拾い。
直後にも粟飯原のポストプレイをデルランが反則チャージし、拾われてアドバンテージとなり続行と目も当てられない展開に。
そして大西の縦パスをエリア内で受けた松岡がシュート(枠外)と、フィニッシュで終わったのちデルランに警告と、退潮著しいといった大分。

これを救ったのは、直後のゴールキックでのロングフィード→サムエルフリック→藤本と、この日の黄金連係というべきでしょうか。
ここから藤本が左ポケット奥を突いてマイナスのクロス、中央でサムエルが合わせにいくもその前でクリアされ。
しかしこれで流れを取り戻す大分、34分には右スローインから中央→左へとサイドを変え、左ポケットへのスルーパスに走り込む野村。
ヒールパスで繋がんとし、ディフェンスでこぼれた所を再度拾ってクロスを送ると、中央でデルランがジャンピングボレーでシュートするもゴール左へと外れ。
ターゲットとフィニッシャー双方で、サムエルが機能し始めます。

しかし流れを完全に変えるまでには至らず。
直後の35分、熊本の攻撃はコーナーキック(左)に持ち込まれると、キッカー平川はここでサインプレー。
ライナーで上がったファーサイドへのクロスが完全に大分の意識の逆を突き、フリーの黒木がボレーシュートで仕留めます。
綺麗に左サイドネットへと突き刺さり、先制点は熊本に入りました。

これを機に流れを取り戻す熊本。
散々攻勢を掛けたかと思えば、40分には大分のビルドアップを最終ラインで粟飯原が遮断する(こぼれ球はダイレクトでゴールラインを割る)など、立ち上がりの大分のお株を奪ったかのような展開に。

しかしここでも、40分にゴールキックから、ロングフィード→サムエルフリック→藤本で流れを反転させにかかる大分。
野嶽のクロスはGK田代にパンチングで防がれるも、直後の熊本の前進を右サイドで阻んで再度攻撃し、サイドを変えて左からの攻めへ。
藤本のスルーパスを受けた野嶽が低いクロスを送ると、大西の後方からサムエルが足を伸ばして合わせゴールネットを揺らします。
ようやくの今季初ゴールを挙げたサムエル、流れを変えるべくの貴重な同点弾となり。

しかしその後も、トランジションの応酬のなか警戒すべき竹本をフリーにしてしまい受けられる(44分)など流れは依然として熊本にあり。
45分には押し込まれた状態でのミドルパスを竹本にカットされ、そこからパスワークでエリア内に運ばれた末に島村のシュート。
GK西川がセーブと、崩された末に辛うじて防ぐという具合に苦戦を強いられる大分。
それでも何とか1-1のまま前半を終わらせました。

ハーフタイム、ともに1人ずつ選手交代。
熊本は粟飯原→伊東、大分は松尾→渡邉へと代えて後半に臨み。

やはり大分は黄金連係(サムエルに合わせるロングボール)を決めて好機を作った(後半4分)のに対し、熊本は前半の通り長短を使い分ける攻撃。
5分には江崎のロングパスを安藤がクリアミスして伊東に渡り、中央でパスを受けた島村がエリア内を突いてシュート。
これもGK西川がセーブと、守備面の不安定さは拭えない大分。
続く左CKでも、ファーサイドでどフリーになった阿部がヘディングシュート(ゴール右へ外れる)と、失点しなくて良かったというべき流れだったでしょうか。

流れを作り辛い状態で、迎えた8分の大分。
最終ラインから例によって左サイドで前進を図り、戻しからデルランが一気にエリア内へロングパスを通し。
左ポケットで収めたのは渡邉で、囲まれながらもスイッチ気味に藤本に託すと、GKの眼前に迫った藤本はフェイントで田代を釣ったのちにシュート。
シュートを、というよりはフェイントを決めたという表現がピッタリなゴールで、大分が勝ち越しに成功します。

この日初めてリードされた熊本、以降流れが悪くなり。
焦ってダイレクトパスを連発してはボールロスト、という具合に巧くいかなくなる攻撃。
やはりサッカーは、1点の重みが段違いなスポーツである事を再確認させるに至ります。

大分は渡邉に代わった右SHも、前半と変わらず守備時は右サイドで下がり目に位置するスタイルを維持。
しかし今度は竹本へのチェックはしっかりなされていたようで、攻めあぐねた熊本が下げた所に前に出る渡邉、という具合に機能不全に陥らせ。
今度は窮地に陥ったのは熊本の方となり、対処策として島村を下ろしてビルドアップの脱出を図る立ち回りに移行します。
しかし大分はプレスを嵌められなくとも、自陣ではしっかりブロックを構築して熊本のパスワークを防ぎに掛かり。

一向にゴールに迫る事が出来ない熊本。
21分には中盤の位置で大分のクリアボールを拾った島村、そのままハーフレーンをドリブルで持ち上がり。
しかしエリア手前で奪われると大分のカウンターが発動と、結局焦りからの持ち運びにしか映らない結果に終わり。
このカウンターで、野村縦パス→サムエルダイレクトで裏へ浮き球→藤本前進から(左から)グラウンダーでクロスとエリア内へ運ぶ大分。
ファーに走り込む渡邉の前で遮断されるも、それを拾い直してシュートを放った渡邉でしたがGK田代が足でセーブと辛うじて防ぎ。(その後渡邉拾ってバックパス→中川シュートもブロック)

大分のCKというタイミングで、島村→道脇へと交代する熊本。(3トップは右=松岡・中央=島脇・左=伊東の並びに)
CK攻勢となるも、2本目のCKを跳ね返してカウンターに持ち込み、平川が中央をドリブルで突き進んだ後左の伊東へ。
しかしこのパスを伊東は収められず、絶好機を逃したという印象を残してしまい飲水タイムに入ります。

明ける際に大分ベンチが動き、サムエル・中川→伊佐・鮎川へと2枚替え。
すると再びゴールキック→伊佐フリック→藤本という、サムエルと変わらない黄金連係に関わる伊佐、受け直して左奥からマイナスのクロス。
その後中央でのボールキープからシュートまで放った伊佐、阿部にブロックされるも左CKでチャンス継続となり。
キッカー野村のクロスが中央に入ると、またもマークを外した伊佐が跳び込んでヘディングシュート。
GK田代がセーブするも、眼前の藤本に当たって右へこぼれた所、詰めたのは上夷。
ブレイク明け最初の攻勢をモノにし、リードを広げた大分。

2点ビハインドの熊本、窮状は変わりませんがとにかく攻めるしか無く。
31分に竹本→田辺へと交代するも、渡邉・伊佐が活躍する大分と比べベンチの駒が薄いのは否めません。
直後に、投入された道脇が反則気味にボールを奪い、キープする所野村に倒されると反則の笛が吹かれ。
これで判定に納得出来ない大分サイドをヒートアップさせる、といったシーンが精々だったでしょうか。
結局このフリーキックからの好機もモノに出来なかった熊本。

一方ゾーンディフェンスの色を濃くして逃げ切りを図る大分。
道中34分に野村が足を攣らせてしまい、担架で運ばれて交代。(池田を投入)
もう片方のボランチである保田も、38分に倒れて動けなくなり(攣らせたか痛めたかは若干不透明)再び担架の出番となり、弓場と交代します。

大分の途中出場の選手が活躍するなか、見せ場を作りたいのが加入したての鮎川で、44分に決定機が訪れます。
池田のパスカットから右サイドで繋いでいき、スルーパスに綺麗に抜け出した鮎川、GK田代が前に出たのを見てダイレクトでループシュート。
ボールは無人のゴールへ、と思われましたが威力が足りず、失速した所を黒木に拾われて惜しくもゴールはなりませんでした。

一方ゴールの可能性は殆ど消え失せた状態の熊本。
そのままアディショナルタイムに突入し、平川のミドルシュートがブロックに当たって枠外となり、左CKを獲得。
時間も少ないなかGK田代も上がりを選択し、最後の望みという体勢を取ると、流れも熊本に味方しここから4本も続くCK攻勢に。(キッカーは全て田辺)

1本目、クリアボールを上村が拾って再度田辺に繋いで低いクロス、ニアでの伊東のフリックがこぼれた所を大西がシュート。
しかしデルランが頭部でのブロックで防ぎ、ゴールラインを割り。
2本目もファーサイドで阿部が叩き付けるヘディングシュート、ワンバウンドしてゴール上部を襲うもGK西川が枠外へ逃げるセーブで防ぎ。
3本目も、クリアボールを拾った上村がミドルシュート、これもGK西川のセーブに阻まれ。
3連続でフィニッシュに結び付けるも、得点には辿り着けなかった熊本。

結局1-3のまま、目安の5分が過ぎて吹かれる試合終了のホイッスル。
大分がスコアとともに流れも逆転させたという試合となり、これによりリーグ戦の流れも変えて昇格に向かいたい所でしょう。

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DAZN観戦 2023年J2リーグ第26節 ツエーゲン金沢vsベガルタ仙台

2023-07-19 18:08:43 | サッカー視聴記(2023年J2)

※前回の金沢の記事はこちら(17節・甲府戦、0-1)
※前回の仙台の記事はこちら(23節・山形戦、1-4)

<金沢スタメン> ※()内は前節のスタメン

  • 山本が(磐田から)レンタルで加入決定。(再加入)選手登録は7/21以降。
  • 井上がプロA契約を締結。

<仙台スタメン>

  • 監督を交代。7/13(天皇杯3回戦の1日後)に伊藤彰氏の退任が決定し、コーチの堀孝史氏が昇格という形で就任。
  • 天皇杯3回戦(J1・名古屋戦、1-1・PK戦で敗戦)からのスタメン継続はGK林彰・鎌田の2人。菅田・ホヨンジュンが途中出場。
  • 前節(栃木戦、2-2)出場停止の鎌田がスタメン復帰。
  • 中山が累積警告のため出場停止。
  • 松崎が(J1・浦和から)レンタルで加入決定。

水曜に天皇杯3回戦を戦った仙台、J1クラブ(名古屋)相手に善戦し、延長に勝ち越されるもののすかさず同点に追い付く奮闘ぶりを見せ。
PK戦の末に敗れたものの、この試合をリーグ戦に繋げていきたい……と余韻に浸る間も無く。
伊藤監督の退任が発表されたのはその翌日の事でした。

直近で6戦未勝利(2分4敗)というリーグ戦の成績でフロントは断を下したのでしょうが、どうにも歯車が噛み合わない印象を残すに終わり。
やるなら天皇杯の前にやるべき、とは誰もが思うであろう事であり、準備期間も切り替えの時間も足りずに残された選手・新監督も困る状況になりやしないか。

よって内部昇格以外選択肢が無くなった(と思われる)新監督、コーチの堀氏が格上げという形になりました。
これで3年連続のシーズン途中での監督交代ですが、2021年はまあ降格決定後の敗戦処理という感じなので例外でしょう。
しかしその時に就任した原崎政人氏は、今季途中に大宮の監督に。
そして今回の堀氏は、過去3度も途中就任している経歴を持つ(2011・2017年に浦和、2021年にヴェルディ)など、監督のたらい回しと化していないかと不安になる昨今のJ2リーグ。
監督交代が多いサッカー界ではある程度仕方ないですが、果たしてそこにビジョンは持てているのか。

さて堀氏の仙台での初陣となった試合、相手はこちらも目下4連敗中の金沢。
前回観た際の「みちのくダービー」は不可思議な可変システムを採るなど、伊藤前監督の迷走ぶりが既に露わになり始めていましたが、そんなチームの立て直しをどうやって図るのか。

しかしその手腕を確かめる間も無く、試合開始からひたすら金沢の攻撃を浴びる仙台。
豊田狙いのロングボール、加藤潤のドリブルといった金沢のストロングポイントに押され続け、自分達の色を出す事すらままなりません。
前半6分にパスミスから敵陣で攻撃開始する金沢、右から大石クロス→豊田折り返しこそクリアされるも、そのボールをダイレクトで放った藤村のミドルシュートが左ゴールポスト直撃。
拾った加藤潤のシュートは若狭がブロックと、序盤から際どい凌ぎを強いられます。

そして7分に決壊する仙台、自陣深めでのスローインを跳ね返され、空中戦で負けた結果豊田のフリック気味の落としがエリア内へ。
拾った大石が菅田をかわした末のシュートをゴール右へと突き刺し、流れ通りに金沢が先制点を挙げました。
連敗脱出に向け幸先良いスタートとなり。

早くも追う立場となった仙台。
ポゼッションによる攻撃をある程度強いられる状況となりますが、ここで「自分達の色を出すチャンス」では無く「ボールを握らされている」と捉えてしまったかのように攻撃は硬直気味となり。
エヴェルトンをアンカーのような位置に置き、4-3-3気味に可変するという形は垣間見えたものの、新しい事をするには流石に準備期間が短かったか。
15分にビルドアップの隙を突かれ若狭がボールロスト、奪った加藤潤がエリア内を突く(シュートは撃てず)など最終ラインも不安定気味。

その後何とかボール支配の基盤を作りますが、チャンスを迎えるのは個人の技量次第といった感じ。
即ち氣田の突破力で、18分に敵陣でパスワークで攻め込み、若狭のクロスがクリアされたのち左サイドで氣田が持ち。
そこからカットインを経てミドルシュートを放つもGK白井がセーブ。
続く19分にも氣田が左サイド奥を取ってからのカットイン、今度はクロスを選択し、ファーでホヨンジュンが落として郷家が撃ちにいくもディフェンスに阻まれ。

飲水タイムは22分に挟まれ、このブレイクによりペースを失う仙台。
山田と郷家の位置を入れ替えたものの、流れを変えるというよりは、準備してきた事を放棄してしまったといえるでしょうか。
加藤潤に突破を許すシーンを続発させるなど、再び金沢の流れとなり。

34分から何度も決定機を迎える金沢、コーナーキックからクロスの跳ね返りを長峰がミドルシュート、ブロックでこぼれた所を豊田がエリア内からシュート。(GK林彰セーブ)
尚もクリアボールを拾われ、藤村のミドルシュートをGK林彰がセーブ、詰めた豊田がエリア内でシュート(枠外)とまたも連撃を浴びせ。
36分にも右サイド裏を突いた金沢が好機、大石がカットインからマイナスのクロスを入れ、加藤潤が合わせるもゴール前で若狭がブロック。
そして加藤潤が追撃しにいき、ディフェンスに遭いこぼれた所を大石がシュートするもゴール右へ逸れ、この流れでは得点出来ずに終わりました。

九死に一生を得た仙台。
最終ラインでのビルドアップは、誤魔化しながらも巧くいくようになりましたが、そこからの攻撃が虚無。
中盤まで運ぶも、好機を作らんと焦りすぎの感があり、(主に鎌田から)入れられる縦パス・スルーパスが繋がらないシーンが目立ちました。

何とか良い流れを作りたいという終盤の45分、ようやく敵陣でボールを回す攻撃に。
しかしこの時も、裏に走り込まんとした氣田が藤村と交錯するというアクシデントがあり、ホヨンジュンがスルーパスを出せずに切り替えを余儀なくされてのものであり。
右サイドへ展開するも、若狭のクロスは精度を欠いて終わります。
実力も運も足りないという感じだった前半の仙台、結局1-0のまま折り返し。

後半を迎える前に、リードしている金沢の側が先に動き。
大ベテラン・豊田に代え、杉浦を投入します。

後半は山田のポストワークを巧く使い、ボールポゼッションに厚みを持たせる仙台。
それに伴い内田が高い位置でボールに絡むという、本来のサイドバックらしい攻撃参加で好機を演出していきます。
これまでは右肩上がりの布陣により、持ち味が出ない時期が多かった今季の内田。
これが監督交代の効果、といわんばかりに攻め上がり。
何度もクロスを送り、前半皆無だったCKも得れるようになるなど攻勢の準備は整います。

しかしシュートには辿り着けずと、同点への道筋は未だ遠く。
判定面の不運も相変わらずで、後半13分には鎌田が中盤の底(後半からエヴェルトンと役割を入れ替えアンカー気味にプレー)から組み立て、縦パス→山田ポストプレイ→氣田縦パスという流れでホヨンジュンへ送り。
しかしホヨンジュンは井上のチャージで体勢を崩したため繋がらず(反則無し)、逆にカットした井上がドリブルに入り金沢の逆襲に。
これを反則で止めた鎌田が警告を受けてしまう、という具合。
一方好循環が止まった金沢、15分に大石→大谷に交代と先んじて動きました。

攻めの流れは作った仙台ですが、守勢になると脆いのは変わらず。
17分に金沢のゴールキック、杉浦狙いのロングフィードのこぼれ球を大谷に拾われると、奥を突いたのちの戻しを経て加藤潤がドリブルでポケットを取り。
そして上げられたクロスをファーサイドで杉浦がヘディングシュート、これをゴールライン寸前でGK林がファインセーブと、際どい凌ぎを強いられるのは不変のようでした。

得点にはもう一つブーストが欲しいという状況で、18分に最初のカードを切る仙台。
エヴェルトン・山田→フォギーニョ・加藤千へと2枚替えし、郷家がFWへ回ります。

19分、金沢のパスミスをキムテヒョンがダイレクトで縦パスを送っての好機、投入された加藤千が右奥を突いてのクロスでCKに辿り着き。
この左CKをキッカー鎌田はショートコーナー、氣田がマイナスのカットインを経てミドルシュートと変化を付け、ブロックに阻まれたのちの二次攻撃でした。
GK林が左へフィードを送り、落としを経て内田のクロスに持っていくと、ニアで跳んだ若狭を越えて中央へ。
これがホヨンジュンと前に出たGK白井との交錯でこぼれる紛れが生まれ、すかさず詰めた郷家がゴールへ蹴り込みます。
交代をすぐに結果に結び付けた仙台、試合は振出しに。

キックオフ前に金沢がカードを切る(石原→奥田)も、尚も攻める仙台。
22分に左ポケットを突いて氣田のクロス、流れた所を右ポケットで加藤千が拾い、キープの末にクロス(シュートには繋がらず)と両翼を羽ばたかせての攻撃。
しかし良い流れが見えて来た所で、(井上が郷家にチャージされ倒れたというタイミングもあり)飲水タイムが挟まれます。(23分)

ここから建て直しを図る金沢、15分の好機のように左サイドを突く事に活路を見出し。
この日はビルドアップを含めて若狭が不安定といった感じであり、疲れが見える時間帯で狙い撃ちを図ったでしょうか。
何度もサイド奥を突くも、長峰のクロス精度が今一つだったため大事故には繋がりませんでしたが、結局仙台が手当てを出来なかった事が響く事となり。

その要因はアクシデントが絡んだ事で、28分に再三攻撃の流れを作ってきた内田が、裏に抜けてボールを受けにいった所を奥田にチャージされてしまい倒れ込み。
内田は起き上がる事が出来ずに担架で運ばれると、堀監督が直ぐに交代要員を準備出来なかったため、数的不利となる仙台。
その間にも、大谷が左ポケット奥へ切り込んでクロス(30分、フィニッシュには繋がらず)という具合に弱点を突かれます。

結局32分に交代カードが切られ、内田に代わって投入されたのはオナイウ。(同時にホヨンジュン→菅原へと交代)
オナイウは攻撃タイプなので、加藤千が右SBに下がる事で若狭がセンターバックに回り、押し出されるようにキムテヒョンが左SBとなります。
これで右サイドを止めるどころか、左サイドでの跳梁も失いかねない布陣を強いられ。

そして33分、フォギーニョのサイドチェンジを長峰にカットされて始まる金沢の左サイドアタック。
スルーパスを奥で受けた大谷から、カットインを経てのグラウンダーのクロスを、ニアに入り込んだ杉浦が合わせてゴール内へと転がし攻撃を完遂させました。
仙台が綻びを埋められないうちに、再びリードを奪った金沢。

こうなると頼みは、途中出場のオナイウの突破力という感じの仙台。
金沢サイドもそれは解っているだけに、苦しい状況であり。
40分に若狭→中島へと交代し3-4-2-1、しかしウイングバックがFWのような3-4-3へシフト。
布陣変更に活路を見出すも流れは変えられません。
同時に金沢も、井上が足を攣らせた事で最後の交代を敢行し、井上・加藤潤→黒木・小野原へと2枚替え。

終盤は中島がキッカーとなるセットプレーはじめ、遠目から放り込みの体勢となる仙台。
そんな状態でも金沢の左サイドアタックを受ける等、右サイドの脆弱ぶりが付いて回り、金沢サイドも奥を突いてもキープを優先して時間を使う立ち回りに。

何とかGK林が放り込み、セカンドボールを繋いで右サイドのオナイウにボールが渡ったのが最後のチャンス。
奥へ切り込んでクロスを上げるオナイウ、クリアされるも氣田が拾ってポケットへボールを送り、受けた中島が反転しながらのシュート。
GK白井も反応できませんでした(見切ったか?)が、ボールは無情にもゴール左へと外れて同点ならず。
それと同時に試合終了の笛が鳴り、金沢が連敗脱出を勝利で果たしました。

金沢は降格圏の21位という現状ですが、そんなチームに対し常時押され気味のような内容を演じてしまった仙台。
混戦模様の残留争いに巻き込まれるかどうかはまだ不透明ですが、堀新監督が果たすべき役割はとても重大なものとなりそうです。

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DAZN観戦 2023年J2リーグ第26節 清水エスパルスvsジェフユナイテッド千葉

2023-07-18 16:01:38 | サッカー視聴記(2023年J2)

※前回の清水の記事はこちら(22節・群馬戦、1-1)
※前回の千葉の記事はこちら(21節・いわき戦、0-0)
※前回対戦時の記事はこちら(16節・千葉 1-0 清水)

<清水スタメン>

  • 白崎が累積警告により出場停止。
  • 原が(スイス・グラスホッパー クラブ チューリッヒより)レンタルから復帰という形で再加入。試合出場は7/21以降。
  • 鈴木唯人が(フランス・RCストラスブールより)レンタルから復帰という形で(以下同文)
  • ディサロ燦シルヴァーノのJ1・湘南への移籍が決定。登録抹消は7/21以降。

<千葉スタメン>

  • 前節は3-3-2-2(3-1-4-2)との事で、フォーメーション変更。
  • 末吉の岡山へのレンタル移籍が決定。

国立競技場での一戦という事で、注目度も試合前から高いであろう一戦。
先週の町田vsヴェルディ(2-2)が成功の部類に終わったので、ホームの清水サイドもそれ以上の成果を挙げんと、イベントてんこ盛り(詳細)のなか開催されました。
おかげで入場者数でJ2最多記録を更新(47,628人)とメモリアルな一日となりましたが、試合内容の方はどうだったか。

千葉のキックオフでスタートした前半、ロングボール攻勢を経ていきなり右から田中がロングスローを投げ入れる幕開けとなり。
続く前半2分にはクリアボールを小森が収めるとそのままミドルシュートを放ち、ブロックされてコーナーキックへ。(ここからはフィニッシュに繋がらず)
少ない手数からセットプレーという、勝負に拘っての入りとなりました。

しかしその流れも、3分に左スローインを直接ホナウドにカットされて途切れ。
これを境に、清水のクオリティ溢れる攻撃に晒される展開へと突入します。

乾が中心となっての2列目の動きの流動性は、最早説明不要という清水。
ビルドアップ時の最終ラインの形も、右肩上がり・左肩上がり・中央密集を使い分け。(西澤が上がっての左肩上がりの割合が多かったか)
中央密集の際は、ボランチが縦関係になってのアンカースタイルに、乾が加わる事で1-2のラインを形成というのが画面から伺える基本形だったでしょうか。

そうした主体的な攻撃の形を作る清水に対し、千葉はプレッシングで阻まんとするも苦戦は否めず。
11分に清水の最終ラインに勝負を挑むも、GK権田に戻されたのち右へと展開され、北爪→ホナウドと経由してのスルーパスがエリア内で中山に渡り。
そして奥へ切り込んでシュートが放たれるも、ゴール左へ外れ。
命拾いといった千葉でしたが、13分にはその清水の右サイドからの前進に対しパスコースを切りにいった日高、前に出過ぎた(前方の北爪のケアに気を取られたか)末に後方を通されて再び中山に渡り。
彼が入れたグラウンダーのクロスをニアで北川が合わせる(枠外)という具合に、良い様に崩しを受けていた印象は拭えず。

そして15分流動的な二列目を活かしてパスを繋ぐ清水、中山が左に流れてパスワークに加わった末に逆の右へと展開され、北爪のクロスを合わせにいく中山。
クリアされるも、拾った神谷が果敢にミドルシュートを放つと、ゴール右上へと豪快に突き刺さります。
千葉ディフェンスを振り回した末のゴラッソという、良い流れで先行した清水。

しかし千葉も、大観衆の前で黙っている訳にはいかず。
17分、見木の裏へのミドルパスで深さを取りにいき、こぼれ球を拾った小森から戻しを経て見木の下へと戻るボール。
そして左ハーフレーンのバイタルから、こちらも果敢にミドルシュートを放ちにいった見木。
ボールはホナウドのブロックでコースが変わり、ゴールに吸い込まれるという半ば幸運なゴールとなりましたが、相手への対抗心が呼んだ同点弾と言うべきでしょうか。

喜びも束の間、直後に佐々木のヘッドでのバックパスがズレて清水にCKを献上してしまう千葉。(このクロスの跳ね返りから西澤がミドルシュート、枠外)
20分には敵陣で宮本にボール奪取され、拾った乾のペナルティアークからのシュートを浴びる(枠外)など、清水の圧力に晒されます。

飲水タイムが挟まれた後も、清水の攻撃の時間が中心となる試合展開。
清水は西澤がハーフレーンに絞るなど、ビルドアップにも一工夫を加えさらに千葉ディフェンスの困惑を高める立ち回り。
それで生まれる間隙を突くように、乾が細かいタッチでの中央突破で美技を見せたのが31分で、そのままエリア内に入り込みシュートまで持っていき。(GK鈴木椋セーブ)

受けに回るのは避けたい千葉、36分に清水の左→右へのサイドチェンジを高木俊がカットすると、そのままスペースへ向かいドリブルへ入り。
これを戻った乾がスライディングで止めたものの、スローインが千葉ボールとなり副審に対し激しく異議を唱える乾。
清水の攻勢を逆手に取る姿勢とも相成り、これで潮目が変わったでしょうか。
38分に風間の裏へミドルパスにスピードを発揮して追い付いた田中、溜めたのちの中央へのパスを小森がスルーして風間へ。
揺さぶって崩しを掛け、左ポケットからの高木俊のクロスに繋がり、流れたボールを繋いだ末に高橋壱がミドルシュート。(ホナウドがブロックしてCKに)
こちらも主体的な崩しで応戦体勢を見せました。

その後の清水は自陣でのパスミスもあり、盤石と思われた攻めの流れは何かと乱れがちに。
ようやくアディショナルタイムに、(田口の反則による)フリーキックからの二次攻撃で、北爪の右からのクロスがこぼれた所を中山がボレーシュート。(枠外)
それでも勢いは衰えた感が拭えないまま、前半を1-1で終えました。

ハーフタイムでは共に交代は無く、清水のキックオフで始まった後半。
そのキックオフからの攻撃で、ロングパス→北川がフリックから、北爪のクロスにまで繋げた清水。
しかし千葉もそのクリアボールを繋ぎ右サイドで田中がドリブル、風間とのワンツーを経てクロスと、開始1分から激しい応酬が行われ。

そのハイテンションぶりが、(清水有利と思われる)戦力差を覆すに至ったでしょうか。
このクロスがクリアされて右からのスローインとなった千葉は、再び田中のロングスロー。
跳ね返されるも回収して二次攻撃を仕掛ける千葉、前残りの鈴木大へロビングが上がると、彼の折り返しが綺麗に小森に収まり。
そしてワントラップから放たれたボレーシュートがゴールに突き刺さります。
入りの攻防のなか得点が生まれ、リードを奪ったのは千葉。

これで勢い付いた千葉は、清水の攻撃を自陣~中盤で遮断し、そこから素早く運んでの好機を繰り返し。
対する清水は焦りからか、ないしは千葉の反則気味のアタックへの難儀か、リズムを掴めないまま後半序盤の時間を浪費してしまいます。

こうなるとベンチワークの出番で、後半8分に最初のカードに手を付ける秋葉忠宏監督。
北川・神谷・西澤→オセフン・岸本・吉田へと3枚替えを敢行します。
特筆すべきは、左サイドの2人を揃って入れ替えた事で、サイドバック型の岸本(元々はFWですが)をサイドハーフに置いたのが奇をてらう采配だったでしょうか。
元来主体的な攻めは巧くない千葉なので、この日躍動していた田中を抑えれば……という狙いは明白であり。

ストロングポイントを消された千葉、迎えた10分にビルドアップの段階で佐々木が決定的なパスミスをしてしまい。
プレゼントパスというべきボールを拾ったオセフン、そのままエリア手前からシュートを放ちましたが、GK鈴木椋がセーブしてモノに出来ず。
何とか首の皮一枚といった格好の千葉で、流れは逆転し再び清水の猛攻へと突入。
サイドでのパスワークを遮断しにいった所、ロングパスでサイドを変えられるという具合に前進を許す千葉。
やむを得ずといった感じで、16分に機能しなくなった田中を退かせます。(新明と交代、同時に高木俊→椿へと交代)

この千葉の交代と時を同じくして、清水は再度動き中山→コロリへと交代、左SHに入る事で岸本が逆の右SHへ回り。
2列目は一層掴まえ辛くなった感じで、直後の17分にオセフンの左からのグラウンダーのクロスを、岸本が中央で合わせシュート。(GK鈴木椋セーブ)

そして全てが結束したのが21分で、乾の左→右へのサイドチェンジが岸本に渡ると、ハーフレーンの北爪とのワンツーで右ポケットを取る岸本。
そしてグラウンダーのクロスが入り、ニアサイドで合わせにいったオセフンがディフェンスに遭うも、こぼれ球をコロリがシュート。
ゴールネットを揺らし、ベンチとピッチ(それとスタンド)を一体化させて同点弾を挙げた清水。

キックオフ前に飲水タイムが挟まれるも、冷静さの欠如は否めない千葉。
25分に再びの清水の攻撃で、乾のドリブルを田口が反則覚悟のスライディングで止めるも、岸本が拾ってアドバンテージ。(後に田口に警告)
そして右CKまで持ち込まれると、キッカー・コロリの独特なリズムの助走でのクロスを、ファーサイドで高橋祐がヘディングシュート。
ループの軌道でゴールへ向かうも、バーを直撃して惜しくもゴールならず。

苦境の千葉は27分、敵陣での長いポゼッションを経て、左から椿がカットインシュートを放つ(枠外)事で何とかファイティングポーズを保ち。
直後の28分に2枚替え(小森・風間→呉屋・福満)を敢行、前線に運動量を注入したその采配通りに、以降プレッシングで清水を脅かします。
29分・30分と立て続けに日高が敵陣でボールを奪い、前者は左ポケットから呉屋がマイナスのクロス。
後者は福満がミドルシュート(枠外)と好機に繋げ。
ここからお互い1分に一度ずつ好機、という流れになっていくも、千葉サイドは中盤~敵陣でのボール奪取が起点とハッキリしている狙い。
一方の清水、この時間帯でも出場を続ける乾は34分に左ワイドからカットインでエリア内を突き。
ブロックをフェイントでかわしながら、中央からシュートを放たんとしましたが再び田口のスライディングが立ちはだかりブロック。
キレは失わずに奮闘を見せる乾。

後は3点目という展開ですが、それが果たされないまま終盤も近くなり。
それに備えるべく清水最後の手は37分、北爪→井林へと交代し、岸本・吉田をウイングバックとした3-4-2-1へのシフトでした。
3バックへの変更で中央の守備を固めつつ、高目に位置するサイドで勝ち越しを狙わんとします。

しかし攻撃権を握るものの、やはり得点出来ない清水。
45分にはアフターチャージの応酬(千葉=佐々木・清水=岸本)という、やや空回りするような絵図も描かれた末にATへ突入。

大観衆が織り成す熱気も凄まじく、勝ち点3への期待も最高潮に。
そんななか千葉が仕掛け、右サイド奥を取ったのちクロスが上がり、見木がニアでフリックするも繋がらず逆サイドへ。
そして拾った椿がカットインを敢行するも、対峙した岸本が奪いきりすかさず清水のカウンターとなります。
持ち運んだコロリが、乾に託したのちスルーパスを受け取ってエリア内からシュート。
千載一遇といったチャンスでしたが、GK鈴木椋のセーブに阻まれ決められず。
今季初ゴールを挙げたコロリでしたが、更なる運気は持っていなかったか。

その後も両チーム死力を尽くしましたが、最後まで3点目は生まれずに試合終了の時を迎え。
熱戦冷め止まずという中、先週に引き続き国立は2-2の引き分けに終わりました。

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DAZN観戦 2023年J2リーグ第25節 藤枝MYFCvsヴァンフォーレ甲府

2023-07-13 16:12:17 | サッカー視聴記(2023年J2)

※前回の藤枝の記事はこちら(22節・秋田戦、3-1)
※前回の甲府の記事はこちら(21節・磐田戦、1-1)

<藤枝スタメン> ※()内は前節のスタメン

  • 2人出場停止の影響か、微妙にマイナーチェンジした3-3-2-2(3-1-4-2)の布陣。しかし横山が頻繁に降りて来るので視覚的な印象としては3-1-5-1か。
  • 山原が前節(岡山戦、3-2)退場となったため出場停止。
  • 水野泰が累積警告のため出場停止。

<甲府スタメン>

  • 土肥の移籍が決定。レンタル終了(レンタル元はJ1・広島)という形で退団し、J3・今治へ再度レンタル移籍。(登録抹消は7/21以降)
  • 三浦の負傷が発表され、22節(岡山戦、0-0)で発生して全治6週間との事。
  • 荒木の負傷が発表され、21節の試合前に発生して全治4週間との事。
  • 飯島がプロA契約を締結。

一時期の「勝つ時はウノゼロ」病から脱却したと思ったら、今度は大量点差での勝利ばかりとなっている甲府。
18節(大宮戦、5-1)の勝利を境に情景が変わった一方、そんな展開に持ち込まなければ勝てないという状態に陥ってしまい。
果たしてどちらが良かったのか考えものですが、連戦の最中で深く考察する暇も無く。
点の取り合い上等という雰囲気ですが、この日の相手は計ったように、同じような信条の藤枝が相手。
アウェイながら地理的に近い事もあり、(藤枝総合運動公園サッカー場の)ゴール裏では完全にホームチームを凌駕するサポーター数を集めました。

入りの様子見の時間を逆手に取り、前半1分に早くも関口が遠目からシュートを狙う(枠外)など仕掛けにいく甲府。
ポゼッションスタイルの藤枝は軌道に乗るのにどうしても時間が掛かり、それを利用した節がある立ち上がり。
5分に甲府のパスミスから攻め上がる藤枝、左から榎本のカットインで抉ったのち、左ポケットを取った横山からシュート気味のクロス。
久保が走り込むも惜しくも合わずに、GK河田がキャッチすると素早くスローしてカウンターに持ち込み。
長谷川の持ち運びで始まり、ジェトゥリオのスルーパスを右サイドで受けた関口からクロスが上がり、ニアサイドで鳥海がヘディングシュート。(ゴール上へ外れる)
攻撃力はある藤枝ですが、意外にも逆転勝利が少ない(例外が11節・仙台戦、この時も先にリードはしている)チームなので、先にリードを奪う事でペースを握るというのが甲府の目論見だったでしょうか。

その思考が強く表れるかのように、10分には蓮川が最終ラインからドリブルを仕掛け、左サイドで一気に敵陣中ほどまで運びます。
しかし奪われて逆に藤枝がカウンターを仕掛けた(久保がドリブルからクロスもシュートには繋がらず)事で、これを機に藤枝がボール支配するという戦前の予想通りの絵図に移行。
甲府は12分に中盤からラフなロングパス一本で一気にエリア内のウタカに渡り、そのままシュート(枠外)という好機を作るも、殆どが藤枝の攻撃に対応を強いられる時間となります。

ボランチ(この日は河上のアンカー)へのパスコースを切る事が第一という甲府の前線の姿勢。
それでも新井や横山が河上の脇に降りて受けるので、それに対して甲府のボランチも前に出て、相手に前を向かせない事に重点を置きます。
そのため久保・榎本が中心となるサイドでの横暴はある程度仕方ない、といった意識での守備。
彼らにアタッキングサードまで運ばれても、自陣でしっかりとゾーンで固める事で対応。
前線の高さで劣る藤枝は素直なクロスは上げ辛いので、結局は戻して作り直しに、というシーンも多くなります。

そんな体勢で攻撃を凌ぎ続け、隙を窺う甲府。
25分にゴールキックからの攻撃で、ロングフィードの跳ね返りを拾って攻め上がり。
佐藤の右へのスルーパスに走り込むウタカ、ヒールパスでクロス気味のボールを送るという心憎いプレーを見せると、中央で走り込む鳥海が河上の後ろから足を伸ばしてのシュート。
これをGK上田が前に出てセーブと際どい凌ぎとなり、やはり攻撃権を支配していても、ウタカの技術をはじめ甲府の一刺しが恐怖となる展開を強いられる事に。

気を取り直す藤枝、26分に小笠原がロングパスを通した事で中央から攻め込み。
平尾→渡邉へのエリア内へのパスがカットされるも、拾った横山がミドルシュート(枠外)と速攻気味のフィニッシュに。
続く27分には久保の右サイドアタックから、久富のクロスに渡邊が合わせヘディングシュート。(枠外)
29分には空中戦から平尾のフリックでマイボールとし、横山が右からカットインを仕掛けてポケットからクロス気味にシュート(ゴール左へ外れる)と、多種多様の攻めでゴールを狙います。

26分のシーンは、GK上田を含めての繋ぎで甲府のプレッシングを呼び込んでのロングパス。
こうした立ち回りで、甲府の守備ブロックが整う前にフィニッシュに持ち込みたかったでしょうか。
40分にも同様の流れで、小笠原が今度は低いロングパスを右サイド裏へ送りますが、久保はこれを惜しくも受けられず。
当然ながらそのチャンスは多くは訪れないので、こうした僅かなズレが大きく響いてしまったでしょうか。

すると42分、甲府は浮き球を拾いにいった鳥海が川島にチャージされ、反則を受けた事で中央遠目からのフリーキックに。
距離があるなかどういったキックを選択するか注目が集まりましたが、キッカー品田は思い切って直接シュート。
手前でバウンドさせたこのボールを、GK上田はキャッチできず弾いてしまい、すかさず詰めた須貝がゴールに流し込み。
じっくり守った末に、隙を突いての先制点を挙げました。

結局そのまま前半を終え、藤枝は再び苦手な追う展開を強いられる事に。
ハーフタイムで平尾→岩渕へと交代し、巻き返しを図ります。

いくらポゼッションを高めてアタッキングサードに持ち込んでも、甲府の守備ブロックが整っていれば得点は難しい。
それを前提として思考を巡らせたのか、後半の藤枝は守備ブロックが整う前に仕掛ける事に舵を切り。
甲府の攻撃を切った直後や、中盤のボール争いを制した所を狙う攻めを重視します。
後半5分、榎本のボールキープがディフェンスに遭うも、こぼれ球をダイレクトで川島が縦パスを送る事で一気に前線へ。
新井のポストプレイを挟み、横山が持ち運んだもののエリア手前で関口の反則気味にディフェンスに阻まれ。
こうした攻撃は運も絡む(こぼれ球が何処に転がるか等)ので、普段のボールポゼッションに比べると安定性は落ちるのですが、ビハインドを跳ね返すためには仕方ないとも言えました。

そして10分の攻撃も、川島のフィードがウタカにブロックされるも、前に転がった事で渡邉が拾って好機に繋がり。
横山が中央突破を仕掛け、ディフェンスに遭いエリア内へこぼれた所を渡邉がシュートしましたがGK河田が前に出てセーブ。
こぼれ球を横山・榎本が狙うも撃ちきれず、左へ流れた所を渡邉が拾いましたがオフサイドとなり、決定機をモノに出来ず。

するとその安定性の欠如から次第に甲府に圧され始め。
12分に鳥海の敵陣でのボール奪取から、長谷川が右ポケットでシュートに持ち込み、ブロックされて右コーナーキックに。
するとサインプレーを選択し、キッカー品田のグラウンダーのクロスをニアで長谷川がシュート、意表を突くもゴール前で渡邉がブロック。
その後ジェトゥリオの折り返しも渡邉がクリアと、何とか凌ぎます。
15分にはカウンターで、ウタカがスルーパスを送ると、オフサイドの位置に居た長谷川がスルーしたためウタカ自ら走ってクロスを入れ。
この「一人スルーパス」の格好で右サイドから入れられたグラウンダーのボールを、ジェトゥリオが合わせましたがこれも久保がブロックと寸での所で防ぐ藤枝。

そして17分、自陣でのパスミスを拾われ、品田のミドルシュートはブロックするもこれにより左CKに。
キッカー品田はニアに低いクロスを送ると、ウタカが巧にGK上田の前へ入り込んで合わせゴールネットを揺らします。
多彩なフィニッシュで揺さぶり、得点に辿り着いたのは甲府の方となりました。

このままでは「超攻撃的」の名倒れとなってしまう藤枝。
直後に久富→鈴木へと交代(小笠原が右センターバックに回る)し、何とか打開を図り。
しかし守備を固める甲府の前に、エリア内に進入してもシュートを放てないという攻めを繰り返し。
既に甲府の陣形の乱れを突ける状況では無く、光明が見えません。
逆に22分に須貝の左からのクロスを収めたウタカがシュート、ゴール右へ惜しくも外れと、ゴールに近いのは甲府の側。

そんななか迎えた25分。
左スローインから細かく繋ぐ藤枝、榎本が強引にカットインし、被った横山とスイッチのような格好となり右へとこぼれるボール。
これを拾った久保がペナルティアークからシュートすると、甲府ディフェンスの間を縫ってゴール左へと突き刺さります。
GK河田も反応できずと、まさに細い所を通しての得点で1点を返しました。

そしてキックオフの前に両者交代。(甲府は鳥海が足を痛めた?ためアクシデント絡み)
藤枝は川島・新井→山田・矢村、甲府はジェトゥリオ・鳥海→武富・宮崎といずれも2枚替え。
どちらが次のゴールを得るかが勝負の分かれ目といった展開で、それを齎したのはストライカーの個人能力でした。

29分GK河田のロングフィードからの攻撃で、長谷川の縦パスをエリア手前で受けたウタカ。
藤枝のディフェンスは人数は居たものの、それに寄せられる前に小さい脚の振りで果敢にミドルシュートを放つと、ボールはゴール右へと突き刺さり。
まさに経験豊富なストライカーの成せるシュートといった得点で、再び2点差とした甲府。

反対に見えかけていた希望の芽が摘まれる格好となった藤枝、それでもとにかく攻めるしか無いのは変わらず。
32分には左CKから、クロスをGK河田がパンチングした所、久保がダイレクトでミドルシュートを放つもゴール左へと外れ。
何とか少ないシュートチャンスをモノにしたい所でしたが、それはやはり難度の高いものでした。
一方の甲府は連戦に備えてか、この日2ゴールのウタカを36分に退かせます。(松本孝と交代、同時に佐藤→山本へと交代)

万策尽きたという格好で、山田を最前線に上げてパワープレイ体制を取る終盤の藤枝。
ターゲットを作った事で、多少強引なクロスでも形になり。
44分に榎本の左からのクロスをファーで山田が折り返し、クリアされるも尚も繋いで横山のシュートに持っていき。
しかしこれもゴール左へ外れてしまい、甲府の背中が遠いまま、アディショナルタイムに突入します。

何とか山田狙いのロングボールから、好機に繋がんとする藤枝。
しかしATも4分が過ぎもうすぐ目安時間(5分)という所で、GK河田のロングフィード一本で、(ターゲットの松本孝に釣られて)受けた宮崎が抜け出すという決定機を得た甲府。
そして悠々と右ポケットへ進入してのシュートで、GK上田の左を抜いてゴールを挙げた宮崎。
止めを刺したという表現がピッタリの得点で、これにて試合も終着する事となりました。

藤枝のキックオフからの攻撃が途切れた所で、鳴り響く試合終了のホイッスル。
甲府はこの勝利で4位に浮上を果たし、昇格争いの立場をキープするものの、同時に保つべくの戦いが3日後に控え。
それは天皇杯3回戦で、憚らずもディフェンディングチャンピオンとなった甲府が対戦するのは鹿島。
前年準決勝で破った相手であり、まさにリベンジマッチという熱い戦いが待ち受けている格好で、果たしてその結末は。

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DAZN観戦 2023年J2リーグ第25節 いわきFCvs水戸ホーリーホック

2023-07-11 16:00:25 | サッカー視聴記(2023年J2)

※前回のいわきの記事はこちら(21節・千葉戦、0-0)
※前回の水戸の記事はこちら(23節・岡山戦、0-1)

<いわきスタメン> ※()内は前節のスタメン

  • 岩渕が前年の故障離脱から復帰、22節(大宮戦、5-1)から毎試合途中出場し、ゴールも毎試合挙げる。

<水戸スタメン>

  • 戦列復帰したGK山口瑠が前節からスタメンにも復帰。

今季から新たにJ2へと加わったいわきですが、単なる同一カテゴリの一チームに留まらない関係となったのが水戸。
地理的に、水戸~仙台のラインに立ち塞がる様に現れた新興勢力という位置付けとなり。
そして両者の対戦は、密接する鉄道の名称にちなみ「常磐線ダービー」と名付けられるに至りました。
前回対戦時は点の取り合いの末に引き分け(2節、2-2)、今度こそ決着をつけるという意気込みの下、いわきグリーンフィールドは熱気に包まれ。

その間にいわきサイドは敗戦が込み順位も降格圏に後退、そして監督交代と汚泥に塗れるような歩みを強いられ。
再び就任した田村雄三監督の下、4戦無敗(2勝2分)と浮上の兆しを見出してこの日を迎えました。
これまでとはフォーメーションをマイナーチェンジしたうえで、蔑ろにしていたポゼッションもある程度取り入れるなど新たなサッカーを模索。
従来のサッカーを維持しつつのそのスタイルに、文字通り一段上へとクラブを変貌させる目論見が窺えますが、現状はまだ道すがらといった所でしょうか。

その発展途上の状態を突かれるように、立ち上がりは水戸のハイテンションぶりに押されっぱなしの展開となり。
1トップの寺沼の迫力にたじろぎ、前半1分に早くも小原のシュート(ゴール上へ外れる)に繋げられたのがその幕開け。
いわきはとてもボールを繋ぐ余裕を見出せず、寺沼に対する(家泉の)反則もあり攻撃権の確保はままならず。

そして5分の水戸の攻撃、長いパスで頻繁にサイドを変えていわきディフェンスを揺さぶり、右サイドで溜めを作った末に中央でラストパスを受けた小原がエリア内を突き。
そして右ポケットへ流れつつ、寺沼のケアも頭にあったいわきディフェンスをかわしながら放ったシュートがゴール左へ突き刺さり、早々に先制点を奪います。

その後も攻撃の道筋を見出せずといったいわきですが、9分に審判団の間でトラブルが発生。
無線機の異常が起きたらしく、1分程ブレイクが設けられ、これで何とか落ち着きが取り戻せたでしょうか。
最終ラインから繋ぐ姿勢を取り始めると、水戸サイドもそれに無理にプレッシャーを掛ける事は行わず。
きっちり5-4-1の陣形を保つのを重点に置いていたようで、いわきもそれに伴いポゼッションを確保します。
最前線が1トップから動かないので、いわきも2センターバックを保つ意味はあまり無く、それに伴いボールサイドに片側のCBが張り出してパスを繋ぐシーンが数多。
これによりサイドに人数を掛ける体勢は出来上がったものの、当然ながら水戸の守備陣形の硬さをどう崩すかというのに難儀。
そして攻めあぐねた末に水戸の逆襲を受ける、お決まりともいえる展開に突入します。

水戸はサイドに開く梅田にミドルパス・ロングパスを裏へと送り、彼の落としを繋ぐという組み立てが中心。
前回とは違い、武田の存在で展開力が増したような恰好でしょうか。
圧力を持った寺沼が中央に張る事もあり、それに意識を割く事はままならないいわきディフェンス。
そんな対応の難儀が攻撃にも影響したか、21分には縦パスを出した所を楠本が敵陣に出て奪い水戸のショートカウンター。
そして武田のミドルシュートが放たれ、家泉のブロックに当たってゴール右へ際どく外れ。
直後のコーナーキックからも寺沼がヘディングシュートを放つ(枠外)など、ひとしきりフィニッシュに繋げていたのは水戸の方となりました。

しかし徐々に様になっていくいわきのポゼッションからの攻撃、サイドを運んだのちに戻しを経てサイドチェンジ、逆からポケットを突くという姿勢が見え始めたのが20分台。
そして28分もその流れで、左サイドから戻して中央→右へと渡り、石田のポケットへのスルーパスに有田が走り込んでクロス。
このグラウンダーのボールをニアサイドで楠本がクリアに入りますが、逆向きで合わせる形となりゴールに突き刺してしまい。
綺麗なオウンゴールといった絵図で、同点となります。

これがブーストとなり、以降は攻撃権を独占するいわき。
やはり水戸はプレッシングを掛けないのが災いしたか、波に乗るいわきを前に立ち上がりとは逆に押されっぱなしに。
こうなると幸運も絡み、34分には水戸のロングボールを跳ね返すとそのままエリア内で近藤が収める好機に繋がり。
そして左へ流れたのちパスワークで溜めを作り、宮本ポケットへのスルーパス→近藤ポストプレイ→河村シュートと流れるようにフィニッシュ。
ブロックに防がれるも尚も繋ぎ、下田の後方からのミドルシュートがゴールを襲いますがGK山口瑠のセーブに阻まれます。

いわきの独壇場といった展開が10分以上続きますが、42分に再び縦パスを自陣でカットされて(その後水戸は小原→寺沼へのパスが繋がらず)その流れは途切れ。
45分の水戸の攻撃では、逆に右からの鵜木のグラウンダーのクロスに対し、下田のクリアがゴールに向かうというあわやオウンゴールという場面も作ってしまいます。
これはGK鹿野が防ぐも、引き続きCKと水戸の好機。
キッカー武田のファーサイドへのクロスを寺沼が綺麗に合わせ、ヘディングシュートがゴールネットを揺らし。
劣勢を凌いだ末に、勝ち越し点を挙げた水戸。

その後いわきもやり返し、宮本のヘディングシュートが放たれるも再び立ちはだかるGK山口瑠のセーブ。
1-2のまま前半を終え、ホームの観衆の前で後半に賭ける事となったいわき。
ハーフタイムで早速2枚替えを敢行(永井・近藤→谷村・吉澤)し、その姿勢を露わにします。
一方の水戸も梅田→草野へと交代。

しかし迎えた後半の入り、前半同様にいきなり水戸の好機。
石井の左手前からのアーリークロスを経て、寺沼のフリック気味に合わせたヘディングシュートがゴール右を襲い。(際どく外れる)
さらに水戸は前半抑制していたプレッシングも解禁(恐らく連戦を考慮しての温存策だったのだろう)し、後半からは寺沼・草野の2トップによる3-3-2-2(3-1-4-2)へとマイナーチェンジ。
サイドに出された際にはウイングバックが前に出ていわきの前進を阻みます。

圧力に押されるいわき、後半5分には石田がスリップし家泉のパスを受けられず、小原が拾った事でいわきのカウンターに。
そして草野がドリブルで左ポケットを突いてグラウンダーでクロスを送り、ニアサイドに寺沼が走り込むも僅かに合わずと、これまた際どい好機。
これが決定打となった訳では無いでしょうが、いわきベンチは6分に石田→岩渕に交代・宮本が右サイドバックにシフトと素早く動きます。

戦列復帰してから、点取り屋の資質を見せている(3試合で3得点)岩渕の投入に勇気づけられるいわき。
7分には左スローインからの攻めで、ワイドからポケットを突いた谷村のヒールパスで意表を突き、河村がシュートを放つも松田佳がブロック。
人数を掛けた重厚な攻撃にキレが戻り始めます。

一方の水戸は13分に寺沼→安藤へと交代。
前半体を張っていた寺沼・梅田が2人とも退いたものの、その後彼らがいわきディフェンスに与えていたダメージが響く絵図が描かれます。
14分GK山口瑠のロングフィードを家泉がクリアミスし、拾った小原が左ワイドを駆け上がってカットイン。
左ポケットを突く好機となるものの、宮本が反則気味のディフェンスで止めて凌ぎます。
しかしその直後にも、空中戦の末にクリアにいった谷村がハンドを犯し、水戸に直接FKを与える事態に。
相手の綻びを突きたい水戸は、この中央やや左からのFKを鵜木が直接シュート。
これがゴールバー下に当たってゴール内に落ち、綺麗に決めてモノにします。

2点差として勝利に前進した水戸。
18分にはいわきのクロス攻勢をGK山口瑠がパンチングで跳ね返し続け、奪ってカウンターに持ち込み。
溜めを作ったのち左から上がった石井のクロスを、ファーサイドで安藤が合わせましたが枠を捉えられず。
今思えばここから、いわきの攻撃を凌ぎつつカウンターという意識を強めるべきだったでしょうか。

20分、最終ラインから左へと展開するいわきに対し鵜木が前に出て阻みにいく水戸。
しかしそれを逆手に取り、河村の中央へのパスを下田がダイレクトで縦パスを送ると、村田と楠本の間のハーフレーンを見事に突いて(吉澤のスルーを挟んで)ポケットを取る岩渕。
そしてカットインをチラつかせながら、GK山口瑠と正対してのシュートをゴール右へと突き刺します。

1点差となり、意気上がるいわきを前に水戸は混乱状態になってしまった感があり。
22分に宮本の反則気味のボール奪取からいわきが攻め込むと、人数を掛けての前進を寸断出来ない水戸。
岩渕のミドルシュートは松田佳がブロックするも、松田佳が痛むのを尻目に跳ね返りを下田が落として尚も継続、右から宮本のスルーパスでポケットを突き。
そして走り込む有田ヒールパス→吉澤ダイレクトでクロス→谷村シュートという流れるような攻撃を防げず、揺れるゴールネット。
人数が揃っていた水戸ディフェンスをも崩す形で、僅か3分間で2点差を追いついたいわき。

同点となり、再び攻めなければいけなくなった水戸。
26分に武田が退いた(杉浦と交代、同時に小原→井上へと交代)事もあり、以降は鵜木が高目の位置を取って右サイドから攻め、村田との2段構えでの前進が中心となります。
いわきサイドも、前線がプレスを掛けるもスリップして繋がれてしまう場面を作る等、熱戦における体力面の問題はフィジカル軍団にも容赦なく襲い掛かり。

3-3のまま、(24分の有田のシュート以降)お互い攻め上がるもののフィニッシュに繋がらないという時間帯が続いた末に、35分に双方選手交代。
いわきは下田→加瀬へと交代し、山下がアンカーに回り。
水戸は石井→永長へと交代し、井上が左WBへシフトして永長が右・杉浦が左というシャドーの並びに。

均衡を破ったのは投入された永長の方で、37分に右サイドをドリブルし、右ポケットからカットインを経てシュートするも遠藤がブロック。
これで遠藤が痛んで倒れ込むも何故かプレーは止まらず(いわき3点目のシーンとの帳尻か?)、さらに永長が右から仕掛けた所河村に倒されて反則でようやく途切れ。
いわき・田村監督の抗議が生まれるも、終盤も間近になり熱戦の雰囲気は止む事無くといった状況故に、判断ミスも致し方ない所でしょうか。(遠藤は無事に続行)
ここからFK→CKとなった末に、水戸はクロスを合わせにいった草野が家泉にアフターチャージで反則・警告と、そのテンションの高まりは歯止めは利かず。

しかし最後はそれが仇となった感があり。
42分に草野を狙ったロングボールでの攻撃から右CKを獲得した水戸、キッカー鵜木のクロスの跳ね返りを尚も繋がんとします。
しかしいわきのプレッシャーの前でそれは逆効果だったか、杉浦の(永長への)ダイレクトパスがミスとなり、岩渕が拾った事で一気にカウンターに持ち込むいわき。
それはドリブルで抜け出した宮本と並走する岩渕がGKと2対1という絶望的なものとなり、横パスを合わせた岩渕がキッチリとゴールへ蹴り込み完遂。
パスを読んでいたGK山口瑠の反応も届かず、熱狂の終止符となるべき4点目はいわきが挙げる事となりました。

諦めずに攻めの姿勢を見せる水戸に対し、アディショナルタイムに最後の交代カードを切るいわき。(河村→江川)
以降も後方での繋ぎを経てのロングパスと、あくまで形作ったうえでの供給の姿勢を見せる水戸ですが、フィニッシュには辿り着けず。
いわきのプレッシングを呼び込んでの裏へのロングパスにも、GK鹿野が良く対応して好機を作らせません。

そして試合終了の笛が鳴り響き、胸すく大逆転劇でこの試合ならびに今季のダービーを制したいわき。
総得点25のうちの11を後半の4試合で挙げるという爆発ぶりが、改めてJ2への挑戦状となるでしょうか。

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