ありゃりゃサンポ

近現代の建築と一日八千歩の散歩の忘備録。美味しいご飯と音楽と。
東京都全域を徒歩で塗り潰す計画進行中。

2019夏ドラマ

2019年10月27日 | 映画とテレビ
2019年の夏ドラマ。まあまあの佳作揃いで楽しかったです。

『これは経費で落ちません』原作:青木祐子の小説「これは経費で落ちません!」脚本:渡辺千穂、藤平久子、蛭田直美
Rさんの好きな多部未華子主演ということでそれほど期待なく見始めたのですが結果的にすごく面白かった。経理部もこんな風にドラマになるんだ。
第5話の尊敬する経理部の先輩社員が不正に加担しているかも知れない回が秀逸で二度も見返してしまった。先輩役の平山浩行も要チェック。


『ノーサイドゲーム』原作:同タイトルの池井戸潤 脚本:丑尾健太郎
脚本、演出とも安定の様式美とも言える池井戸ドラマ。大泉洋に骨太系の主人公が務まるか心配だったがうまくこなした。
単なるスポ根ドラマでない「社会や企業の一部分としてのラグビー」が見ごたえあるものにした。リアリティはないけど。最終話はけっこう泣きました(恥)


『Iターン』原作:福澤徹三の小説。脚本と監督:内田英治
テレ東深夜、ムロツヨシと古田新太のダブル主演ということで見ることは決まっていた。広告代理店勤めサラリーマンが左遷された街でヤクザの抗争に巻き込まれる。
徹底的にムロツヨシがいたぶられ役で何週経っても状況は挽回どころか悪化の一途。救いのない話が続くがぎりぎり目を背けたくなるところまで行かない塩梅。
部下OLの鈴木愛理とかぶりもののゆるキャラ、チワワの昌三さんなど緩衝役が好演。主題歌の「勘違い心拍数」も良かった。


『そして、生きる』岡田惠和オリジナル脚本。WOWWOWドラマ。有村架純と坂口健太郎。
東日本震災のボランティアとして知り合った二人の報われないラブストーリー。念入りに作り込まれた映画みたいなドラマだったがそのまま劇場版にもなった。
夢を持って社会に出始めた二人が夢をもぎ取られて離れ離れになるとことん暗い展開。その原因が不幸とか社会の問題ではなく想定外の妊娠というところが痛い。
それを不可抗力と思える人には重厚なドラマとして見られるし、そうでなければ全ての不幸が自業自得と言われてしまう微妙なドラマ。


『サギデカ』安達奈緒子オリジナル脚本。安達奈緒子は「きのう何食べた」「サギデカ」「G線上のあなたと私」と春夏秋と連続で視聴中。
木村文乃の演技がやや小ぶりで印象を薄めたが(下手ではないです)ドラマ全体はまずまず楽しく見ました。

これ以外は朝ドラの「なつぞら」と大河ドラマ「いだてん」もありまずまず充実の夏でした。2019春ドラマが全滅でしたから。
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