忘れ人の独り言

明治生まれの両親がさりげなく生きていた姿が今,私に語りかけてくる。

雨の日も雪の日も安心して子供を乗せられると思うと免許を取り本当に良かったと思った。

2022-12-21 | 昔語り

義姉の娘が転勤になり自宅から遠い処の保育園に移動になったと聞いた。その名前の保育園を聞いて驚いた。もう40年以上前に初めてできたその保育園に私も勤務していたからだ。あの保育園も随分古くなったのだなぁ・・・

それにもまして記憶に残って居ることは、次女が生まれて43日目で亡くなった夫のことだ。唯々、虚ろな空間で過ごしていた時期だった。引っ越して通園するのが遠くなっていた長女の保育園の園長先生が「今度、新しい保育園が出来るので行ってみないか」と声をかけてくださった。

少し遠いがこれからは一人で頑張って行かねばと思い、その保育園に行くことに決めた。

毎朝、自転車の前に次女、後ろに3歳の長女を乗せて賀茂川にかかる御園橋を渡り通勤した。

雪の吹雪く中を自転車を走らせたこともあったが、その当時は必至だったのだろう。

さすがに雪の日などの事を考えるとこのままでは子供がかわいそうと思い、運動音痴の私だったが前園長からの勧めもあり自動車の免許をとることにした。

幸い近くに自動車教習所があり親切な指導の元、何回目かの路上試験にも受かり、学科試験にも通って免許証をもらえた。

従弟の助言で車も購入、その当時は反クラッチ?でギアーチェンジをしなければならず、橋の所の坂道発進には苦労した。やっと車にも慣れこれで雨の日も雪の日も安心して子供を乗せられると思うと免許を取り本当に良かったと思った。

それから40年間 私の運転する車はあちこちを走った。いつも誰かに守られているように。

 

 

 


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