忘れ人の独り言

明治生まれの両親がさりげなく生きていた姿が今,私に語りかけてくる。

薄毛の話から母の日本髪の話へ

2022-12-15 | 昔語り

娘にラインで最近髪の毛が薄くなってきたわ!元から少ない毛がよけい抜けてなぁ・・・と画像付きで送った。

すると返事が返ってきた。「おキミさん(祖母)カツラの小さいのつけたはったなぁ・・思い出したわ」「クリスマスプレゼント カツラにしようか?」

「今のところ大丈夫そうや、この間から加美の素しっかり塗ってマッサージしているから気のせいか少し増えてきたみたい」と単純な私はそう返した。そして

「お婆ちゃん(私の母)は若い時、日本髪を結うたはったから、頭頂部が禿げてしもうたんか大きな禿げがあったなぁ。それで、あれは (かもじ・髪文字)と言うのをつけたはったんやわ。まぁ小さいカツラかも?」

母は祇園町で生まれ育ったので年頃になってからずっと日本髪で過ごしたのだろう。寝るときは高枕の下に糠を敷きそれで寝る練習をさされたと言っていた。油で固めた日本髪で寝る。高枕ははずせば糠だらの髪になる。そんな話を聞いたことを思い出していた。

 

     高枕      ようこんな枕で寝られたんやなぁ!

 18歳?くらいの時の日本髪の母

田中絹代に似ていると言われたそうだ。


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