忘れ人の独り言

明治生まれの両親がさりげなく生きていた姿が今,私に語りかけてくる。

部屋の片付け・心の片付け

2014-04-30 | 生き方を学ぶ

「泥棒に入られたみたいにすごいことになっていたよ。ざっと片付けといたけど!」と上の娘が言っていました。あれから一ヶ月引っ越した娘の仕事部屋や他の部屋の衣服その他の片付けに追われています。

「1年はかかるわ・・・ゆっくりぼちぼち片付けたら」と言っていましたが。

丁度いい機会だから私のものも整理しておこうという気持ちも手伝って楽しい気分でやっています。

どうしてこんなにものが多いのだろう?それも捨てるのはもったいない、いつか使うかもという気持ちから物がどんどん増えていくようです。

それでも私は昔から捨てる処分する方でしたが・・・

家に自転車が3台あった頃 近所の人に1台貰ってもらいましたがその時父に「お前は何でもかんでも人にあげて!」と叱られたことがあります。

そんな私でも思い出の品とかはなかなか処分できずにいます。

ある本に「思い出の品は眺めるだけで心穏やかになるようでいて、過去に執着する危険を秘めていますから。勇気をもって一掃しましょう。」と書かれていましたが・・・。

「すべては借り物で、死んでいくときは何一つ持っていくことはできない。過去にどんどんさよならしてゴミを少なくしていく生き方が、人に幸福をもたらすのではないでしょうか」と書かれた言葉が心に残っています。(老いと死について  さわやかに生きる知恵より)

            

 


テレビ「久米書店」から「日本人には二種類いる」

2014-04-28 | 世の中のこと

昨夜 何となくかけたテレビで面白い番組を観た。

「久米書店」という番組で久米宏の店主と壇蜜の店員が話題の本とその著者をゲストに招きいろいろ話をするという内容だった。

昨日は岩村暢子という方が書かれた「日本人には二種類いる」という本についての話だった。

長年、食卓を中心に日本人の家族を見つめ続け到達したのが、この結論だと著者は語る。1960年を境に、日本人の生育環境は一変しこの年以降に生まれたものを「新型の日本人」と呼ぶ。

大学の入学式に親も参列し大学側も人数制限の為入場券を2枚送付してくる時代。

会社に就職すれば「家の子どもちゃんと働いていますでしょうか?」と電話してくる親。

そんな家族を総じて親も子も「個ども家族」(子どもじゃないという。

このような現象を書かれた本をもう10年以上前に読んだことがある。小此木啓吾さんが書かれた「モラトリアム人間」という?本の中で仮面家族という表現をされていたことを思い出した。

実際 孫の友達の中にもに家族が揃っているにもかかわらず夫々が別々の部屋で食事を摂っているという話を聞き驚いたことがある。

どうしてかと聞くとそのほうがお互いに落ち着いて食べられるからということだそうだが・・・その時の話と重ね合わせることが出来るようだ。

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