読んだら歩きたくなるブログ

『歩行不足』な現代人は、自己骨盤矯正ができてなーい!自分でできる骨盤矯正に興味のある方へのブログです。

起床時の緩慢さと痛み

2020-09-21 17:25:38 | 日記
こんにちは!あるくべきのふみです!
急激に歩きやすい気候になりましたねー。この時期を逃してはいけません。今こそしっかり歩いて、氷冷して、体を整えておきましょう♪

前回も触れましたが、寝ていて首や腰が痛かったけど、起き上がって動いていると治ってきましたということは、よくあります。これは、人の体の設計が、立って動くこと前提に造られており、立って動いているだけで、各関節が勝手に正しい位置に戻っていくからです。

寝ているときの背骨の状態にも書いていますが、寝ていると背骨も『寝た状態』になっています。そして、首~背骨を調整してくれる『おもり』である重い頭も、横になっていてその役割を果たしていません。

しかし、寝るなというわけでは、もちろん、ありません。睡眠のために横になることは必要不可欠です。私たちは、睡眠によって、脳も体もメンテナンスされるからです。不調の時やたら眠くなるのは、脳や体が休息と回復を求めているからです。

体が弱ったり、歳をとったりすると、起床時に早く動けないと不満を言う人もいますが、気圧と一緒で、本来のそれを感じ取れるようになっただけかもしれません。

人だけでなく、多くの動物は、寝起きすぐに俊敏な行動をすることは難しいのです。体が弱ると動きがさらに緩慢になり、それが気になってしまうことがあるのだと思われます。

起床時、急いで体を動かしたり、勢いで無理に動かそうとすると、よろしくありません。寝た状態から体を座位にする時、座位から立位になる時には、高低差の気圧の変化もあるので、なるべくゆっくり移動しましょう。

睡眠後の起床時は、体を起動するのに、どうしても時間がかかります。ものすごく簡単に言うと、冷却され休息した脳が温度を上げ、覚醒作用のホルモンを分泌し、血流を上昇させ、弛緩している筋肉も目覚めさせていくという過程があります。

それらの過程を経て、脳の指令によって、抗重力筋が体を動かします。抗重力筋とは、首すじ(首を真っすぐにする)、背骨の周辺筋肉(姿勢を正す)、足の筋肉(二足歩行の維持)、瞼の筋肉(目を開ける)、表情筋(顔の表情を作る)のような重力に逆らって状態を維持する筋肉のことです。

起床時体が動かし辛いのは、ノンレム睡眠の低温時に無理やり起こされ、身体が活動する準備ができるまでに時間がかかってしまうことが原因のこともあります。覚醒のため血流を急激に上昇させるので、血流が落ち着くまでの少しの間、頭痛が出ることもあります。

また、睡眠不足で身体のメンテナンスが不十分なために、脳や身体の疲労が解消されなかった場合も不具合が出る可能性があります。睡眠不足、ダメ絶対。

睡眠が関わると、少し複雑な話になるのですが、寝ていて腰や首などが痛い場合は、ひとまず、寝た状態から離脱し、座位になり、立位になってみましょう。動いていて治るようならそれで良いし、どれだけ動いても痛い場合は、その他の原因も考えられるので、無理はしないようにしましょう。(ひとまず、氷冷しておくのはアリです!)

睡眠とは別に、起きているのに、寝た体制でずっとダラダラしていると、各関節は全く調整されず不調に繋がってしまうので、注意しましょう。やっちゃいがちですけど…ね。f(^_^;


最新の画像もっと見る