ぼくらのありのまま記

ぼくらは
こんな大人になりました。

気仙沼で小笠原の事を考えた。

2014-03-08 19:47:36 | ありのまま記 一話完結編。
ちょっとだけ、小笠原のことを
考えていました。
なんでだろうなー。
海を見たからなー。

去年の年末、10年ぶりに島に帰って
創さんに会ってきました。

創さんは
小笠原で自然文化研究所という
NPOを立ち上げ、
島の生き物研究の仕事をしています。


偶然、川原で遭遇!!コウモリにランドセルみたいなGPSを背負わせて、
道なき山道をかきわけて、
今日のランチはどこで食べて、どこの宿に泊まったのかな?
そんな事を毎日毎日、調べています。つまり、変わり者です。

10年前は父島に空港建設するかどうか。
すごく議論が活発でした。
「自然」という言葉は
「空港建設反対」という意味で使われていました。
4年前、世界自然遺産に登録されてからは
「守るもの」に変りました。

ただそこにあるだけなんだけど、自然は。


お腹すいたら畑荒らす害獣
真夜中鳴き声うるさい騒音
父島ガイドにとって芸能獣
種を山に運ぶ森をつくる奴

コウモリもいろんな顔があって忙しい。
本人お腹がすいてるだけなんだけどね。


大宴会の翌日はタマナの実もこうなる。(右下から真ん中の状態へ。)


僕がぜんぜん惹かれなかった小笠原に
なんでそんなに興味があるの!?
それを聞きたくてあってきたのですが。

その魅力をわかるにはもう少し時間がかかりそうです。
でも、創さんがどれだけ島が好きかはわかりました。

今、小学3年生に年3回、島の生き物の授業を持っています。
そこで伝えたい事は、ここの生物がどれだけレアなのか?ではなくて。

「おまえたちの住んでる島、すっげぇなぁ!!」
ってことなんですって。そのくらい
スペシャルな島なんです。創さんにとって。

僕が子どもの頃に、そんなこと言ってくれる
大人がいてくれたらよかったなと、心底思いました。
そして、そう思える場所にいられることも
素晴らしいと思います。
そんな場所を見つけられるかな。
気仙沼は近い!!

昨日は牡蠣とほたての養殖をしながら
民宿を手伝うという具体的な妄想をした。


夢か。

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