ありゃりゃサンポ

近現代の建築と一日八千歩の散歩の忘備録。美味しいご飯と音楽と。
東京都全域を徒歩で塗り潰す計画進行中。

はいさい沖縄2024①那覇~今帰仁

2024年09月10日 | たびたび旅

2019年5月の一人旅以来5年ぶり8度目となる沖縄旅行に行きました。7時30分羽田発のJALで。機体はJALの最新鋭A350-900 で快適な空の度でした。

那覇空港から迎えのバスで豊崎のニッポンレンタカーへ。4日間お世話になるHONDA FITを借り受けて最初に向かったのが、いしぐふー小禄具志店。

first沖縄そば。『私の好きな沖縄そばの世界』という膨大な数の店を紹介するサイトで、95点という最高得点で評価されているお店でした。
ソーキの下に玉子焼きが敷かれている独特のビジュアル。別添えの炙りソーキに味変用の追い鰹節やわさびなどがセットされたサービス満点のそばでした。出汁は上品な薄味。

今回、4日間走っていて高速道路やその他交通インフラ関係の工事がものすごく目につきました。こちらは那覇空港自動車道の建設現場。2026年度に開通予定です。

最初に見学に来たのは沖縄県平和祈念公園。太平洋に面した「平和の火」の周りに置かれた平和の礎には沖縄戦における全戦没者24万人余の氏名が刻まれています。

すぐ外側には摩文仁海岸の絶壁と大海原。沖縄戦で多くの人々が自決した喜屋武岬から6kmほど離れた場所です。どうしてもあの映像が脳裏に浮かびます。

同心円に並べられた平和の礎の更に外側に2000年に建て替えられた平和祈念資料館があります。

1995年に行われたコンペで6人の若手建築士が結成したチームドリーム共同企業体が作成したプランが最優秀として採用されました。
たくさんの赤瓦屋根は沖縄戦で失われた集落を表現していて、それぞれ瓦の色や形、葺き方に変化がつけられています。

展望塔から見る平和の礎広場。

静謐に並ぶ赤瓦の屋根。これが建てられた2000年からたった20数年で世界は遥かに平和から遠くなってしまいました。

続いて首里城へ。

1992年に本土復帰20周年を記念して首里城正殿が再建されました。その後も復元工事は続き27年後の2019年2月、御内原の公開を持って全園開園とされました。
しかしその8か月後の2019年10月に首里城正殿を含む建物8棟が焼損しました。
私が最後に首里城に行ったのが2019年5月末だったのでその貴重な完成した首里城を見ることができました。それだけに消失の報せは辛く感じました。
あの日から間もなく5年。一時は不可能かと言われた5度目の再建は予想外の速さで進み、現在は素屋根の下の工事現場を見学することができます。

御庭だった場所に建つ巨大な木材倉庫と木材加工場。

見学コースの入り口。

木材加工場では実物大の屋根のモックアップを製作していました。

正殿の赤瓦は左上のわずかな部分を除いて葺き終わっていました。5年前に見た赤黒い瓦よりも色味は朱に近く見えました。

東のアザナの展望台は前に来た時と変わっていませんでした。警備の人が次々に記念写真を撮ってくれていたので私もお願いしました。

5年前の写真と見比べる。そして2年後にまた行って見比べよう。

少し移動して那覇中心部、国際通りへ。

2023年3月に建て替えてリニューアルオープンした那覇市第一牧志公設市場へ。

昔の風情の片鱗もないと非常に評判の悪かったリニューアルですが個人的にはそんなに文句を言うほどひどく変わってはいない印象でした。
床と壁と天井がきれいになって、照明をも以前より明るくなってはいますが、個々のお店の素材やレイアウトはほとんど5年前のままです。
古い建物では不可能だった必要十分な清潔な環境が得られたことは将来のために喜ぶべきことと感じました。
国際通りに入ってからここまで耳に聞こえる言語の9割は中国語です。店員さんも中国語を話す人が多数。5年前から極端に変わったのは市場よりそこかな。

那覇から高速を使って本部半島の先端、今帰仁村までやって来ました。
こちらが一日目の宿の「たびの邸宅 沖縄今帰仁」。海岸近くに10棟の沖縄風コテージが並びます。

チェックインは令和風の非対面型。管理等の前のボックスを開いて、メールで受け取った暗証番号を入れると小さな扉が開いて鍵が受け取れます。

こちらが私たちの部屋、6号棟。基本的に料金に差もなかったので全て同じ大きさで同じ作りのようです。

玄関入るとダイニングとフルサイズのキッチン。

右側に4畳半の居間と6畳の寝室。

大きな洗面台とバスルーム。生活用品、家電、調理道具、食器など必要なものは全て揃っています。住めます。
地図で見た時に砂浜の海岸がすぐ裏にあったので泳げるかと期待したのですが、砂浜までの50mは草むらで、ちょっとハブが怖くて突き進む勇気はなかったです。

夕食は徒歩3分の場所にある北山食堂さん。尾野真千子さんと旦那さんが経営している居酒屋です。
実は7月のあさイチの尾野真千子さんがゲストの回でそのことを知って、元々予約していたリゾートホテルをキャンセルし、近くにあったコテージに乗り換えてたのでした。

昭和居酒屋と名がついている通りレトロな雰囲気。平日の6時くらいで満席になっていました。私はともかく他のお客も尾野真千子目当てなんでしょうか??

初日の夕食。写真上段から
タラチャンジャ・黒糖ラフテー・蛇口を開くと泡盛が出てきます。飲み放題1時間1,100円
もずくの天ぷら・尾野真千子はいなくてポスターだけ・タコスピザ
アグー餃子・お酒は赤星とオリオンジョッキ2杯と泡盛・入り口はこんな感じ
Rさんのお茶やアイスも加えて二人で7,140円でした。一日目終了~。
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