忘れ人の独り言

明治生まれの両親がさりげなく生きていた姿が今,私に語りかけてくる。

落葉から

2012-11-28 | 写真

瀬田川沿いの紅葉も見頃が過ぎ、瀬田唐橋傍の大銀杏の木も美しい葉を落とし始めいよいよ冬がやってきそうな気配です。家のもみじの木はまだ少しそのきれいな葉を残し、風が吹くたびに庭を赤く染めてくれます。

でもその美しい葉をゆっくり楽しんでばかりもいられない現実が・・・

家の前の通りや溝に落ちたもみじの葉の後始末。掃き掃除する度にじーんとくる腰の痛み。整骨院に行って整えてもらっているのだけれど、少し腰をまげて袋に入れたり溝にたまった落ち葉を取る作業がこたえる。困ったものだ。

でも贅沢は言ってられない。こんなきれいな紅葉が家の中から見られるのだから、少々の苦労は仕方がない。

そして落葉からまたいろいろな事を学ぶ。人々を楽しませた後は潔くよく散っていく。そして次の年へと繋いでいく、その姿からこの世に執着を残さぬ生き方をしたいと願うがまだまだ執着から逃れられない。

もうひとつ学生時代に読んだオー・ヘンリーの「最後の一葉」を思い出す。


「世界の流れは原発から自然エネルギーへ」伊藤千尋さんの話しを聞いて

2012-11-23 | 生き方を学ぶ

先週「高齢者大会」で伊藤千尋さんの講演を聞いた。朝日新聞の記者をされ世界中を見て歩かれた経験から各国の原発や基地の現在の状況をわかりやすく話された。

会場の皆がとてもいい話だったと納得し、元気をもらえる内容だった。

どこの国か聞き洩らしましたが廃炉になった原子炉の見学をし燃料棒も見てきたと話されました。日本円で300円の見学料ですから皆さん機会があったらぜひ見に行って来てと。

知らないことを知って自分がこれからどうすればいいか行動の指針になるのだけれど、けれど、けれど、がついてきます・・・。 

1 世界の流れは原発から自然エネルギーへ

  ドイツ・・・2011年6月 福島の事故後17基あった原発のうち古い原発8基を即 止めた。

        1970年代の石油ショックの際 石油に頼ってばかりいてはいけないと世界の国は

         自前のエネルギー開発にむかった。その時日本は原発の方にいった。

        沖縄県の広さにあたる場所に菜の花を植え菜種油を燃料にして車を走らせた

       菜種油専用のスタンドがありベンツが菜種油で走っている。

        電力面では2000年に再生可能エネルギー法を制定 2020年までに総電力量

        の20%を再生可能エネルギーにすると決めた。

 イタリア・・・チェルノブイリ事故の翌年、国民投票ですべての原発を閉鎖した。

 オーストリア・・・1999年 憲法で原発を禁止し原発を作っても使用しないと明記した。

            1977年にドナウ河の傍に原発ができたが市民の反対運動が起こり稼働してい

            いかどうかを国民投票で決め過半数が反対した。500億の費用をかけた原発は

            全く使われなかった。

  フィリピン・・・1985年原発を作ったが1986年2月 市民が作ったアキノ政権はチェルノブ

          イリ事故の4日後原発を止めると決めた。

 スペイン・・・再生可能エネルギーが総電力の40%を占めている。アフリカ沖にあるスペイン

        領のカナリア諸島に広大な太陽光発電と風力発電をもっている。

        ここには日本の憲法九条の碑が建っている。

アイスランド・・・世界最大級の露天風呂(サッカー場2面分)がありこれは地熱発電所を作った

         際にできた温泉だった。地熱と水力発電で国内の電力のすべてを賄ってい

          る。

      日本はアイスランドと同じで世界で地熱発電が最も適した国できちんと開発すれば

       原子力発電所20基分の電力がとれるという。

   た、地熱発電の技術も世界一でアイスランドの地熱発電所にも発電設備を輸出してい

       る。

     東芝は全世界の全世界の地熱発電容量の25%の設備を供給している。


 


怒りは身を病む方にもっていく?

2012-11-11 | 世の中のこと

「震災の復興の為、原発輸出先のベトナムで地質などを調べる・・・」「ちんぷんかんぷん」だと新聞に出ていた記事が手元に残してあった。

また 石原さんが東京都知事を2年半の任期を残して辞め、国政選挙に出るという記事に読者の投稿欄に45億円もの選挙に関係するお金がかかるのに 知事はこのことをどう考えているのだろうかと書かれていた。

武田先生はブログで1年1ミリという法令があるのに法律を違反してまで「経済優先」の途をすすんでいいのか?

1年20ミリという被ばく量は1年に胸のレントゲンを400回受けたことになる。

福島に降下した放射性物質の量は約80京ベクレルで広島原爆の186発分に相当する。

「他人に危害を被るおそれがあることをすすんでやってはいけない」 など等書かれている。

他にも毎日の新聞やニュースを目にしてこのところ気が落ち込むことばかり。一層 テレビも新聞も見ないでおこうかとも思うけれどそうもいかない。

「怒りや暗い気持ちはウイルスになり自分の身を病む方向にもっていく~」 このところその言葉が頭に浮かんでくる。

といっても唯 自分さえ楽しく生きていけばそれでよいのかというとこれも自分としてはすっきりしない。

さてさて この気持ちをどう納めるか             

 未来ある若者や子ども達の為にもやっぱり自分でできる世直し運動に楽しんでかかわっていかねば

 


映画「あしたが消える」をみて

2012-11-06 | 日々の業

もう1年以上人参ジュースや生姜紅茶や野菜多い目の食生活をしてきましたが、一向に平均体温は高くならず、35度6分くらいで36度2分になると何となく体がだるくやる気が失せてきます。

それでも日曜日には母親大会に半日だけ参加してきました。

「あしたが消える」というドキュメンタリーの映画で、23年も前に作られたそうです。 福島原発の事故と重なり多くの人達が今からでもこの映画を見て原発について考えることが大切だと思いました。

チェルノブイリ原子力発電所の事故から3年後の1988年6月に福島原発で事故が起こった。電力会社は製造当時から原子炉の欠陥があったにも関わらず、事故が起こりうることを知りながら運転し続けていた。原子炉設計技師だった田中三彦さんがそうした電力会社に対して告発された時の様子などを語っておられる。

チェルノブイリの事故のことを通して日本はしっかり学ぶべきだったのではないか?あの時私も全くと言っていいほど問題に感じなかったけれど世界中が放射線で被われていたのですね。

原発を設計された技師のかたも事故が起これば「あ~自分が作ったあの部分だなあとすぐわかる」と画面の中で言われていたことに驚きました。 機械はこわれるものだという認識、不完全な部分があるということです。

美浜原発にしてももう年月が経っていて管の中が錆ついたようになり薄くなっている状態をみて本当に怖くなりました。

たまたまユーチューブに出ていましたのでアップしました。是非 みてください。