マシマロ日記

つれづれなるままに。ぼちぼちっと更新中。
建築から遠ざかってますけど。
専業主婦体験中。
日常の記録的なものを。

講演会

2006-06-03 02:31:55 | Weblog
社会人になってから、久し振りにこういった講演会に行く。
スティーブン・ホールという世界的に有名な建築家の講演会。

霞ヶ関まで行ってきた。
事務所の人たちと一緒に仕事を早くに切り上げて出掛けた。
2時間前だったのにも関わらず、7階の会場まで長蛇の列が。
整理券をもらえたのはいいが、少々不安。

でも、なんとか座ることができた。
さすがに学生が多い。

そこで、偶然にも以前に勤めていた事務所の所長に遭遇。
軽く挨拶をして名刺を渡す。
お元気そうでした。
そろそろ遊びに行こうかな~と思っていたのでビックリした。

講演会はマクロな視点からのものだったので、いまひとつ物足りなさが残ったものの、滅多にない機会だったのでまあ、よしとする。
サイン本、買っておいた方がよかったかなぁ。

純粋なものの見方はずっと持っていないと駄目なんだな、とも感じた。
世間のしがらみだとか、法律がどうのこうのとか、そればかりに縛られているとどうしても、そういった物が見え隠れしてしまうものになってしまうんだろうな。
そんなものを感じる前に、「すごっ」って思わせられるようなものが素直にいいのかもな、とも思う面もあったり。

でも、大きなプロジェクトを動かすような人になると、どうしても大味な設計になってしまうのかな、とも感じた。

住宅レベルのスケール感覚とは全く違ったところで、デザインという作業をこなしている人たちとの格差みたいなものを感じてしまったし。

どのようなきっかけであれ、そういった大きな物を設計するにはそれなりに大きなデザインを要求されるのだろうか。
こまごまとした人の動作、というよりも、人とはこう動くものなのだ、とかこういったことが多くの人たちの求めるところだろう、といったざっくりとした感覚、といったらいいのだろうか、そんな感覚で設計しているのかな、とも感じた。

日本ではなかなかそういった感覚でモノをつくるということは難しいだろうな。

自分の建築に取り組む姿勢を改めて見直すキッカケにもなってよかったかな。

しかし、同時通訳に頼りっぱなしだと疲れる。
本人の話す英語の方がよくわかったりする場面もあって、英語ができるようになりたいな~、とも思った。

講演会後、事務所の人たちと軽く飲みながら議論。

やはり、気合いは入れてかないと駄目ですね。
たるんでますので、最近。

建築ってなんだろね~、どうとも言えちゃう怖さがあるな。
綺麗ごとだけではもちろんできないし。
でも、巨匠は潔白でいなくちゃいけないような雰囲気もあるよね。

変な業界だわ。

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