江戸の飲料水のかなめ、玉川上水は東京都羽村市の取水堰から四谷の大木戸までの43km。
江戸時代にこれだけの長さの水路を人力で完成させたということがいまだに信じられないのですが、それは単に私がその時代の技術力を正しく把握していないからに過ぎません。
玉川上水43kmのうちの約半分である24km分が「玉川上水緑道」として武蔵の地域の8公園の一つとして整備されています。
本日はその中のほんの一部分+分水である野火止用水の遊歩道と合計で10kmほどを歩きました。どちらも東京都の清流復活事業の手始めとして昭和の末期に流水が復活しています。

本日の行程。ほぼ完全にこのマップ通りに歩いています。

スタートは西武多摩湖線の八坂駅から。野火止用水は八坂駅の高架の下を潜り抜けています。遊歩道は府中街道のハ坂交差点を渡ったところからすぐに始まります。

歩き始めてすぐにいい感じの料理店が。武蔵野の自然を生かした和食懐石と古民家リストランテ。際コーポレーションのお仕事でした。

用水路を渡って行ける民家やお店、アパートなどが続きます。いろんな橋を見るのが楽しいです。

明治学院中学校に沿った一帯は暗渠になります。このきれいな洋館は元駐日大使のエドウィン・O・ライシャワーの生家。白金台の明治学院内より移築。ライシャワーさんって日本で生まれたんだ。

鴨がけっこういます。水流は見ての通りとても清らか。この水は昭島市の水再生センターで高度に再生された下水を送っています。

周辺の緑地と一体化してとてもいい感じの散歩道になっています。

場所場所で表情を変える野火止用水。この辺りはひょっとすると地下の暗渠と二階建て構造かも知れません。右の網籠の中で蛍を育成しているようでした。

東大和駅到着。お店のほとんどない駅前にスケートセンターと遊戯施設としてビッグボックスがあるという。ここのミスタードーナツで参鶏湯風麺の昼食。

駅を過ぎてさらに進みます。右と左に山茶花、山茶花咲いた道。

西武鉄道の車両基地。

スタートの八坂駅から4kmほどで小平監視所到着。羽村取水堰から取り入れた水の水質監視などをしています。

羽村からここまでが上水。さきほど歩いてきた野火止用水と、ここより下流の玉川上水に再生水が流されています。ここまで来た上水は東村山浄水場へ送られます。

昭島から来た再生水の放流口。

放流口の先の上水小橋で玉川上水の水面近くまで降りて近づくことができます。

野火止用水と玉川上水の分岐点。左が野火止用水(八坂駅から歩いてきたところ)、右が玉川上水。

天気も良かったけど本当にきれいです。

遊歩道の右が玉川上水ですが、道の反対側にも水が流れていたような溝があります。ここではそこに配管を埋め込む工事をしていました。いろいろな流れがあるようです。

歩きながら頭の中ではユーミンの「悲しいほどお天気」が鳴り続けています。
上水ぞいの小径をときおり選んだ
夏の盛りの日もそこだけ涼しくって
名もない蔦や柳がひくくたれこめて
絵を書く私達 それぞれひとりにさせた
まるで先の人生を暗示するように
上水沿いにある武蔵野美術大学へ行くのにユーミンは「ときおり」この小路を歩いていました。ホントいい歌だ。天才って怖い。
上の写真の建物、ムサビの一角かと思って写真撮りましたがどうも違うようでした。ムサビと玉川上水の間には朝鮮大学校という別の施設があるのでした。
2022年6月追記。
ユーミンは武蔵野美術大学ではなく多摩美術大学の出身ですので、この記述は完全に勘違いに拠るものです。
ただし「上水」が玉川上水のことであるという記述は真偽不明ですがけっこう見かけます。玉川上水のどのあたりなのか、どこかに明確な記述はないでしょうか。

ところどころで紅葉も楽しめました。

西武国分寺線が横切って行きます。すぐ北に鷹の台駅があってユーミンはここか、もしくは先ほどの東大和から通っていたはずです。どっちにしても八王子からは35分くらい。意外と近い。

ふれあい下水道館を見学していきます。上水だけでなく下水道についてもっと知りたい。

入り口は1階で展示はすべて地下。地下5階(地下25mくらい)のフロアから実際の下水道を見ることができます。下水ですからもちろん臭います。が耐えられないほどではないです。

地上に戻って再び美しい世界の中を歩きます。下水道館から2KMほどで本日のゴール、一橋学園駅に到達です。面白かった!
次回はここより上流に取水堰を目指すか、それともまだまだ遊歩道が続くらしい下流に向かうか。いずれにしても楽しみな玉川上水です。
江戸時代にこれだけの長さの水路を人力で完成させたということがいまだに信じられないのですが、それは単に私がその時代の技術力を正しく把握していないからに過ぎません。
玉川上水43kmのうちの約半分である24km分が「玉川上水緑道」として武蔵の地域の8公園の一つとして整備されています。
本日はその中のほんの一部分+分水である野火止用水の遊歩道と合計で10kmほどを歩きました。どちらも東京都の清流復活事業の手始めとして昭和の末期に流水が復活しています。

本日の行程。ほぼ完全にこのマップ通りに歩いています。

スタートは西武多摩湖線の八坂駅から。野火止用水は八坂駅の高架の下を潜り抜けています。遊歩道は府中街道のハ坂交差点を渡ったところからすぐに始まります。

歩き始めてすぐにいい感じの料理店が。武蔵野の自然を生かした和食懐石と古民家リストランテ。際コーポレーションのお仕事でした。

用水路を渡って行ける民家やお店、アパートなどが続きます。いろんな橋を見るのが楽しいです。

明治学院中学校に沿った一帯は暗渠になります。このきれいな洋館は元駐日大使のエドウィン・O・ライシャワーの生家。白金台の明治学院内より移築。ライシャワーさんって日本で生まれたんだ。

鴨がけっこういます。水流は見ての通りとても清らか。この水は昭島市の水再生センターで高度に再生された下水を送っています。

周辺の緑地と一体化してとてもいい感じの散歩道になっています。

場所場所で表情を変える野火止用水。この辺りはひょっとすると地下の暗渠と二階建て構造かも知れません。右の網籠の中で蛍を育成しているようでした。

東大和駅到着。お店のほとんどない駅前にスケートセンターと遊戯施設としてビッグボックスがあるという。ここのミスタードーナツで参鶏湯風麺の昼食。

駅を過ぎてさらに進みます。右と左に山茶花、山茶花咲いた道。

西武鉄道の車両基地。

スタートの八坂駅から4kmほどで小平監視所到着。羽村取水堰から取り入れた水の水質監視などをしています。

羽村からここまでが上水。さきほど歩いてきた野火止用水と、ここより下流の玉川上水に再生水が流されています。ここまで来た上水は東村山浄水場へ送られます。

昭島から来た再生水の放流口。

放流口の先の上水小橋で玉川上水の水面近くまで降りて近づくことができます。

野火止用水と玉川上水の分岐点。左が野火止用水(八坂駅から歩いてきたところ)、右が玉川上水。

天気も良かったけど本当にきれいです。

遊歩道の右が玉川上水ですが、道の反対側にも水が流れていたような溝があります。ここではそこに配管を埋め込む工事をしていました。いろいろな流れがあるようです。

歩きながら頭の中ではユーミンの「悲しいほどお天気」が鳴り続けています。
上水ぞいの小径をときおり選んだ
夏の盛りの日もそこだけ涼しくって
名もない蔦や柳がひくくたれこめて
絵を書く私達 それぞれひとりにさせた
まるで先の人生を暗示するように
上水沿いにある武蔵野美術大学へ行くのにユーミンは「ときおり」この小路を歩いていました。ホントいい歌だ。天才って怖い。
上の写真の建物、ムサビの一角かと思って写真撮りましたがどうも違うようでした。ムサビと玉川上水の間には朝鮮大学校という別の施設があるのでした。
2022年6月追記。
ユーミンは武蔵野美術大学ではなく多摩美術大学の出身ですので、この記述は完全に勘違いに拠るものです。
ただし「上水」が玉川上水のことであるという記述は真偽不明ですがけっこう見かけます。玉川上水のどのあたりなのか、どこかに明確な記述はないでしょうか。

ところどころで紅葉も楽しめました。

西武国分寺線が横切って行きます。すぐ北に鷹の台駅があってユーミンはここか、もしくは先ほどの東大和から通っていたはずです。どっちにしても八王子からは35分くらい。意外と近い。

ふれあい下水道館を見学していきます。上水だけでなく下水道についてもっと知りたい。

入り口は1階で展示はすべて地下。地下5階(地下25mくらい)のフロアから実際の下水道を見ることができます。下水ですからもちろん臭います。が耐えられないほどではないです。

地上に戻って再び美しい世界の中を歩きます。下水道館から2KMほどで本日のゴール、一橋学園駅に到達です。面白かった!
次回はここより上流に取水堰を目指すか、それともまだまだ遊歩道が続くらしい下流に向かうか。いずれにしても楽しみな玉川上水です。
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