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ありゃりゃサンポ

近現代の建築、町並みと橋が好き。
一日八千歩の散歩の忘備録。美味しいご飯と音楽と。
東京都全域をGPSで塗り潰し中。

府中街道を往く

2021年06月18日 | TOKIOの道と川

東京塗りつぶし散歩。今日は京王線の府中駅から府中街道。
府中街道は江戸時代に整備された街道で、東村山の北で所沢街道にぶつかるあたりから東京都を南北に縦断し多摩川を超えて神奈川県に入ります。
神奈川県に入ったところで終わりかと思いきや、そこから川崎街道と重複して川崎駅近くまで伸びています。

旧甲州街道と府中街道の交差点にある府中高札場。交通の要所であるこの場所で江戸幕府の政策や禁令が貼り出されていました。都内に2か所しかない貴重な現存。

東村山に向かって北に歩きだします。お、こんなところに共同印刷、と思ったらまったく無関係らしい共同印刷所という別会社でした。

冨士見通りと府中街道の交差点脇にあったループ橋。

地図で見るとこんな感じ。西から来た冨士見通りが立体交差で武蔵野線の上を越える。その直後に府中街道と平面で交差させたいけど高低差がありすぎるのでできたループ。
他の場所だとアンダーパスにしたり武蔵野線が高架になってたりいろいろです。このループが一番壮大に無駄な感じがして面白い。

左側に広大な東芝の工場がありますが、武蔵野線の向こうにあるので専用の地下道があったりします。

東芝の工場。南北800m、東西1km近くあります。最初は電車の車両を作っていて現在は産業機器、OA機器、放送機器、通信機器などいろいろ。タモリが来た形跡はなし。
見えているタワーはエレベーターの試験塔。

道の右側が長く続く高い塀になりますがこれは府中刑務所。2年前の府中建築散歩の時に最後に反対側の表門の写真を撮っています。
この時も三億円強奪事件のことを思う訳ですが、現場まで遠かったので諦めた経緯があります。今回は近いので現場を目指します。

現場は道の右側が府中刑務所、左が府中第九小学校という場所。通学時間を過ぎれば人通りがほとんどないところで、道路が湾曲していて見通しがありません。
人目に付かずに何かをやらかすにはうってつけの場所です。


ここが現場。実際にその場所には事件に関する物は何もないのですが、iPhoneのマップにはしっかりと三億円事件現場と記載がありました。

東八道路は府中街道と武蔵野線をアンダーパス。

武蔵国分尼寺跡。奈良時代中頃、全国に建立された官立寺院の1つである武蔵国分寺の尼寺の跡が発掘されて国指定史跡公園となっています。

金堂跡。

武蔵国分尼寺跡の北側は府中市の武蔵台公園と国分寺市の黒鐘公園が繋がった大きな緑地。

伝鎌倉街道。国分寺崖線にあたり、800年前に作られた切り通し道が残されています。

多喜窪通りと府中街道の交差点のX型歩道橋。どういう時にXにしたくなるのか謎。

都立武蔵国分寺公園。国鉄の教育機関「中央鉄道学園」跡地。

西国分寺駅で中央線を通過。

玉川上水を通過。

八坂駅を通過。八坂神社に遥拝。

東村山駅に到着。

非常に規模の大きい駅の改築工事が行われています。

今回塗りつぶしたところ。ついでに八国山散歩の線とも繋いできました。
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