ありゃりゃサンポ

近現代の建築と一日八千歩の散歩の忘備録。美味しいご飯と音楽と。
東京都全域を徒歩で塗り潰す計画進行中。

方南通りを往く

2021年06月06日 | TOKIOの道と川

日々お世話になっている地図の一つに東京通り名マップというのがあります。
道路には国土交通省が定めた正式名称がありますが一般の人には通用しなので、広く親しまれた名称が使われることの方が遥かに多い。
例えば「東京都道413号赤坂杉並線」と言われてもピンと来る人はいないと思いますが「井の頭通り」と言われればたいていの人はあ~あれね、と分かる訳です。
通り名というと周辺の人たちが勝手に名付けてそう呼んでいるものというイメージもありますが、実はちゃんと自治体が「認定」しているものもあります。
東京都の通り名は1962年に69路線が設定されその後1984年に60路線、2014年に42路線が追加されて現在合わせて171路線あります。
最近歩いた天文台通りとか伏見通も2014年に設定された新しい名前でした。新たな名前の設定は道路整備工事と関連しているものと思われます。

東京塗りつぶし散歩を進めるに際しては、東京通り名マップを見ながら空白の多い地帯に通る道路を選んで碁石を置くように余白を埋めています。
今日はそんな中から方南通り。スタートは新宿です。西新宿と杉並区の西永福をまっすぐに繋ぐこの道路はおそらく車でも通ったことはないような気がします。
井の頭通を往くの時に新宿まで一直線に続くように見えた広い道として初めて認識しました。青梅街道と甲州街道の真ん中にあります。

高層ビル街を抜けて新宿中央公園。新宿駅南口付近の高校を卒業していますが、ここまでは1.5kmも離れていて、よほどのことがなければ来ることはありませんでしt。
ずっと昔からある物と思っていましたが調べたら開園は1968年。その前はコニカの工場だったそうです。この辺りは2020年夏にリニューアルしたばかりの芝生広場。

新宿駅から新宿中央公園の横の道は本日のお題の方南通と繋がっていますが名前としては北通り。新宿の高台から神田川に向かって急に下っています。

新宿警察署熊野神社前交番。この角度だと見えないんですが最上部はドーム型をしています。こういうのもポストモダンと言うだろうか。

熊野神社前交番から先が方南通り。すぐ先に大江戸線西新宿五丁目駅。

明らかに暗渠な道。神田川笹塚支流だったところです。真っ赤な階段がおしゃれな建物は町会会館。

清水橋交差点で山手通りと交差。かつてNHK放送センターで校了を終えてから山手通り板橋への帰宅途上に何度となく通ったところ。
5年前に書いた「清水橋交差点のサークル信号」というブログは今でもアクセスがちょいちょいあります。

西に向かってどんどん歩きます。東京大学教育学部附属中等教育学校。東大に付属の中高一貫校があるとは知りませんでした。

東京メトロの中野車両基地。先日の喜多見以来、車両基地が気になるようになりました。剛体架線はなし。

急に賑やかになったのは丸の内線の方南町駅。丸の内線は中野坂上を過ぎた後分岐して支線がこの方南町駅まで来ます。分岐から2.5kmの短い路線です。
方南町駅から歩いていたらちょうどバス停のところでバスが来たので思わず乗ってしまいました。
この日は久我山でラーメンを食べる予定だったので方南通りの残り2kmを歩く時間を節約したかったのです。

ということでいきなり方南通りの終点。井の頭通歩きで初めて方南通の存在を知った場所で記念撮影。

この先は方南通りと関係ないんですがついでに記録しておきます。西永福から井の頭線に。
ホームの両脇にも咲いていますが、井の頭線沿線は箱根登山鉄道ばりにアジサイが多くていますごくきれいです。

富士見ヶ丘の井の頭線車両基地。車両基地っていっぱいあるんですね。

久我山でラーメンを食べてから神田川沿いの遊歩道を富士見ヶ丘迄戻りました。
考えてみると神田川というのは渡るだけで川に沿って歩くということがほとんどありませんでした。黒目川や野川の前にまず歩いておくべきだったか。

でかい鯉がうようよ泳いでいました。

富士見ヶ丘駅近くの高井戸公園。こんなところにこんな大きな公園が?と思ったら2020年の6月1日にオープンしたばかりの新しい公園でした。
元々は王子製紙や国立印刷局の保養施設としてグランドがあったところ。現在整備進行中で北側に隣接する元NHKグランドも合わせて更に大きくなるらしい。
3年前烏山から歩いて初めて玉川上水を歩いたときのスタート地点はNHKのグラウンドでした。あれがもうないのか。変化が速いですね。
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