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DAZN観戦 2023~24AFCチャンピオンズリーグ決勝第1戦 横浜F・マリノスvsアル・アインFC

2024-05-15 18:09:04 | サッカー視聴記(2024年その他)

<両軍スタメン>

  • コイントスでコートチェンジ。
  • アルアインの選手名はyahooスポーツナビに準拠。
  • マリノスのACL仕様の背番号は、ポープ(本来は1)・マテウス(11)・ロペス(10)の3人。

横浜Mベンチメンバー=GK飯倉 GK白坂 加藤蓮 加藤聖 渡邊泰基 渡辺皓太 山根 榊原 山村 井上 水沼 宮市

前回のACLの記事 - 準決勝第2戦・横浜Mvs蔚山(3-3・PK5-4)


苦難の道のりを経て、決勝の舞台に辿り着いたマリノス。
週末開催とあって観衆も十分、いや普段以上の大人数が集結し、良く雰囲気が演出されていました。

2003・2004年とリーグ連覇を達成し、2004・2005年と連続で参加したACL。
この黄金期といえる時代に、少なくともアジア王者に手が届くという地位を固めておきたかった所でしょうが、いずれもグループリーグで敗退と現実は非情であり。
その後、王者が現実的なクラブ最有力の枠は浦和に収まる形となりましたが、20年の月日を経て取って代わる事が出来るかどうか。

対戦相手はUAEクラブのアルアインで、ノックアウトステージに敷かれたサウジアラビアの包囲網を掻い潜って勝ち抜いてきた強豪クラブ。(ラウンド16の相手はウズベキスタンのナサフ・カルシFCでしたが)
スタメンには他国の助っ人選手が4人顔を並べている、マリノス同様に様々な国の力を取り入れており決勝に相応しい相手といえるでしょう。
(なお日本人では過去に広島・塩谷、浦和・中島が在籍)

ピッチ上は風が強い事もあり、コートチェンジが行われて迎えたキックオフ。
アルアインは1トップのラヒミの脅威的なスピードを生かす、典型的なカウンター主体のチームとの事であり。
その通りに攻撃権を支配するマリノスに対し、4-5でブロックを敷きつつマンツーマン気味の守備隊形を作るアルアイン。
マリノスが片側のサイドバックを上げれば、それに対しサイドハーフが下がって陣形を変える、という具合。

それを利用せんと、前半3分にマリノスはロペスが降りてポストプレイをすると、それに付いていったのはボランチのナデル。
愚直にセンターバックが喰い付くなんて事をしない辺り、流石にレベルが違うという事を匂わせます。

それはともかくとして、ホームの場で主導権を握りたいマリノス。
6分に攻撃が途切れたのちにゲーゲンプレス、右サイドでロペスがボール奪取すると、パスを循環させて再度ロペスにボールが渡った末にクロス。
クリアされて途切れるも、またも永戸が即時奪回して継続、今度は中央を縦に素早く運び。
植中→ロペスの縦パスはズレるも、クリアボールを拾ったナムテヒが逆向きでのヒールパスで左ポケットへ送って好機。
エウベルのクロスの跳ね返りを、逆の右ポケットで拾ったマテウスがシュート(枠外)と、前線の助っ人による圧力を発揮します。

アルアインはラヒミの裏抜けに対するロングボール・スルーパス攻勢が基本で、マリノスの攻勢を凌ぎつつ一発を狙うという立ち回り。
そのカウンターの槍も、GKポープの飛び出しなどで防いできたマリノスでしたが、迎えた12分。
アルアインの自陣左スローインという、脅威となり辛いシチュエーションだったのが却って拙かったか、投げられたボールをパクヨンウがフリックしてラヒミの下へ。
これをワンタッチで裏へ蹴り出し、自身で走り込むという選択をしたラヒミ、蓋をしに掛かったエドゥアルドを超スピードで追い越して拾う事に成功します。
そしてほぼGKと一対一状態で放たれるシュート、GKポープがセーブしたものの跳ね返りをM・アルバルーシに詰められ。
ゴール前まで戻ったエドゥアルドのブロックも及ばず、ゴールネットが揺れてアルアインの先制点が創出される事となりました。

突拍子も無くラヒミの脅威に晒される格好となったマリノス。
追い掛ける立場でのキックオフ、すかさず右へ展開してスルーパスでマテウスを走らせ。
受けたマテウスは右ポケットに進入するも、パクヨンウのアタックで倒されてボールロスト。(反則無し)
奇襲が実らず終わると、試合も膠着状態に。

かくしてマリノスは最終ラインからの繋ぎで、堅守の相手を崩すという展開を強いられる事に。
19分、畠中から斜めの縦パス→ロペスポストプレイ→エウベルと繋がんとし、遮断されるもこぼれ球を再度畠中縦パス→ナムテヒポストプレイと、同パターンで前進。
これを受けたロペスがドリブルでエリア内へ切り込み、左へ流れてシュートを放ったもののGKエイサのセーブに阻まれます。
まずはCBからの縦パスというのがスイッチとなる、という事を示しましたが、その後の同パターンはアルアインのパスカットに遭う事が目立ち。

リードした事で、アルアインも無理をせずボール保持で時間を使う選択も混ぜ始め。
それに対しハイプレスを仕掛けるマリノスは、26分M・アルバルーシのボールキープに対して追い込み、戻りながらのキープを強いたのちナデルのパスミスを誘い。
これを回収した植中がそのまま前進からミドルシュートを放つも、これもGKエイサにセーブされてショートカウンターも実りません。
逆にこれで得た右コーナーキックから、永戸のシュートに持ち込んだものの防がれるとアルアインがカウンター。
右サイドでスルーパスに走り込んだのはやはりラヒミで、さらに中央へダイレクトでスルーパスと、鋭い槍を放たんとしましたがこれは遮断したマリノス。

するとマリノスは、その後得意手である「偽SB」の色を押し出し始め。
高い位置を取る永戸をハーフレーンに置く事で、アルアインの守備隊形を崩さんと試みます。
29分エドゥアルドの持ち上がりに対し、永戸を見失ったM・アルバルーシがやむ無く(そう見えた)それを止めに前に出た所に、すかさず永戸へ縦パスを通したエドゥアルド。
ここから永戸→植中→マテウスと経由し逆サイド・右ポケットへ運び、マテウスのシュート気味のクロスをファーサイド奥でエウベルが折り返しと、綺麗な流れで繋いだものの中央には誰も居らず。
またも狙いを的中させながら、結果だけが伴わないという絵図に。

すると30分、アルアインはアルハシェミのロングパスのセカンドボールを拾って攻撃に入り、ロメロの縦パスに入れ替わったパラシオスが右ポケットに進入。
そして放たれたシュートが、GKポープの股を抜けてゴールに突き刺さります。
大きな追加点か、と思われた所にVARが介入すると、際どいながらもオフサイドの判定が下され。
マリノスサイドが、オフサイドと判断したのか緩い守備になったというシーンだっただけに、その通りになって本当に助かった格好に。

それでも攻撃権を支配しているマリノス、34分に松原ミドルパス→植中収めで最前線での崩しに入り、横パスの連続を経て喜田がエリア内やや右からシュート。
GKエイサにセーブされて左CKになると、ショートコーナーからの繋ぎの末に中央からマテウスがミドルシュートを放ちましたが、これもGKエイサのセーブで防がれ。

フィニッシュは順調に重ねる流れの中で、どうやらエドゥアルドが足を痛めてしまった模様であり。(何時かは不明)
プレーが止まった際にピッチ脇のハリー・キューウェル監督と話し合った結果、以降松原が最終ラインに残る左肩上がりの布陣を固定化。
このカバーにより、カウンターのケアを強める姿勢を採り。

恐らくハーフタイムまで持たせて……という思惑でしょうが、それは叶わずに36分、ついにエドゥアルドが倒れ込んでしまい続行不能に陥ります。
上島の出場停止でCBが不足気味ななか、交代に選ばれたのは渡邊泰。
何とか自力でピッチ外に出たエドゥアルドに代わり、37分に投入されました。

アクシデント発生で流れが悪くなるマリノス。
その後の流れは今一つで、アディショナルタイムには再び縦パス中心の崩しから、右ポケットに切り込んだマテウスがマイナスのクロス→ナムテヒシュート(マテウスがオフサイドで無効に)というのが唯一の決定機。
この際にGKエイサがロペスとの交錯で痛み、長らく倒れ込んだ事もあり攻勢はブツ切りとなり。

結局0-1のまま前半が終了。
ハーフタイムではともに交代無く、運命の後半戦へ……と言ってもまだ2戦目があるのですが。

後半もマリノスの流れはイマイチで、早々の後半2分にラヒミと渡邊泰が頭部同士で激突し、ラヒミの方が激しく痛む事態に。
幸い何事も無かったものの、早く攻勢を整えたいマリノスにとってはアクチュアリープレイングタイムの減衰はなるべく無くしたい状況。

その焦りを突くように、アルアインは6分GKエイサのロングフィードをパラシオスがフリック、流れた所をロメロが浮かせてラヒミへ送り。
そのラヒミがヘッドからの収めで一気にエリア内へ切り込む好機となりましたが、永戸のカバーで辛うじて防ぎ。
こうした一発の縦に速い運びが、致命傷になりかねない戦いを強いられます。

気を取り直して攻めるマリノスでしたが、前半とは打って変わってフィニッシュに持ち込めず。
アルアインの守備力が冴え渡る展開から、10分を過ぎると今度はアルアインが攻撃権を支配する流れとなり。
マリノスの攻め疲れを見計らうかのように、パラシオスが様々なサイドに張り出してパスを引き出す姿勢によるボール保持の色を高めるアルアイン。
13分には再度カウンターでスルーパスをラヒミの下に送る(手前でカットされる)という具合に、マリノスの焦りを増幅させる狙いは成功しつつありました。

このままでは厳しいマリノス、状況打破のためにベンチが動いたのが16分。
喜田・エウベル→渡辺皓・宮市へと2枚替えし、喜田はキャプテンマークを松原に託しピッチから退きます。
以降、永戸の上がりが控えめになり逆に右の松原が高い位置を取る絵図が増えるなど、新たな手法を交えて崩さんとするマリノス。
その変化に付いていかんとするアルアインですが、19分に畠中の縦パスを降りて受けるロペスに対し、ついにCBのアルハシェミが喰い付くという絵図が生まれ。
戻しを経て左サイドから前進し、宮市の奥からのクロス(クリアされCKに)にまで持ち込み、フィニッシュは放てなかったものの決壊の兆候が見られたでしょうか。

これ以降カウンターにも持ち込めず、専守を余儀なくされるアルアイン。
23~24分に長らくポゼッションを続けるも前進出来ずにいたマリノスですが、最終ラインから畠中の持ち運びで局面を変えると、彼の縦パスを受けた植中の右奥へのスルーパスにマテウスが走り込み。
そして低いクロスを入れたその先にロペスが脚から跳び込む理想的な流れを生み出しましたが、手前でナデルにクリアされて実らず。
それでも後方からの運びは有効で、25分に今度は渡辺皓が中央を前進したのち、狭い局面でのロペス・ナムテヒとのワンタッチパスで崩しに掛かり。
そして植中のスルーパスに抜け出す渡辺皓、遮断されるもエリア内中央へこぼれた所に永戸が走り込むという場面となりましたが、これも辛うじてクリアされ撃てずに終わります。

そして27分、とうとうスタンドの観衆(の殆ど)が待ち望んでいた瞬間が。
最終ライン→左サイド(宮市)で前進の姿勢から、中央(ロペス)→右ワイド(マテウス)へサイドを移すという典型的な繋ぎから、カットインを経てポケットから上げられたマテウスのクロス。
ポストワークののちエリア内へ走り込んだロペスの動きが効いて、ヘッドで合わせた中央の植中に対しアルハシェミは競り合えず、ゴールネットに突き刺さるボール。
ゴール前に人数を掛けた末のフィニッシュで、1-1の同点となります。

これで攻める姿勢を見せなければならなくなったアルアイン。(アウェイゴール制度は無いため)
30分にナデルが左サイドを持ち運ぶ所、植中が反則で阻止して警告を受けると同時に、足を攣らせて倒れ込む事態に。
殊勲の同点弾を挙げた植中ですが、ここで退く事となりました。(山根と交代)
同時にナムテヒ→榊原へと交代し、5人の交代枠を使い果たしたマリノス。(以降アンカーに山根が入る)

これで得たFKからのクロスや、ラフな裏へのボールを拾わせたのちのプレスで奪うという「ストーミング」的な手法から、何とか攻撃機会を得るアルアインですが迫力は薄く。
マリノスとは対照的に、ここまで交代カードを全く使わない事もあり、ラヒミの脅威をはじめその能力が鈍ってきたでしょうか。
チームを支えてきた守備力も、35分に宮市の左からの仕掛けに対し、2人が止めにいった結果カットインからのクロスを許す(ファーのマテウスには合わず)などその組織力は薄氷の状態に。
それでも動かないベンチのエルナン・クレスポ監督。

そして右奥からスローイン→右CKというセットプレーの連続に持ち込んだ39分。(33分にも同様の流れが)
キッカー・マテウスの最初のクロスは跳ね返されるも、山根の落としを拾った榊原が右ポケットを突いて継続し、再度上がるマテウスのクロス。
これをファーサイドで宮市がボレーで合わせにいき、折り返されたボール(放送席ではシュートミスと言われていた)に渡辺皓が抜け出して合わせた事でゴールネットを揺らします。
これに一旦オフサイドを告げる笛が吹かれるも、VAR介入によりオンサイドが判明し、判定が変わった末の勝ち越し点に。
胸すく逆転劇に沸き上がるマリノス。

しかし逃げきりという作業が待ち受ける終盤戦。
そしてその最中に畠中が足を攣らせてしまったため、ポジションチェンジを強いられる事に。
彼の代役のCBに松原が入り、右SBには山根。
そして渡辺皓と榊原がドイスボランチのようになり、畠中がロペスと横並びの2トップ状態といった最終布陣に。

そのため、攻撃的なマリノスでも専守を余儀なくされ。
ATに突入し、攻め続けるアルアインの流れを切らんとしますが、自陣でパスカットに遭う事で一方的な守勢を強いられます。

そしてクロスをクリアするも、そのこぼれ球を合わせに跳んだトラオレに対し永戸が激しくぶつかってしまい反則・警告。
それと同時に、植中と同様に足を攣らせてしまう永戸という具合に、既に満身創痍なマリノスメンバー。
ここでようやくアルアインは最初の交代(M・アルバルーシ→アルシャムシ)を使ったものの、結局この1枚のみに終わります。

ともかくこれで得た右ワイドからのFK。
蹴る前にエリア内でパクヨンウが松原を押し倒してしまい、警告を受けるという一幕もありましたが、キッカー・ロメロはクロスと見せかけて直接シュート。
意表を突かれる格好となったマリノスですが、シュートはゴール上へ僅かに外れと、命拾いとともにようやく勝利の光景が膨らみ始め。

その後も押し込まれ続け、アルシャムシがエリア内に切り込まんとする所を渡邊泰が倒してしまうというヒヤリとする場面もありましたがノーファール。
最後は這う這うの体という感じでしたが、試合終了の笛が鳴り響き、勝利に辿り着いたマリノス。
しっかりとホームの地で1戦目をモノにしましたが、まだ激戦必至の第2戦が残されています。
果たしてアウェイ・UAEの地に乗り込む、その戦いの行方は如何に。

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DAZN観戦 2024年J3リーグ第13節 ツエーゲン金沢vsガイナーレ鳥取

2024-05-10 18:30:49 | サッカー視聴記(2024年その他)

<両軍スタメン>

シーズン立ち上がりの不振を跳ね返し、改めてJ2昇格への戦いに入っている金沢。
目立つのは点の取り合いの試合が増えて来た事で、不安定ながらも無敗で切り抜けるという「多少の傷は厭わない」ような突撃ぶりを感じさせるものであり。

しかしそんな精神が災いとなったか、フロントレベルではこんな一報が跳び込んでくるに至り。
「ネーミングライツ(命名権)の件は関係無い」と釘打たれたものの、やはり(ゴーゴーカレーと)両雄並び立たずの状態になった事は想像に難くなく。
果たしてJ3の場で猪突猛進を続ける金沢、その結末は如何なるものになるか。

この日の対戦相手は鳥取。
今季から監督を務める林健太郎氏は、現役時代ヴェルディの主力選手としてのウェイトが大きく。
しかしその別れ方が拙かったため、引退後の活動は他クラブで行っているという「元クラブと袂を分かつ」典型的な人物となり。(千葉・小林慶行監督、讃岐・米山篤志監督もほぼ同類)
主に神戸でコーチ・フロントとして働き、その最中の2018年にひょんな事から暫定監督を務め。(2試合、ファン・マヌエル・リージョ氏就任に伴う準備期間での指揮)
その時以来のトップチームの指揮となり、年齢も決して若くないなか結果を出せるかどうか。

そんな鳥取に、いきなり金沢の攻撃陣が襲い掛かり。
ボール争いを制した末に、右スローインを小島がサイド奥へと投げ入れた事で右コーナーキックに持ち込んだのが前半2分。
するとキッカー大山のクロスを中央で畑尾が合わせ、このヘディングシュートをゴールライン寸前で伊川がブロック。
しかし息もつかせぬ追撃が待ち受けており、詰めた大谷のシュートも防いだ伊川ですが、さらに放たれた庄司のヘディングシュートはどうにもならず。
ゴールネットが揺れ、幸先良く金沢が先制点に辿り着きました。

しかしそれだけでは終わらず。
何とかボール保持の姿勢を作り上げんとする鳥取に対し、5分に自陣での西谷のパスカットから素早く運んでの好機。
左から大谷のクロス→右から小島のクロスという連続の放り込みは凌ぐも、跳ね返りを繋いだ金沢の、後方から上がってきた井上のミドルシュートが待ち受けており。
これがゴール左を無回転かつワンバウンドで襲う絶妙のボールとなり、立ち遅れたGK櫻庭のダイブも届かずゴールに突き刺さります。
早々の追加点で、この日もその攻撃力をアピールする結果となりました。

いきなり2点ビハインドからのスタートといった展開になった鳥取。
改めて最終ラインから繋ぐ、典型的なポゼッションスタイルの体勢から反撃に掛かり。
しかし金沢のハイプレスに難儀し、スコア同様にその船出は芳しくないものとなります。
14分には縦パスがズレた所を、畑尾が逆に縦パスで矢印を反転させて金沢の攻撃、右ワイドから梶浦がスルーパス。
手前に居たマリソンがオフサイドのためスルーすると、逆の左サイドで大谷がフリーで受けるボールとなり、そのまま左ポケットへ切り込む絶好機に。
それでも、中央に走り込むマリソンへの横パスを遮断して何とか凌ぎます。
ボールを繋がんとする所に、ミス待ちを含めたカウンターの姿勢で脅かされる未来が過る展開に。

その鳥取のビルドアップは、4-1-2-3というフォーメーションながら、長谷川アーリアが降りて世瀬と横並びになるため、感覚的にはほぼ4-2-3-1に。
このドイスボランチと化した2人が、金沢の前線五角形の内側でパスを出し入れする事でプレッシング攻略を図るという、あくまでビルドアップvsプレスの勝負に挑む姿勢を終始崩さず。

しかし、果敢に両センターバックが前に出ての守備を行う金沢の圧力に屈する流れは尚も続き。
18分に庄司のパスカットから右サイドを運び、奥に持ち込んでCKを獲得したのち、ここから2本CKを続けるなど押し込み続けます。

何とかそれを跳ね除けた鳥取、反撃の狼煙を上げたのは21分でしたが、それは上記の自身での繋ぎとは無縁のものとなり。
金沢がGKまで戻して攻め直しとなった所に掛けたプレッシングが糸口となり、パスが乱れたため畑尾が蹴り出しを選択するも普光院がブロック。
エリア内へこぼれた所に、いち早く追い付いた松木がそのままシュートをネットに突き刺します。
これで1点を返し、ホームの大声援に包まれる雰囲気を幾ばくか変えるのに成功しました。

1点差となり、金沢サイドも地上から繋いで落ち着きを得る選択が多くなり。
バタバタした最終ラインが招いた失点だったため、ある意味当然の選択でしょう。

そしてそこに襲い掛かる鳥取のプレッシングと、立ち上がりとは逆転したかのような試合展開に。
敵陣でのカットを頻発させ、反撃の機運を高める鳥取に対し、27分金沢は大山が自陣で囲まれてのボールキープ。
すると倒れながらボールを足で挟む格好となり、ホールディングの反則で鳥取のフリーキックという判定が下されると、それでも足からボールを離さない大山を温井が押し倒してしまい。
これで両軍ヒートアップし、只ならぬ雰囲気を漂わせるピッチ上。(カードの類は誰にも出ず)

この空気からどちらが立ち直るか、という状況で迎えた29分。
金沢は右サイド後方(自陣からのフリーキック)から井上縦パス→小島フリックで一気にチャンスエリアへ運ぶ事に成功すると、ハーフレーンで受けた梶浦がカットインを経てのミドルシュート。
これが2点目同様に狭い所を通すボールとなり、ゴール右へと突き刺さり。
再びミドルシュートで2点差とした金沢。

このゴールにより、立ち直ったのは金沢、と言わんばかりにその後も攻勢を掛け。
システム的には、左ワイドに張りっぱなしの大谷を軸として、長短交えてそこに奥に届ける事が第一の攻撃。
それを盾にしながら、3点目のような他の選択肢を活かすという感じ。
36分には井上が対角線のロングパスをその大谷に通し、上げられたクロスをファーサイドで梶浦がヘディングシュート。
叩き付けて嫌なコースを突くこのフィニッシュを、GK櫻庭が身体を広げてコースを塞いだ末に足でセーブと、何とか防ぐ事に成功します。

このままでは神戸・町田と対戦するようなポゼッションの敗北という展開が避けられない鳥取。
終盤も近くなり、やや微調整の節が伺える立ち回りに。
金沢の前線五角形に入るのは1人のみとなり、世瀬がさらに降りて(ないしは開いて)その外でパスを受ける事が増え。
そして相手ドイスボランチの脇で、右で東出・左で普光院がパスを受けるというやり口でディフェンスを揺さぶりに掛かります。

この調整が奏功し、最後方でのプレス回避も容易となる流れが出来上がり。
43分にはハイプレスをGK櫻庭の短めのフィードで回避、温井の落としを経て前へ運び。
そして田中翔のスルーパスを受けた東出が右ポケットへ切り込んでシュート(ゴール左へ外れる)と、決定機への道筋も見え始め。

そして突入したアディショナルタイム。
ここも最後方でショートパスの連続でプレス回避した末に敵陣へ運び、後はアタッキングサード攻略という段階に入る鳥取。
左の松木が奥を取るも一旦戻して作り直しと、長らく繋いだ末に再度松木を使い、今度は普光院が左ポケットへのスルーパスを送った所に走り込み。
そしてクロスがファーサイドに上がり、田中翔のヘディングシュートで見事攻略に成功します。
これで再度1点差とした鳥取。

その後は何も起こらず3-2で前半終了となり。
点の取り合い(かつ中2日の試合で)で前線の消耗も激しく、ハーフタイムで両チームとも交代を選択します。
金沢はマリソン→土信田へ、鳥取は松木→小澤へと交代。

後半の立ち上がり、前半の再現を果たさんと積極的に仕掛ける金沢。
大谷のドリブルで左サイド奥を突き、グラウンダーのクロスに対しニアで土信田が走り込み、シュートは撃てずもCKとなったのが後半2分。

ここから怒涛のフィニッシュ攻勢に入り、この左CKからクロスの跳ね返りを西谷がミドルシュート、ブロックされるも尚も繋ぎ。
大山が左サイド手前からクロスを上げ、中央で土信田がヘディングシュートを放つもゴール上へと外れ。
続く4分には小澤の(小島への)反則で右サイドからのFK、再び大山のクロスから土信田がヘディングシュートという流れで、GK櫻庭のセーブで防ぐも再度CKに。
この左CKからも、キッカー大山のクロスをファーサイドで小島がヘディングシュート、ブロックされ混戦となった所を梶浦がシュート(ブロック)と徹底的に撃ち続けます。

いきなり窮地といった鳥取でしたが、何とか凌いだ末に最初の攻撃に入ったのが7分。
ここでそのボールポゼッションによる攻めの神髄を発揮し、大城がボールを持つ所に長谷川アーリアが降りて大山を引き付けると、その左脇を通す縦パスを送る大城。
これを普光院ポストプレイ→世瀬浮き球パスとワンタッチの連続で左へ繋ぎ、受けた温井の裏へのパスはブロックされるも、東出が拾って右へ展開して崩しの姿勢に入り。
ボールを持つ長谷川アーリアから、またも中央の世瀬→右ワイドの伊川→中央の東出とサイドを揺さぶりながらのワンタッチパスの連続でギアアップすると、東出がフリックを選択した事でエリア内へ転がるボール。
そして普光院が抜け出してシュートにいき、GK上田が前に出てブロックするも、こぼれ球を田中翔が詰めて無人のゴールに突き刺します。
最終ラインから完璧に崩しきり、同点に追い付いた鳥取。

これで振出しに戻り、意気上がる鳥取はその後、投入された小澤の推進力を押し出して攻め上がり。
自らのカットインや裏抜けを交えて左サイドを跳梁するその姿に、金沢もタジタジになるように、その攻めの圧はすっかり消え失せ。
鳥取の最終ラインにプレスを掛けるも、3失点目の影響が大きく、奪えずに結局自陣でリトリートを強いられる時間が長くなり。

かくして盤石の攻撃体制を得た鳥取。(ビルドアップの体勢は前半同様、相手ボランチの両脇で出口を作るスタイル)
組織力で攻略しつつ、個の力を前線の矛とする姿勢で攻撃権を支配します。
それでも金沢が自陣で5-4-1で固め始めた事で、フィニッシュはミドルシュートに留まるなど難しい崩しを余儀なくされる展開。

このままでは勝てない金沢が交代要員を準備していた所、23分に小澤が左ワイドからカットインの体勢に。
エリア内に入るかどうかという所で、梶浦に倒されて反則の笛が鳴り、PKにはならずも左角すぐ脇という絶妙の位置でのFKを獲得します。
セットプレー守備となったものの、金沢はここで交代を選択し大山→塚元。(梶浦がボランチに回り塚元は右シャドーに)
シュート・クロスどちらも可能という位置で、壁が作られないのを見たキッカー普光院はシュートを選択しますが、ゴール上へ大きく外れ。
勿体無さの方が強く残る結果となり。

これを境に鳥取の勢いも削がれ、26分には逆に金沢が左ポケット奥を突き、大谷がマイナスのクロスという好機。(手前でカットされ撃てず)
すると鳥取ベンチも動き、28分に長谷川アーリア→富樫へと交代。
これで東出がインサイドハーフに回ったようでしたが、以降東出の前残りが目立ち守備時は4-4-2の色を強める結果となります。
またこれにより普光院が長谷川アーリアの役割、つまりビルドアップの際にボランチに降りる繋ぎ役に回り。

布陣が変わった事で、その後方も乱れ始める鳥取。
32分に最後方から繋ぐも、GKへ戻した所に大谷のプレッシャーが襲い掛かり、櫻庭のパスが大谷を掠めるも何とか右の大城に繋ぐという危ないシーンが。
その後の大谷→東出へのロングパスもズレる(一応、小澤がこれを拾ってドリブルで奥へ運ぶ)という具合に、怪しげとなるビルドアップ。
それを突きたい金沢、34分に自身が最終ラインから組み立てる攻撃で、右へロングパス→戻しを経て今度は左から石原が中央へミドルパス。
これを土信田が絶妙なトラップで反転しながら収めた事で、二階堂を外した末に横パス、受けた塚元がドリブルでエリア内を突く絶好機に。
ディフェンスに遭うも左に流れながら確保した塚元、そのラストパスを託された大谷がシュートするも、GK櫻庭のセーブに遭い決められず。

35分に双方選手交代が行われ、金沢は大谷→櫻井。(これによりシャドーが右に櫻井・左に塚元)
一方の鳥取は東出・田中翔→常安・東條へと2枚替えで、常安が右ワイドに入る事で富樫・東條の2トップとなった感があり。(つまりは完全な4-4-2か)

以降、富樫・東條のポストワークを使いながら再度前進の流れを作る鳥取。
しかしそれにより、今度はフィニッシャーがゴール前に居ないという問題が生まれた感があり。
39分には中盤で富樫・東條の2人が繋ぎ、富樫→世瀬へのスルーパスが遮断されるも、拾った常安が左ポケットに進入成功。
溜めを作ったのちの戻しから温井がクロスを上げるも、ファーに走り込んだ富樫には僅かに合わず。
いかにも2トップに上がる時間を与えるかのような攻撃。

そして終盤を迎えると、疲労感からか鳥取の攻撃は機能不全となり。
やはり最後は地力の勝負に落ち着くというように、金沢が攻撃権を支配する流れに突入します。
44分に最後のカードも使い、小島・庄司→杉浦・山本へと2枚替え。(櫻井が右ウイングバックに回り、シャドーは右=塚元・左=杉浦)

一気に劣勢となった鳥取、44分にはカウンターを反則で阻止した二階堂が警告を受けるなどその被害が出始め。
そのFK、中盤の位置からですが放り込みを選択し、乱戦の末に杉浦が左ポケットからシュートに持ち込み。
これを脚先で東條がブロックして防ぎますが、これが当たり所悪く(先の細い所に当ててしまったか)、その後の金沢の二次攻撃の間も倒れ込んだままとなる東條。
プレーが途切れた所で治療に入ると、続行不可能となり無念のインアウトに。
それでも最後のカードを残していた鳥取、曽我を投入し破綻を防ぎます。

窮状に陥ったような相手を仕留めたい金沢でしたが、こちらも終盤故に放り込みオンリーとなる攻撃。
土信田のフリックを活かしながら押し込みますが、結局フィニッシュには辿り着けず。
3-3のままスコアは動かず、引き分けで幕を閉じました。

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DAZN観戦 2024年J3リーグ第11節 松本山雅FCvsカターレ富山

2024-05-02 16:01:06 | サッカー視聴記(2024年その他)

<両軍スタメン>

  • 松本ホームだが、↓とは逆のコートで前半スタート。

大宮が降格してきた事で、J1~J3全てのカテゴリを経験するクラブがまた一つ増えた今季。

そのうちの一つである松本ですが、今季もまた素直な昇格争いとは無縁となるシーズンの立ち上がりを強いられ。
過多な選手編成と、負傷離脱者が織り成す事で、中々メンバーを固定できずにいるというのがこの表を見た第一印象。
チームトップの出場時間者が、移籍組かつベテランの山本康・馬渡というのが寂しくもあり。
8節・金沢戦での6失点での大敗により、ディフェンスラインも安定せずな状況に陥ってしまったでしょうか。

この日は浅川が負傷離脱から復帰しましたが、その負傷という要素が依然として付いて回る事となり。
入りのボール争いの時間帯で、浮き球を拾いにいった菊井が下堂のチャージを受けて、肩を激しく痛める事態が発生してしまいます。(前半3分)
前年の古傷との事で、ここに来て再発し長期離脱……という事になれば、今後も苦戦は続きそうであり。
幸いここでは何とか復帰し、富山の攻勢を受けながらも何とか立て直さんとする松本。

すると8分、山本康の右サイドへのロングパスを馬渡が収めるという、チームを支えるベテラン移籍組コンビのホットラインからの攻めでコーナーキックに持ち込み。
ここでもショートコーナーから、山本康のバックパスを馬渡がダイレクトで手前からのクロス。
この低く鋭い角度が付いたボールに対し、ワンバウンドした所に浅川が頭から跳び込んで合わせ、ゴールネットを揺らし。
復帰戦の試合早々で、早くも自ら祝うゴールを挙げた浅川により先制を果たします。

松本はリードした事で、GK大内から繋ぐビルドアップでその時間を長く保たんという立ち回りへ移行。
富山のプレッシングをいなしてのパスワークを経て、最後は大内まで戻してのロングフィードで裏を突くという組み立てでペースを握らんとします。

すると17分、富山が最終ラインでボールを持った所に菊井がプレッシャーを掛け、下堂がコントロールミスした所を滝が奪取に成功。
そのままドリブルで左ポケットへ進入した滝、放ったシュートはゴール右へ惜しくも外れ。
しかし事件はその後で、必死に戻って防がんとした神山と交錯して痛む滝とは別の所で、また倒れ込む松本選手。
それは他ならぬ先程負傷した菊井で、限界が訪れてしまったようであり慌ただしく交代の準備をするベンチ。

その数的不利の間に、富山は地上で長らく繋ぎ、末木がミドルシュートに持ち込む好機。(GK大内キャッチ、21分)
その後自発的にラインアウトし、安藤を投入し11人に戻した松本ですが、ペースまでは戻す事は出来ません。

続く22分にも高橋馨のパスカットから素早く運び、伊藤がドリブルし自分で仕掛けると見せかけ、カットインからのヒールパスを経てまたも末木がミドルシュート。
野々村のブロックでコースが変わった所をGK大内が何とかセーブと、チームに流動性を齎す菊井を失った事で、目に見えて退潮が著しくなってきました。(よく菊井はこれまで個人昇格の牙に掛からなかったというのが正直なところではある)
自身での攻撃も、25分には滝のラフな蹴り出しが右サイドの安藤に繋がり、村越がカットイン(その後ディフェンスに遭った所を自らダイレクトクロス)という偶発性の高いもののみに終わり。

そしてその流れがスコアに繋がったのが30分。
松本が最終ラインに戻した所を突き、野々村→安永へのパスにプレッシャーを掛けた末木がボール奪取。
すかさずショートカウンターとなり、こぼれ球を拾った佐々木がエリア内へ切り込んでのシュートでゴールネットを揺らします。
相手のアクシデントに付け込む形で、同点に追い付いた富山。

その後も松本は選手同士の交錯で倒れ込むシーンを続発させ、更なるアクシデントの危機が頭を過る展開に。
それを尻目に攻め込む富山、38分には下堂縦パス→松岡フリックで右サイド裏を取り、大迫の奥からのクロスの跳ね返りを高橋馨がミドルシュート。
山本康がブロックした跳ね返りを拾った末木がさらにミドルシュート(GK大内セーブ)と、セカンドボールも支配しての攻勢で逆転を狙います。

良い所の無い松本、攻撃では山本康のフィードを軸に、高い位置を取る馬渡中心に届ける事で組み立てんとしますが依然として分が悪く。
菊井不在となり、やはりこの2人のコンビに頼るしかないのか……という感情も湧いてきてしまう光景で、結局33分以降はフィニッシュを放てず。

1-1のまま前半を終え、勝負の後半戦に。
流れを変えたい松本ですが、既にアクシデントでカードを使っている影響もありハーフタイムでは動かず。

そして始まった後半、松本は後半2分にゴールキックでのロングフィードから、セカンドボールを拾っての攻撃で押し込みを掛け。
ここも軸となる馬渡の切り込みからのスルーパスを経て村越がクロスと、頼りになるのは馬渡と言わんばかりの攻撃。

対する富山は前半同様、松本の最終ラインでの繋ぎに対し果敢にプレッシングを掛けるスタイル。
時折、サイドの揺さぶりを受け、相手センターバックにサイドハーフが詰めなければならない場面を作りますが大過には至らず。
4分にはとうとう松本のミスを生み、野々村のトラップミスを左サイド深めで碓井が拾うショートカウンターの絶好機に。
ラストパスを右ポケットで受けた松岡が奥に切り込んで、シュートかクロスかの二択(ファーに佐々木が走り込み)というボールを蹴り込み、GK大内がこれを足でセーブ。
その跳ね返りを大迫がダイレクトでクロスを入れ、佐々木のヘディングシュートで追撃もしましたが、GK大内がキャッチして勝ち越しはなりません。

その後も短期間でCKを2本得るなど押し込んだ富山ですが、そこに落とし穴が待ち受けていました。
7分、松本が最終ラインからパスワークで前進せんとする所、例によってプレッシングでそれを阻む富山。
GKまで戻す事を余儀なくされるも、大内のロングフィードで裏を突き。
これで好機に繋がらなくとも、直接相手GKの田川が抑える事でイーブンだな、と思われた矢先に事件が発生します。
エリアからやや前に出て抑えんとした田川、胸トラップでエリア内に落とした所をキャッチ、という流れの中で浅川の強烈なプレッシャーを受けてキャッチに出る事が出来ず。
そして奪われてしまいゴールに蹴り込まれるという、致命的なミスの絵図で松本に勝ち越し点が齎されました。

結果的に、この1点が重くのしかかる事となり。
その後も富山はプレッシングを掛けるもそれが冴える事は無く、9分には右サイドに追い込む通称「監獄」状態を作ったものの、村越の後ろ向きでのキープに対し前に出た安光が奪いきれず。
そして戻しを経て逆サイドから運ばれる(山本龍がアーリークロス)という具合に、折角の組織力が相手との勝負の段階で勝てずに空回りしてしまい。

そんな相手を尻目に、本来のビルドアップの感覚を取り戻す松本。
前年からの持ち味である、長い距離間を保つ選手へのパスにより、相手に長い距離を走らせるという繋ぎがここに来て冴え渡ります。
14分にはGK大内からの繋ぎで、左から前進と見せかけて右へとサイドを移し、更に敵陣で左へ持っていく激しい揺さぶり。
そして山本龍が滝とのワンツーで左奥へ切り込んだ所、大迫の反則を呼び込む(大迫に警告)など、着実に相手にダメージを与えていき。

ここからのフリーキックを凌いだ富山、16分に佐々木→井上へと交代し、何とか流れを変えんとします。
しかし村越のロングスローにより継続する松本のセットプレー(その後CKも2本続く)により、それが果たされる事は無く。

20分にも村越のロングスローから、クリアボールを拾った馬渡が右ポケットへ切り込んで低いクロスを送り。
ニアで野々村が合わせにいくもこぼれ、追撃しシュートを放ったのは馬渡(GK田川セーブ)と、チームに流れ始めた好循環をバックにさらに躍動を見せるベテラン選手。
しかしスタミナの消耗も激しかったようで、23分に交代の措置が採られ。
一気に3枚替えとなり、馬渡・山本康・滝→佐相・米原・山口へと交代します。(いずれも同ポジション)

その後も、24分にこぼれ球に対し拾いにいった安藤が神山と交錯した事で反則。
激しく痛む安藤の姿に、またもや不安が過る松本サイドでしたが、無事に終わりさらにFK。
依然として続くセットプレー攻勢に、富山は反撃の狼煙を上げる機会すらままなりません。

このFK(右ワイドから)からの攻撃を何とか切り、再度ベンチが動く富山、伊藤・碓井→布施谷・松本孝平へと2枚替え。
しかし再び村越のロングスローで始められると、何とかクリアするもその跳ね返りを中央やや右寄りから佐相がミドルシュート。
これがバウンドしながらゴール右へと突き刺さり、とうとう攻めきって追加点を挙げた松本。
逆に富山にとっては、勝ち越されてからずっとペースを掴めないまま、致命的な1点を献上する結果となりました。

その後も繰り広げられる松本の攻勢を凌ぎ、ようやく富山が押し込む流れを得たのが32分以降。
布施谷の推進力を盾としながら、安光が最前線まで張り出してフィニッシュに絡むという左サイドでの流れから、何とか得点を狙いにいき。

しかし2点差という余裕がある松本、34分に最後の交代を敢行。
最前線の浅川に代えて宮部を投入した事で、守備的な3-4-2-1へとシフトします。
安藤の1トップ、シャドーが右に山口・左に村越という前線に。
右ウイングバックとなった佐相は、攻撃時は極端に高い位置まで上がり、その流れで5バックへの合流が間に合わない事もありましたが大事には至らず。

一方、これでサイドから推進力を押し出す事もし辛くなった富山。
最後の交代は37分で、大迫・松岡→西矢・瀬良へと2枚替え。
これで瀬良がボランチに入り、高橋馨が本来の右SHへとシフトします。

既に終盤を迎え、44分に安光戻し→GK田川右へのパスで松本のプレッシャーをいなしてから前進。
西矢の右からのクロスが跳ね返されたのち、空中戦を制した末に高橋馨のミドルシュート。
ブロックされた後も繋ぎ、再度西矢のクロスがファーサイドへ上がり、布施谷がヘッドで合わせたものの枠外に終わり。
こうして、松本の前掛かりな姿勢を突けたのはこれが最後となり。
アディショナルタイム突入後はパワープレイ気味に、松本孝をターゲットとしたロングボールに活路を見出す事に。

順風に見える松本ですが、山本龍が足を攣らせてしまった事で、彼が1トップに入るポジションチェンジを敢行。
左WBには村越が入るなど、アクシデントの種は尽きる事がありませんでしたが、何とか富山のパワープレイからの攻勢をいなし続け。
そして富山陣内に持ち込み、満身創痍の山本龍も関わりながら時間を使う立ち回り。

そのまま試合終了の時を迎え、3-1で勝利を挙げた松本、苦しみながらもようやく初の連勝へと辿り着きました。
菊井の症状は不安要素ですが、「J1経験クラブのJ3クラブ」の先輩として、目下首位を走る大宮を脅かす戦いが出来るかどうか。

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DAZN観戦 2023~24AFCチャンピオンズリーグ 準決勝第2戦 横浜F・マリノスvs蔚山現代FC

2024-04-27 16:24:47 | サッカー視聴記(2024年その他)

<両軍スタメン>

  • 選手の表記はyahooスポーツナビに準拠。
  • 韓国・蔚山文殊サッカー競技場(フットボールスタジアム)で行われた第1戦は、1-0で蔚山の勝利。
  • スタメンでACL仕様の背番号の選手はポープ(本来は1)・マテウス(11)・ロペス(10)の3名。

マリノスベンチメンバー=GK飯倉 GK白坂 エドゥアルド 加藤蓮 加藤聖 井上 水沼 吉尾 山根 天野 宮市 村上

前回のACLの記事 -ラウンド16第2戦・甲府 vs 蔚山


ともに、週末のリーグ戦(4/20)を順延させて挑む事となった世紀のキックオフ。
1戦目はホームの蔚山の勝利となったものの、スコアは1点差のため、マリノスサイドにもチャンスは十二分に残されている。
かくしてマリノスのホーム(横浜国際総合競技場)に、平日かつ悪天候ながら16,098人の観衆が集まる事となりました。

順調に勝ち抜いてきた蔚山ですが、その最中に監督の洪明甫(ホンミョンボ)氏が、代表チームの新監督にまつり上げられそうになり。
日本においては、千葉の監督であったイビチャ・オシム氏の半ば引き抜きともとれる就任が今でも記憶に残りますが、その悲劇は他国でも無縁では無いといった所でしょうか。
現在代表監督は黄善洪(ファンソノン)氏が勤めているとの事ですが、依然として代行の立場故に今後どうなるか。

それはさておき、マリノスが追いかける立場で始まったこの試合。
まずはトータルスコアで同点にすべく、縦に速い攻めを仕掛けるマリノス。
前半4分に松原の裏へのミドルパスでマテウスが抜け出し、カットインで右ポケットを突いてシュートしますがオフサイドで無効となり。

一方の蔚山の立ち上がりは、ロングボール主体での組み立てで、必然的に前掛かりとなるマリノスの背後を突く意識を高め。
それ自体には成功したものの、怒涛ともいえるマリノスの押し込みに尻込みしてしまったでしょうか。
8分にマリノスの攻撃をエリア内で切った蔚山でしたが、ここでイギュソンはクリアでは無く持ち上がりを選択し、その結果マリノスのゲーゲンプレスで奪われる事に。
右ワイド深めという絶好のショートカウンターになりかけますが、奪ったマテウスのクロスは中央のロペスに僅かに合わずクリアされ。
普段はボールポゼッションに長けている(と思われる)チームだけに、それを捨てきる事が出来なかった感があり。

ここから攻撃権を独占するマリノス、迎えた13分。
上島の縦パスを受けた植中、倒されながらもポストプレイで繋いで右ワイドからマテウスが前進。
そして切り返しから中央へパス、ロペススルー→ナムテヒで急所を突きに掛かり、ディフェンスに遭うもエリア内へこぼれた所を拾ったのは植中。
GKの眼前まで迫って放たれたシュートがゴールネットを揺らし、待望の先制ならびに同点弾に辿り着いたマリノス。
先程倒れた所からの立ち直りが早かった植中へ転がったボールに、ファンソッコ・キムヨングォンのJリーグになじみ深いセンターバックコンビがお見合いしてしまった事が高く付いた蔚山。

完全に対応の面で明暗分かれたという先制点で、早期に追い付いたマリノスは勢いに乗り。
前線の助っ人3人(マテウス・ロペス・エウベル)のコンビネーションもさる事ながら、それに気を取られると他選手がゴールを襲い。
16分には右サイド奥をマテウスが取り、ポケットへの横パス(クロスでは無い)を受けた植中、自分で狙わずにポストプレイで後方へ。
そしてミドルシュートを放ったのは榊原(ゴール上へ外れる)と、選手全員が得点を狙いにいく事で攻撃サッカーの神髄を発揮します。

その後、両チームとも相手コーナーキックからのカウンターというシーンを1度ずつ作り、落ち着くと思われた試合展開。
しかし21分、蔚山が敵陣で繋いでいる最中にエウベルがプレスバックでボール奪取。
すかさずトランジションとなり立て直す蔚山ディフェンスに対し、榊原から受け直したエウベルも右へ展開し、遅攻に入ると思われましたがマテウスはロングパスを左サイド前線へ送るという具合にあくまで速い攻めを繰り出し。
そしてそれが実り、パス&ゴーで上がっていたエウベルがこのパスを受け、中央で溜めを作ったのち託されたロペスがミドルシュート。
ブロックされたこぼれ球をマテウスが繋ぎエウベル→マテウスと経由し、またも溜めを作ったのちエリア内のロペスへ送られるパス、それに応えて再度シュート。
ゴールネットを揺らし、今度は助っ人3人の綺麗なコンビネーションで逆転弾に辿り着きました。

これで攻めなければならなくなった蔚山ですが、その流れは決して良くなく。
一度マリノスの縦パス→フリックをカットして好機に持ち込む(24分、左からイギュソンがカットインからクロスも合わず)も、それだけに終わり再び繰り広げられるマリノスの攻勢。
縦パス・スルーパスを駆使して素早くアタッキングサードを突き、途切れてもすかさずのゲーゲンプレスで奪取し二次攻撃と、ホームの環境も手助けし完全に自身のペースに持ち込みます。
27分には相手のクリア気味のパスをカットした植中、そのまま右ポケット奥へ切り込んでマイナスのクロス。
ロペスのポストプレイを経てエウベルが中央からシュートを放ちましたが、ゴール右へ惜しくも外れ。

まだまだ得点の気運は十分で、それをモノにしたのが30分でした。
蔚山が後方から縦パス→フリックで運ばんとした所を、送られた先で畠中がカットして反転攻撃に入るマリノス。
ナムテヒの1タッチパスに入れ替わった植中、そのまま前進を経てミドルシュートを放つと、強烈にゴール右上へと突き刺さるボール。
前半のみの3得点で、勝利へのムードを最高潮へと持ち上げます。

一気に窮地に追い込まれた蔚山、反撃の手立てが欲しい状況。
31分、キムヨングォンの対角線のロングパスから、ターゲットのオムウォンサンを越えて流れたボールをソルヨンウが拾った事で好機。
ここからスルーパスに走り込んだオムウォンサン、角度の無い所からクロス気味に強烈なシュートを放ち、GKポープが何とかセーブ。
多少強引なやり口を突破口としましたが、これで得た右CK、キッカー・イドンギョンはサインプレーでグラウンダーでのクロスを選択。
これをソルヨンウがスルーと意表を突いたはずが、あろう事かロペスにカットされてマリノスのカウンターとなってしまいます。
ロペスのドリブルで敵陣に持ち込み、並走して彼のパスを受けたマテウスが左から対角線のミドルパスをエリア内へ送り、エウベル折り返し→ロペスでゴールを狙うもクリアされて撃てず。
未だ流れが悪いといった蔚山、その後マリノスのプレッシングによりプレス回避もままならず(サイドに出されたボールが直接タッチを割る、33分)と、このままでは無残にも逆転敗退といった状況であり。

ベンチはそれを強引に采配で変えに掛かり、上記のミスの直後にイギュソン→ダリヤン・ボヤニッチへと交代します。(同ポジション)
すると早速、35分に再びキムヨングォンの対角線のロングパスからの好機で右CKに持ち込み。
今度は素直にクロスを上げたイドンギョン、ニアサイドを突いたボールにサレスがヘッドで合わせ、フリックでは無い強烈なヘディングシュートがGKポープの腕を弾いてネットを揺らします。
1点を返し、マリノスの流れを断ち切る事に成功した蔚山。

すると投入されたボヤニッチも本領を発揮し、37分に中盤でのパスカットから好機に持ち込み。(左からエリア内へスルーパス、走り込んだルドヴィグソンのクロスにイドンギョンが走り込むも僅かに合わず)
マリノスもその直後に植中のミドルシュート(ゴール左へ外れる)でゴールを脅かすなど、点の取り合いの雰囲気が高まった所で、事件は発生します。

それを齎したのは再びボヤニッチで、ドリブルからのスルーパスで完全に裏を取り、受けたオムウォンサンが右ポケットへ切り込み。
これをスライディングで阻みにいった上島ですが、オムウォンサンが切り返した事により、ボールを開いた右腕に当ててしまいハンドを告げる笛が鳴り響きます。
誰が見てもPKなのは言うに及ばずですが、同時に決定機阻止andボールにチャレンジしていないという一発退場を告げる赤いカードが突き出される事態に。
これには納得出来ずに紛糾するマリノスサイド、「中東の笛」というワードが思い起こされる事となりましたが、嘆いても判定は変わらず。
すかさず、ピッチ脇で戦術ボードを広げて指示を送っていたハッチンソンコーチが警告を貰う(異議か、この指示出しが対象となったか)という具合に二次的な被害も齎され。

結局このPKは、チームに流れを齎したボヤニッチがゴール右へと決め、2点目を挙げてたちまちトータル同点に。
依然スコア的には開始時より浮上しているマリノスですが、数的不利でここからどうするかという課題が新たに突き付けられました。
急場として、4-4-1のフォーメーションで松原がセンターバック・榊原が右サイドバックを務める事で凌ぎを図り。

そしてこの機を逃さず、長期となったアディショナルタイム(+7分)で攻勢に入る蔚山。
再度キムヨングォンの対角線のロングパスからの好機で、右奥での繋ぎを経て中央からイドンギョンのミドルシュートがゴールバーを直撃。
その後も押し込み続け、エリア内へのパスに駆け込んだイドンギョンが永戸に倒されるもノーファールに終わったり、CKも3本得るなど相手のお株を奪う猛攻を仕掛けます。
しかし耐え凌いだマリノス、何とか3-2のまま前半を終わらせ。

そしてハーフタイムで2枚替え、エウベル・ナムテヒ→エドゥアルド・山根へと交代。
CBの補充により、松原・榊原が元の位置へ。
ロペス・マテウスの2トップとした4-3-2へとシフトし、アンカーは最初は榊原でしたが、後半途中から山根へとポジションチェンジ。

これで攻撃姿勢を保ちたかったマリノスですが、やはり数的優位を存分に活かす蔚山。
いきなりの後半2分、ロペスのポストプレイをデュエルで阻止したファンソッコから攻撃を仕掛け、右ワイドをソルヨンウ・ボヤニッチの2人で攻略した末に右ポケットへ切り込み。
ソルヨンウの戻しをダイレクトでシュートしたボヤニッチ、GKポープの左足を掠めてゴール右へと突き刺さるボール。
同点ならびに再逆転のゴールに沸き上がる蔚山サイドでしたが、オフサイド確認のVARチェックの時間が採られた事で雰囲気は一変。
ボールには関与せずも、オフサイドポジションかつGKポープの視界内に居たルドヴィグソンの存在が映像に映し出され。
重大な局面という事で、OFRまで入るという念入りな確認を経て、告げられるオフサイド判定。
マリノスはまさに命拾いの格好となりました。

それでも一向に好機に持ち込めず、蔚山がボールを握る事でひたすら耐え凌ぐ展開を余儀なくされるマリノス。
7分にはスルーパスに走り込んだチョミンギュのペナルティアークからのシュートをGKポープがセーブ。
11分にも右サイドでの細かな繋ぎを経て、ポケット奥を取ったイドンギョンのシュートをGKポープが上半身でセーブと、次第に守護神の集中力も高まりを見せてきたのが救いだったでしょうか。

17分に縦パスを受けたロペスが反則を受けたというタイミングで、ここまで好機すら皆無(後半)のマリノスはベンチが動き植中→加藤蓮へと交代。
すると直後の18分、敵陣でパスを繋ぎ左へ展開すると、永戸が左ポケットへ切り込んで上げられたクロスがファーサイドへ。
これをマテウスがヘディングでネットに突き刺し、不利を跳ね返す追加点、と思ったその直後にオフサイドを告げる笛が鳴り響きます。
(VARチェックもあっさり終わり)無情にもノーゴールとなり、ぬか喜びを強いられたのち、再び繰り広げられる蔚山のポゼッション。

蔚山は2CB+アンカー(サレス)という後方を貫き、中央を固めるマリノスに対しサイドの人員を増やす事であっさりとアタッキングサードに進入。
しかしそこからの崩しには難儀し、単純なクロスのみではゴールどころかマリノスのカウンターの機会も増えかねないため、ショートパスでポケットを突きにかかる攻めを中心に。
それでもフィニッシュはクロスからヘディングシュートが2発(23分・24分)と、揺さぶった末に上げられるクロスは相手も対処に難儀するものであり。

そんな流れを貫く蔚山、24分にFWの2枚替えを敢行します。(チョミンギュ、イドンギョン→マルティン・アーダーム、イチョンヨン)
この後は積極的に降りて受けるイチョンヨンにより、ポゼッションはより強固なものとなりますが、反面ボックス内での好機はやや減少傾向となり。
29分に左サイド奥からルドヴィグソンがマイナスのクロス、これをペナルティアーク内でイチョンヨンが合わせシュートするも榊原がブロック。
32分にはクロスのクリアボールを拾ったボヤニッチがミドルシュートを放ちましたが、これもエドゥアルドがヘッドでブロックと、ディフェンスも堅さを発揮するマリノス。

36分にマリノスが2枚替え(マテウス・榊原→宮市・水沼)を敢行すれば、続く37分に蔚山も2枚替え。(サレス・オムウォンサン→コサンボム・キムミヌ)
蔚山はやはり単純なクロスを避けたい思いが強く、39分の左CKではショートコーナーを経て、ボヤニッチがカットインからミドルシュート。(宮市がブロック)
続く40分にもアーダームがミドルシュートを放つ(ゴール左へ外れる)など、遠目から狙うシーンが増幅。
しかしそれではゴールを奪えず、やはりポケットを突かなければビッグチャンスはやって来ず。
迎えた42分、左サイドでのパスワークからコサンボムがポケットへスルーパス、受けたルドヴィグソンがグラウンダーでのクロス。
脚から跳び込んだキムミヌが合わせたそのシュートは左ポストを直撃し、その後も繋いだものの追撃出来ずと、またも決定機を逃します。

それでも一向にマリノスの反撃機会は訪れず、41分に裏へのロングボールから、ロペスのヘディングシュートが生まれた(枠外)のが唯一の矢となり。
最終盤には、宮市が一列(左サイドハーフに)降りて4-4-1の形を取り始めるなど、守備意識を高めるに至ります。

突入したAT、蔚山もクロスの割合を増やすなど、時間内でどれだけ好機を作るかという意識へシフト。
ほぼセンターフォワードとしての振る舞いに徹して来たアーダームも2本ヘディングシュートを放つなど、見せ場を膨らませましたがゴールを割る事は出来ず。
結局、あれだけスコアが動いた前半とは打って変わって、ノーゴールのまま後半の終了を迎えました。

トータルで3-3故に、延長戦突入の運びとなり。
相手の猛攻を耐え凌いだマリノスですが、あと30分追加された事でどうなるか。

始まった延長前半(以下延前)、早速の延前2分に蔚山は左ワイドを突いてから戻しを経て中央へ。
そしてミドルシュートを放ったのはCBのキムヨングォン(GKポープセーブ)と、意表を突くとともに、数的優位が織り成す総員攻撃体制を見せ付けます。

対するマリノスも、4分にミドルパス攻勢で敵陣に切り込み、遮断されるも相手のパスミスもあり好機。
しかし加藤蓮の左ポケットへのスルーパスに宮市が反応できずと、やはり苦しさは隠せません。

すると5分に蔚山ベンチが追加されたカードを使い、ルドヴィグソン→ケルヴィンへと交代。
マリノスの堅守により膠着する展開の中、左ワイドからの彼の仕掛けで打開を図りに来ます。

9分、マリノスは珍しくゴールキックを短くリスタートさせ、畠中縦パス→水沼フリック→ロペスで好機を狙い。
これは蔚山に阻まれるも、直後にクリアが逆方向に向かうミスとなり、右ポケットに駆け込んだ水沼がダイレクトでクロス。
しかしこれがクリアされ改めて蔚山のカウンターと慌ただしい流れになるも、期待通りにワイドでボールを持ったのちにカットインを仕掛けるケルヴィン。
放たれたシュートはエドゥアルドがブロック、浮いたボールをヘッドで合わせんとするもGKポープに抑えられて実らず。

しかし可能性があったのはこの入って間もない時間帯で、次第にマリノスも対処した事で再び膠着状態。
即ち蔚山がボールポゼッションを繰り広げるも、ゴールは割れないという状態に。

マリノスも15分に、永戸→天野へと交代し6枚目を使いきり。(加藤蓮が左SBに回る)
そしてそのまま終了した延前。
僅かなインターバルの間に、戦術ボードを広げて選手に確認させるマリノスベンチ。
しかしその輪に主審が入り込むと、監督のハリー・キューウェル氏に警告を突き出す事態となります。
詳細は不明ですが、前半のPKシーンでのハッチンソンコーチの事象同様に、ピッチ脇に戦術ボードを広げる行為が癇に障ったのでしょうか。

ともかく始まった延長後半。(以下延後)
その入りで早速好機に入る蔚山、右ポケット角での攻防のなかソルヨンウが加藤蓮に倒されるも、拾って継続させた末にボヤニッチがシュート。
ブロックを掠めて枠外となるも、ここでVARが介入。
加藤蓮の反則か否かで、またもPKかという懸念が頭を過るマリノスサイドですが、ノーファールに終わり命拾いします。

何とか一糸を掴みたいマリノス、延後3分に蔚山を最後方に追い詰めるプレッシングに持ち込み、天野が左ワイド奥でボール奪取に成功。
そしてポケットへのパスを受けた水沼がシュートするもGKチョヒョヌがセーブし、乾坤一擲の勝ち越し点とはいきません。
長らく守備機会の無かったチョヒョヌ、急に訪れた危機でしたが見事に防ぎ。

その後のCKもモノに出来ずに終わると、当然のように再度突入する蔚山の攻勢。
8分左からのイミョンジェのクロスが跳ね返されるも、コサンボムが空中戦を制して継続。
密集のなかの繋ぎを経てケルヴィンの左からのカットインに持ち込むと、放たれたシュートはGKポープの腕を掠めて左ポスト外側を直撃。
肝を冷やしたマリノスサイドですが、この際にポープが足を攣らせてしまい倒れ込み、GKの負傷という事で2分程ブレイクとなり。
当然交代は出来ず、ポープが起き上がり左CKで再開すると、またもグラウンダーでのクロスにイミョンジェが合わせるというサインプレー。
今度はシュートが放たれ、コース上のキムヨングォンが触りコースを変える二重攻撃で、GKポープがセーブしたこぼれ球にキムミヌが詰めてシュート。
ゴールネットを揺らしとうとう勝ち越しか、と思われましたがオフサイドとなり、またも幻に終わります。

度重なる被決定機に、とうとうマリノスサイドはこの後5バックシステムへとシフト。
山根が右SBに回り、センターバックは右から松原・エドゥアルド・畠中という並びになります。
GKポープも痛みを堪えながら、ラインアウトで途切れれば再度倒れ込むなど、時間とともに頭も使うプレーでチームに落ち着きを還元し。(ある時はわざと脛当てを落とすというプレーもあったらしい)

そして4度目のATに突入し、その頭でマリノスが好機、一度は途切れるも天野のパスカットで継続と良い流れ。
右ポケットからロペスのクロスが上がり、ファーサイド奥で宮市が脚から跳び込みましたが惜しくも合わず。
これでマリノスの攻撃は完全に打ち止めとなり、反転直後の蔚山の攻撃、右からのクロスが流れたのち左ポケット奥で持ったケルヴィンがマイナスのカットイン。
そして中央からシュートが放たれ、松原がブロックした跳ね返りをさらにコサンボムがシュートと連撃を浴びせるも、これもセーブして防いだGKポープ。
チームが苦境の中、完全なるヒーローというような働きを見せます。

そして試合終了、ならびにPK戦突入を告げる笛が鳴り響き。
ここまで来れば数的不利は無関係となり、選手レベルでもいかに一対一を制するかという戦いに。
先行を取った蔚山ですが、ゴールサイドはマリノスサポーター側で行われる事となり。

先陣を切ったのはCFのアーダームで、利き足方向の左へ強烈なシュートを放ち、GKポープは反応するも届かず。
一方のマリノスもCFのロペスが務め、こちらは持ち前のフェイントから、利き足とは逆の右へと蹴り込んでGKの逆を突き。
対照的なエースのキックながら、ともに成功で幕を開けました。

2本目、蔚山はケルヴィンが中央上部へ強く蹴り込んでゴール。
水沼は右足で右へと蹴り込んで逆を突きゴール。
3本目、コサンボム・松原ともにGKの逆を突いて決めるという具合に耐久戦は続き。

そして4本目、蔚山はイチョンヨンが務め。
ケルヴィン同様に中央へのシュートを選択するも、動じなかったGKポープがこれを弾き。
ストップかと思われました、威力を殺しきれずゴールに突き刺さります。
惜しかったマリノスサイドですが、天野がしっかりGKの逆を突いて決め、同点のまま5本目へ。

運命の最後(かどうかは判らないが)のキッカー、蔚山はキムミヌ。
利き足とは逆の右方向へ、グラウンダーで大事に蹴る事を選択したキムミヌ。
しかし読みきったGKポープがこれをセーブし、雄たけびを上げます。
威力的にもやや物足りず、悔やまれるキックだったでしょうか。

そしてマリノスはエドゥアルド。
左足でゴール中央へと蹴り込み、ネットに突き刺さった事で決着。

これで「チャンピオンズリーグ」と釘打たれて(2003年より)以降、初の決勝進出を果たしたマリノス。
移行して間も無い時期が丁度2003~2004年の連覇時と被っていただけに、この大会を制する事を誰よりも渇望していたと思われますが、長い年月を経てついに実現する時が来たでしょうか。

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DAZN観戦 2024年J3リーグ第3節 福島ユナイテッドFCvs大宮アルディージャ

2024-04-25 16:00:38 | サッカー視聴記(2024年その他)

<両軍スタメン>

  • 福島のホームだが、↓とは逆のコートで前半スタート。

4-3-3による攻撃サッカーを貫いている今季の福島。
その成績は芳しくなく、得点力も目を見張るものは無いという現状で、成果が表れているとは言い難く。
自分が観たのは開幕節(岐阜戦、1-4)で、その際も中盤で針谷を軸とした地上でのパスワーク主体の攻めには見るべきものはありましたが、結果は大敗。
守備時も4-3-3のままという、客観的なバランスの悪さはこの日も健在で、「とにかくスタイルを強固なものにする」信念の方が上回っていると言って良いでしょう。

対する大宮は、「1年でのJ2復帰」を半ば至上命令としているような今季。
放送席の談でも、「どう勝つかを第一に考える」というニュアンスの長澤徹監督の発言が聞けるという具合に、とにかく結果が求められる状況であり。
その姿勢に偽り無く、開幕から9戦無敗(6勝3分)で首位を走っています。
勝利、そしてJ2昇格への執念は、その数字を見るだけでも伝わって来るものであり。

そんな両者の、信念と執念がぶつかり合う好試合、とは言い過ぎか。

キックオフから、大宮は左サイドで泉の推進力を活かした攻撃を繰り広げ。
それを凌ぎながら、得意の中盤でのパスワークによる攻めに入りたい福島でしたが、大宮の圧をまともに受けてしまい果たせません。
前半3分にゲーゲンプレスの末に、浦上が前に出て左サイドでボール奪取、ここから泉・藤井の持ち上がりにより好機。
以降も、5分にパスミスを拾われワンタッチで繋がれた末に右サイドを突かれ。(下口が奥からマイナスのクロス)
6分にはフィードで逃げようとした所を泉にブロックされ、またも攻撃を浴び。(中央からシルバがミドルシュート、枠外)
続く7分には、GK吉丸のロングフィードを跳ね返されて再度大宮の攻撃(敵陣でパスワークも、エリア内への浮き球パスをクリア)と、ボールロストのフルコースといった流れを描いてしまい。

得意手を塞がれる形となった福島は、8分に森に対する反則で村上が警告を受けたのを境に、大宮に倣うように森の突破力を活かす手法に活路を見出し。
10分には秋山の相手ロングパスのカットから、左サイドで受けた森が奥に切り込んでクロス、ニアで矢島がヘッドで合わせ。(枠外)
それに伴い周囲も好循環を得たか、15分にはGK吉丸がプレッシャーに来た杉本をフェイントでいなした(右を切りに来た杉本を見て左へ切り返す)のちの繋ぎ。
低いフィードを矢島が収めたのち、左への展開でまたも森の前進に持ち込むと、奥を取った森はカットインの姿勢から小さい浮き球をエリア内へ送るという変化。
これを左ポケットを取っていた大関が受けるも、収められずに終わる惜しい攻め。

こうした攻撃により、徐々に信念ともいうべき中盤でのパスワークの姿勢も見られるようになる福島。
しかし22分に再びパスミスで(浮き球パスを直接藤井にぶち当ててしまう)大宮の攻撃となり、右からの杉本のクロスが上がると、ファーサイドに走り込んだ泉がフリーでボレーシュート。(枠外)
依然として大宮の強度が壁として立ちはだかり。

そして26分シルバの持ち上がりにより攻める大宮、彼の小島へのパスがズレた所で、拾いにいった石川が山田と交錯し両者倒れてしまい。
山田の反則・警告となるも、ダメージが大きいのは山田というギャップが生まれる事となりましたが、これにより齎されたのはエリアから直ぐ近くという大宮にとっては絶好の直接フリーキック。
場所も中央からと、狙わない理由は無いという程の位置でしたが、キッカー泉の直接シュートはゴール上へと外れ惜しくも決められません。

ホッとした福島ですが、その後大宮のプレッシャーの前に前進すら難しくなる時間帯に。
最終ラインにまで執拗に掛けられるプレッシングに、先程警告を貰った山田は特にナイーブになってしまった感があり。
33分に詰められて慌てて出したバックパスが強くなり、GK吉丸が受けきれず大宮のコーナーキックと、絵的にもそのビルドアップの硬さが伺えました。
この辺りは、各クラブを転々として現在福島に居る(その流れで相手の大宮にも在籍)という経歴にも示されているでしょうか。

そして一気に大宮ペースへと移り変わる展開。
34分に左サイドでのパスワークを経てクロスが上がり、下口の折り返しが杉本に当たってズレるも、藤井のポストプレイで繋いだ末に小島がミドルシュート。(堂鼻が前に出てブロック)
尚もこぼれ球を繋いで右からクロスの連続と攻め立て。
35分には村上が前に出てのパスカットから、ショートカウンターでエリア内を突いて左CKに持ち込み。
ここからニアにクロス→浦上フリックという定番の流れで、ディフェンスに遭った所をシルバがミドルシュート(前方の藤井に当たり枠外)と、立て続けにゴールに迫ります。

そんな劣勢の福島を尻目に、自身も最終ラインから繋ぐ姿勢を見せ始める大宮。
特に40分には、最終ラインが持った際に、相手ボランチを切る姿勢の矢島に対して小島が中央から動かずにピン止め。
そしてその脇をパスワークで抜くという具合に、相手の前線をいなす立ち回りでも上回らんとします。(その後ロングパスを左奥で受けた泉がクロス)
得意手でも相手より劣るという状態に陥らせる事で、心を折りに掛かるというのはまさに勝利への執念が感じられる一幕であり。

結局その流れのまま、ゴールは生まれずとなった前半戦。
福島は40分にパスワークで前進するも、その際も中央を避け、左サイドで秋山・大関・森の3人によるものであり持ち味は発揮できず。
この時に杉本が(大関への)アフターチャージで(アドバンテージの末に)警告を受けたのがまだしもの事であり。

劣勢感がありありの福島でしたが、ハーフタイムでの交代は無し(大宮も無し)と、あくまで信念を曲げない姿勢を貫き。

しかし展開的には変わらず、一重に大宮が押し込み続ける立ち上がり。
やはり4-3-3のまま守備を行う福島、前から行った際にウイングが中央寄りとなってしまうので、それを突かれてサイドに運ばれる不安を常時抱える苦しさがあり。
それを防ぐにはサイドバックが前に出て前進を阻むしかない状態ですが、この日のような圧され気味の中では難しく。

そして後半5分、GK笠原のロングフィードからの攻めで、セカンドボールを拾ったのち左から前進。
杉本がドリブルで奥を突き泉に託すという具合に、サイドで人数を過多にする攻めで福島に数的不利を押し付けた末に、上がった泉のクロスをファーサイドで石川がヘディングシュート。
GK吉丸が辛うじて腕に当て、左ポストを叩いて跳ね返るボールを何とかクリアし、寸での所で防ぎます。

この流れで攻撃に転じたい福島。
8分にはようやく中盤でパスワークによる前進に持ち込みましたが、前に出てパスを受けた針谷がトラップミスで終了。
ならばと10分、最終ラインから堂鼻縦パス→大関縦パスという流れで受けた針谷、今度はミドルパスを森に送り彼の前進に託す攻め。
その森がポケットを取った事で左CKに繋がるという具合に、苦しい前半の際の攻め手も組み合わせて好機を生み出し。
このCKから、ニアに入ったクロスのこぼれ球を堂鼻がシュート、ブロックされるも尚も繋いで左ワイドから森がカットインシュート。
GK笠原にセーブされるも、理想とは多少異なる立ち回りによるフィニッシュの連続でムードが上がる福島サイド。
やはり信念を貫いて無残な結果に終わるよりも、執念で最後まで抗う方がずっと良い、といった所でしょうか。

そうした信念・執念のせめぎ合いによる展開。
その影響か前半で既に3度警告が出ていましたが、後半も16分。
下口のミドルパスを受けた藤井、その落下点で堂鼻にすぐさま奪われたものの、追走して奪い返し。
その際に後ろからチャージする格好となった堂鼻が反則・警告となり、前半の流れは継続していたという事を如実に示す結果となりました。
ここは正直流れの中で生まれてしまったような絵図なので、これにカードを出すのはどうかと思いましたが……

水を差された格好の福島でしたが、それによるマイナスの影響はほぼ無く。
以降はようやく中盤3人が係わるショートパス攻勢と、本来の得意手を見せ始め。
18分に左ワイドで長らく繋ぐ上畑・針谷・森の3人、そして中央の大関を中継としてエリア内へと出されるスルーパス。
これは遮断されるも針谷がダイレクトでミドルパス、右奥で松長根が受けて尚も継続と、大分パスワークで押し込めるようになってきました。(その後右奥で針谷がトラップミスで途切れ)
それでも、24分中盤での右スローインから、受けた矢島のポストプレイで中央から素早く運び。
そして森のミドルシュートが炸裂(ゴール上へ外れる)という具合に、フィニッシュが生まれるのはパスワーク以外での攻め手からでしたが。

均衡した展開のなか最初にベンチが動いたのは福島で、上記の森のシュートの直後に、その森を退ける交代策。(清水と交代、同時に矢島→塩浜へと交代・樋口がセンターフォワードに回る)
これを見た大宮サイドも、間もない26分に動き。
シルバ・泉・藤井→中野克哉・泉澤・シュヴィルツォクへ3枚替え、投入した選手はいずれも一騎当千の猛者らしきネームバリューと、昇格を目指すクラブ故の層の厚さを見せ付けます。
尚この交代により、市原を右SBとした4-4-2へとシフトした大宮。(左SBに下口、ボランチは小島・石川)

結果的に、この交代の駒が試合を動かす事となり。
27分、小島のスルーパスを右ポケットで受けた中野克が、前進ののちシュート(GK吉丸セーブ)と早々にゴールを脅かし。
29分にも、左ワイドで縦パスを受けたシュヴィルツォクが、カットインに杉本とのワンツーも交えエリア内を急襲した末にシュート。
大関のブロックによる跳ね返りを更に自身で追撃するも、これも堂鼻がブロック。
投入された選手の矢玉により、再度劣勢の色が強まってきた福島。

そして30分、ここもシュヴィルツォクが小島とのワンツーの末にエリア手前からシュート(ブロック)と、短期間で3本目となるシュヴィルツォクのフィニッシュでCKに持ち込んだ大宮。
この左CK、ショートコーナーから泉澤の切り込みで奥からクロスと目線を変える攻めで、ファーに上がったボールを浦上がヘディングシュート。
GK吉丸がセーブするも、跳ね返りをすかさず市原が詰め、堂鼻のブロックで防がれた所を再度自ら押し込んだ市原。
ひっきり無しに放たれるフィニッシュによりとうとう決壊と、まさに執念が齎した大宮の先制点となりました。

追い掛ける立場となった福島。
尚も続く大宮の攻勢を何とか凌ぐと、34分に押し込んだのち、大宮の縦パスを松長根が前に出てカット。
ここから細かく繋ぎ、塩浜の右ポケットへのスルーパスに走り込んだ松長根のグラウンダーのクロスが入ると、ニアサイドで樋口がヒールで合わせてのシュート。
これがゴールへ向かったものの、ライン寸前で中野克がブロックと紙一重で防がれてしまい。
尚も秋山・上畑がシュートに持ち込むもそれぞれブロックに阻まれ、非常に惜しい逃し方となってしまいました。

するとチャンスの後にピンチが待っており。
直後のCKからの攻めを防ぎカウンターに持ち込む大宮、右ワイドで拾ったシュヴィルツォクの裏へのミドルパスを受けた泉澤がドリブルに入り。
細かいタッチでプレッシャーを与えながら、エリア手前から放たれたシュートが、松長根のブロックに当たった末にループの軌道でゴールへ吸い込まれます。
展開的にも、相手を奈落の淵へと突き落とすような追加点に。

それでも諦めは許されない福島、キックオフの前に大関・樋口→城定・澤上へと2枚替え。
38分、素早い繋ぎから左サイドで前進し、清水がカットインからシュート気味にクロスを送るもブロックされてCKに。
しかしこの左CKから、キッカー針谷のクロスに対し中央で山田が跳び、越えたその奥で堂鼻が合わせてのヘディングシュート。
潰れによる綺麗な二段攻撃を決め、1点を返す事に成功します。

これで水を得た魚のように攻め上がる福島。(40分に上畑→加藤匠人へと交代)
大宮も依然として前からいく姿勢は崩さずも、シュヴィルツォクが入った前線の規制が今一つで、悠々ビルドアップを果たしていきます。
そして43分、右ワイドで受けた松長根がカットインからのクロス、これをファーサイドで清水が合わせヘディングシュート。
しかし枠を捉えられず、結局これが福島最後のフィニッシュとなりました。

その後は45分に大宮も最後の交代。(市原・石川→貫・高柳)
逃げきり体制と思われましたが、それでも隙あらばプレッシングからボール奪取にいく姿勢は変わらず。
しかもそれが機能し始め、中々運べない状況に陥った福島、というアディショナルタイムの攻防となります。
そして最後までゴールを狙う姿勢を崩さなかったシュヴィルツォクのシュート(ブロック)がこの試合最後のフィニッシュに。

1-2のまま試合終了となり、無敗継続を果たした大宮。
敗れた福島も道中、信念の中に執念も感じる戦いを演じましたが、力及ばずという結果に終わり。
両面が巧くミックスされ、実を結ぶ時は来るでしょうか。

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