友人が「面白いし読んでみるか?」と言って貸してくれた本「自衛官が共産党市議になった」憲法9条が結んだ縁。
共産党員も人間。生老病死を生きている。その殆どの人達が貧しい人たちの味方になって何とか暮らしよい世の中を作らなければという想いで活動されその多くは党員や支持者の支援やボランティアによって支えられている。
この本で特に印象に残ったのは人道支援で海外に出動した場合は保険にも入れ特別手当も出ていたし職務上の死亡は「殉職」扱いにされていた。しかし集団的自衛権行使により死は戦争による「死」なので「殉職」扱いされない例外だという。
これまでは海外で活躍すると多額の特別手当がつき昇進もできたがこれからは「死亡」というリスクがつき指名されるのに戦々恐々となるだろう。以前は自衛隊員との婚活が流行っていたが最近は激減。下士官用の官舎が今年になってガラガラとか。
安倍政権は武器輸出をこれまでの原則禁止から条件を満たせば認めるようにし、イスラエル軍が使っている誘導武器(無人爆撃機などコンピューターなどで制御される武器)の部品を日本の東芝などが輸出するようになった。
イラク戦争に後方支援で行った時でさえ隊員にわからないように棺の準備をして持っていった。などなど元自衛隊員ならではの話が書かれていた。又 ご本人の経歴も多彩で人間的で面白く興味を引いた。