好奇心を持って出かけよう!

タイトルは、願望です。3人の子どもと、仕事であっという間の毎日です。

『求めない』

2008年02月13日 | 本・マンガ
話題の詩集、加島祥造『求めない』が、職場の図書館にあったので読みました。

80歳を超える著者の「生きてきた経験と体験」が、「化学反応を起こして小爆発」した作品。

「求めない」で始まる一連の言葉たち。

コーチングは、何かを求めるためにやっているように見えますが、実は、すでにあるものをしっかり見るためにしているだけであって、ただ何かを求めるためにしているわけではないのかな、と思いました。

新版・オーケストラ指揮法

2007年09月21日 | 本・マンガ
以前、コーチ仲間が薦めていたのをメーリングリストで読んでいたのですが、新刊が出たので、読んでみました!

新版・オーケストラ指揮法

子育てにも参考になるエピソードも満載で、是非、世のお母様がただけでなく、お父様に読んで欲しい本だな、と思いました。もちろん、本当のオーケストラの指揮法についても書いてありますが…。

高木さんの主催する地球村にも興味津々です!
ネットワーク地球村

『赤ちゃん学を知っていますか』

2007年05月02日 | 本・マンガ
ベッドに寝かすとぐずる時は、こたつで本を読みながら、赤子は足の上に乗せてあやしています。

産経新聞の記事を本にまとめたものが、最近文庫化されたので、買いました。
『赤ちゃん学を知っていますか』新潮文庫
こないだ実験に協力した多賀先生や、最近絵本をもらった霊長類研究の正高先生も登場して、なかなか親しみがわく内容。

この本の中で、一日母乳をあげることは、毎日10キロ走っているのと同じカロリー消費、というような内容が書いてありました。実生活では、1キロも走れませんが、毎日いい運動(?)をしています…。

『ロマンチックウィルス』

2007年04月30日 | 本・マンガ
島村麻里さんの『ロマンチックウィルス』集英社新書、を読みました。

いまの韓流やハンカチ王子にやられてしまっているおばさま方を、ロマンチックウィルスへの感染者として分析している本です。我が家も、義母が感染者なので、興味深く読みました。(昨日も、夫の実家に訪問した時に、あつく語っていました)

そもそも、育児に忙しいのにこの本を読んだのは、島村麻里さんと知り合いだからです。私が高校1年生の時にソ連に5週間行ったキャンプで、日本側のリーダーだった麻里さんに、最年少の私はすっかりお世話になりました。カザフスタンからも、FAXで原稿を送ろうとする麻里さんの作家魂をすごいと思ったおぼえがあります。

関連書籍の註もしっかりついているので、近くにウイルス感染者がいる方は、どうぞ。読んだら、ちょっと安心するかも。

『鈍感力』

2007年03月27日 | 本・マンガ
昨日、ガス抜きをしたくなり、朝食後に夫にベビーシッターを頼み、銀行&本屋へ。携帯電話がなって、息子の泣き声を聞かされるまで1時間ほど、自由に過ごせました。

で、立ち読みしたのが、話題の本・渡辺淳一のエッセイ『鈍感力』。
女性の出産や授乳に関する記述もあったのですが、男性のひ弱さ(繊細さ)がゆえに、もし男性が子どもを産むことになったら、お腹の中で長々と異物を育てることに耐えられず、もし耐えたとしても出産の痛みには耐えられないだろう、と書いてあり、一人、笑ってしまいました。

私の出産は、激しい陣痛の時間は短く(出産1時間前まで陣痛の間に朝食を食べようとしていたぐらいで)、分娩台に上ってからは4回程いきんだら生まれたのですが、それでも立ち会った夫は、私の苦しそうな形相に、私が死んでしまうのではないかと、心配になったそうです。それに、夫曰く、生まれてきた子供が黒いかたまりのようで、世の人が言うように、すすめられるものではない、立ち会うのは今回・1回でいいけど、次の子どもの時に立ち会わないと、後々子どもになんか言われそうだから仕方ない、ぶつぶつ、という感じで話しています。

『ノルウェーの森』

2006年04月24日 | 本・マンガ
秋から読み始めましたが、やっと読み終わりました(途中で部屋のどっかにいってしまったもので)。ある意味、文学史に残る1冊なんだろうな。

この本が出た頃、「まだ早い」と言われて以来、ずーーーーっと、読まないでいたのですが、最近、身辺にハルキスト(?)が多くなり、高校生の自己紹介でも好きな作家に村上春樹をあげる子も多いので、読んでみました。

感想。
1.村上龍と村上春樹の違いが、だいぶわかったような気がします。
2.あとがきに「自伝的小説だ」と書いてあったけれど、四ッ谷から駒込まで歩いたところとか、主人公が住んでいる寮の隣のホテルがホタルのイベントをしているという話(つまり椿山荘?)とか、「あぁ、あそこだな」と思えるところが多くて、おもしろかったです。
3.「ノルウェイの森」という曲が聴きたい。
4.なんで自殺するんだろう。

『国家の品格』

2006年02月17日 | 本・マンガ
藤原正彦の話題の新書。

こないだ、母が本屋で見つけて子ども3人分まで買い込み、一人ずつ「読むように」と渡されました…。

私は、藤原正彦のお母さんの藤原てい著の満州引き上げの話「流れる星は生きている」を小学校3年生ぐらいで読んでから、藤原正彦の「若き数学者のアメリカ」なども読んでいたし、藤原正彦は私の母校の大学教授ですし(授業を受けたことはないけど)、勝手に親近感を持っています。

この新書自体は、講演記録に加筆したもので、かなり筆者の思いこみじゃ?、と思うこともあるけど、読みやすいので、まだの方は、一読してみてはいかがでしょうか。堀江さんが捕まる前に出された本だけど、暗に批判しまくっています。

ねじまき鳥クロニクル

2005年12月26日 | 本・マンガ
夏休みの終わりから読み始めた、村上春樹の『ねじまき鳥クロニクル』全3巻を、ようやく読み終わりました。
長い道のりでした…。今日は少しだけ読み進めるつもりが、やめられなくなって、予定よりたくさんの時間をさいて、読み終わってしまいました。本格的冬休み初日なので、ま、いいか。小説なのに、参考文献があがっているところが興味深いです。

これで少しは、村上春樹ワールドに触れたことになるのかしら。

浦沢直樹「MONSTER」

2005年10月09日 | 本・マンガ
実は、2週間前に読んだのですが、感想を書いていなかったので…。休日に、睡眠を挟んで18巻全部を一気読みしました。

「MONSTER」の連載が始まった頃、私は大学生でした。私の学科の学生控え室には、なぜかマンガが二千冊ぐらいあって、私はこのとき少女漫画の古典(?)はかなり読みました。少女漫画以外も読む機会があったのですが、「MONSTER」を読んでいる友達の顔がこわばっていて、怖そうだったので、読めませんでした。(複雑な話で完結していない話は、なるべく読まないことにしていることもあり…。)

で、読んだ感想ですが、たくさんの人が殺されたり、恐怖におびえたりする様子は怖いのですが、主人公・テンマの発するメッセージが力強いし、テンマの心の軸にブレがなくて、その点は安心して最後まで一気に読むことができました。
「きっと明日はいい日だ」
「ひどい思い出は思い出さなくていい。これから楽しい思い出を作ればいいんだ」

柳澤桂子「いのちの日記」

2005年09月07日 | 本・マンガ
以前からどういう方なのか気になっていた、柳澤桂子さん。

昨年、朝日新聞に載っていた、子どもたちに向けたコラムは、某所で印刷物にして多くの小学生に読んでもらったぐらい、彼女の書く文に注目していたのですが、本を読んだのは初めてです。昨晩2時まで夜更かしして読んでしまいました。

この「いのちの日記」は、科学者として活躍していた柳澤さん(1938年生まれ)が病魔に倒れ、その中でどのように信仰を持つにいたったか、という話が、柳澤さんの小さい頃からのお写真や、年譜、短歌と一緒につづられています。(必要以上にプライベートが公開されている気もしますが)

p52「とくに私は深い宗教を求めていた。教会の日曜礼拝に行って、牧師さんのお話を聞くような宗教ではない。あるいは、法事や年中行事で仏壇やお墓にお経をあげていただけば気がすむような宗教でもなかった」

という心境の中で、

エックハルトの『神の慰めの書』に出会い、さらに、ボンヘッファーの「神の前に、神とともに、神なしで生きる」という考えに、非常に共感したそうです。。

(私は、エックハルトもボンヘッファーも読んだことがありませんが、そのうち挑戦してみたいです。ちなみに、エックハルトの根底にある「ものごとに執着してはならない」という考えは、スター・ウォーズと同じだ!、と思いました…。レベルが低くて申し訳ない。この話を同僚にしたらかなり苦笑されました。)

その他、「神秘体験はどうしておこるのか」という考察や、「宗教というのは、よほど古い時代から人間の脳の中に存在する神経回路に刻み込まれたものではないか。そのような神経回路を発達させる可能性が、人間の脳の中にはあるのではなかろうか。人間はそのような原基をもつから、何の宗教教育をあたえないでおくことは、その神経回路の発達を抑制してしまうことになる」と述べ、宗教教育が無理でも、倫理教育をすることの大切さが書いてありました。

夜中に読んだので、もう少しシャープな頭で読み返す必要性を感じますが、新刊なので、とりあえず、ご紹介まで。

柳澤桂子「いのちの日記」小学館

『ジェネレーションY』

2005年05月04日 | 本・マンガ
昨日のハイキング、結局5時間歩きました…。一緒に行った友人と、二人で馬鹿話を大きな声でしていても、人の少ないハイキングコースでは心配することなく話せてよかったです。ハイキングしに言ったのか、おしゃべりしに行ったのかわからないぐらい、よくしゃべってすっきり! 誘ってくれて、ありがとう!!

そして今日は…。富士山や屋久島の宮之浦岳に登ったときほどはひどくないけど、けっこうな筋肉痛。
が、佐倉の国立歴史民俗博物館で、まじめに仕事の準備をし、都内で本屋で立ち読み&大量購入。

今日の立ち読み本が、タイトルの
『ジェネレーションY―日本を変える新たな世代』

昨日の話の中でも、「同世代は意外と考えが古かったりする」という話や、「下の世代ってちょっと違う」という話が出てきたりしていたのだけれど、ジェネレーションYの定義が、「親が両方とも戦後生まれ・本人も1975年以降生まれ」ということを聞くと納得。私、父は戦中生まれですし、1975年以降生まれでもないし、第二次ベビーブーマーですが、ジェネレーションYではないわけです。今度から、親が何年生まれなのかも、意識して聞いてみようかな、と思いました。(立ち読みなので、この本の詳しいことは語りません。日経の連載をまとめたものなので、読んだ覚えのある方もいるでしょう)

昨日、びっくりした話を一つ。
御殿場線の中で、駆け込み乗車をしてきた女子中学生におもむろに靴下をぬぎ、履き替えはじめた靴下は1.5メートルのルーズソックス…。「文化は周辺部に残る」という説を思い出しました。
それにしても、ミニスカートで、立ったまま靴下を履き替えるのは、やめたほうがいいと思います!

「博士の愛した数式」

2005年04月10日 | 本・マンガ
Yさんオススメの本、読み終わりました。(今月の文学史に残る?一冊)

小川洋子著「博士の愛した数式」

私の大好きな梨木香歩の「西の魔女が死んだ」にも通じるのだけれど、老人と子供のふれあい、死、その間に流れる時間の流れが好きな私にとって、お気に入りの本になりました。
博士のような愛を学問に注ぐことができるのであれば、その愛情は周りにもあふれ出て、周りの人々もその学問に自然に興味を持つものなのだな、と、改めて思いました。

梨木香歩さんは、イギリス留学中にクェーカーの婦人の家にホームステイしていたことは知っているのだけれど、小川洋子さんは、どんなバックグラウンドがあるのかな、と関心を持ちました

『BAD LUCK』

2005年03月29日 | 本・マンガ
よく考えなくても、先日のトークライブで購入し、水野さんにサインをいただけばよかったのですが、今日、池袋のLibroで購入しました。小説コーナーで、店員さんに「BAD LUCK下さい!」と言ったら、『Good Luck』をすすめられました。

ちなみに、他の店員にこの本が欲しくて、「『わんたん』下さい!」と言ったら、『もえたん』をすすめられました。

サインしてもらったある本を、気に入って大量購入して友人・知人に配っていたら、間違ってサイン本をあげてしまって、手元にサイン本が残らなかった経験を持つ私としては、いいのです。サインがなくても…。

結局、自己啓発・法律コーナーにあって、苦労の末に手に入れた『バッドラック』。画像だとわかりにくいですが、表紙の黒い文字のところも、絵が描かれています。読み始めると、一時間かからないで、読み終わります。

が、立ち読み・座り読みではなく、おうちで一人で読むのがよいでしょう。

なぜなら、笑えるようで、泣けるからです。しんみりします。「キャンディ・キャンディ」と同じです。ちなみに、私は鼻をかんでいたら、鼻血も出しました。危険です。
お化粧をしている人はお化粧もはげるので、注意してください。

追記:ジェームス・スキナーの言うところの「違いをもたらす違い」について、小さな神さまの気づきの積み重ねが記されています。

「ウケる技術」で思い出した人

2005年03月23日 | 本・マンガ
以前もご紹介しましたが、コーチの小田美奈子さんのHPで知った、水野氏の講演会が、いよいよ今週金曜日に。どうせなら、ということで、読みました。

『ウケる技術』

水野敬也氏に興味がある方は、こちらをご覧ください→ウケる日記

私は自然体が好きなので、「作った笑い」とか「ネタ」を披露することとか、中々苦手なのですが、これを読んでいて、思い出した人。それは…。
ゆうきゆうです。(というか、水野氏とゆうきゆうはつるんでいる。「いい女塾」とか。)思い出す過程に実はワンクッションあったのですが、それはいいのです。久しぶりに、毒気(?)に当たりたい、ご友人・同級生の方々は、どうぞ、ご覧下さい。
セクシー心理学に興味がある方もどうぞ。

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齋藤孝「座右の諭吉」

2005年01月06日 | 本・マンガ
この本を流し読みしてもいいのですが、この本よりもむしろオススメしたいのは、「福翁自伝」です。
以前、私が「大学図書館を利用したい」という不純な理由もあって、慶應義塾大学の通信教育課程に入学したとき、入学記念に大学側からもらって、私は初めて「福翁自伝」を読みました。すごくおもしろかったです。「坊ちゃん」レベルで、笑えます。それに、なんだか頑張ろう、という気分になれます。高校生のうちに読んでいれば、私は「慶應に進学したい」と思ったこと、間違いないです。まわりに、慶應に行かせたい!、と思うお子様がいたら、読ませてみたらよいでしょう。慶應通信が出している本が、大きくて、注も豊富で、読みやすいと思います。

座右の諭吉 才能より決断光文社新書

新版 福翁自伝