ぼくらのありのまま記

ぼくらは
こんな大人になりました。

イカに噛まれる グワァーキュー

2013-05-12 22:47:26 | たららん記 
今日はいかに噛まれた

イカいかってねこならぬたらの指噛む

イカって胴体とゲソがあって
その二つが軟骨でつながっているんだけど
さばくときはまずゲソと胴体のつながっている
部分をはがして、ゲソと身に分けるのね。

で、ゲソの付け根のところに目玉があって
その内側に口があって、ゲソだけになっても
イカって元気だから噛まれないように目玉のあたりを
つかんでもつんだけど
今日はちょっとぼーっとしてて
ゲソの部分も一緒につかんでたら
がぶっとね右手の薬指を噛まれた

最初は何が起きたかわからなかったんだけど、
何秒かして、

あ、俺いまいかに噛まれてる!!って
わかってさー、急にひるんでしまったよ。

イカの「生きる!!」っていう生命力に圧倒された
必死に生きてるところとか、
どなられたり、大声だされたり
威嚇されたり、昔っからそういうの苦手で

調子いいときでも
そういうのみるとシュンってなっちゃうんだよね。

あ、ごめん。みたいな感じ
とりあえず怒らないで、みたいな

命を大切にっていうけど
沢山の命を殺してる
せめて美味しく、
無駄なく食べようっていう
精神はすげー大切だと思う
釣りに行って釣った魚は
骨も無駄なく食べるとかね

でも仕事で食材を扱ってて
命の大切さと「美味しさ」を
どっちとるかっていったら「美味しさ」でさー

シャリだってお昼炊いて
余ったら夜の営業には使わない
食べるにも限界がある、
というかうちの店は
商品と食べるものは分けるって方針だから
まず食べない、どんだけ余っても
たまには食べるけど。

「命があった」っていうことが
食べれるのに食べないのはもったいない
という価値基準ではなくて
「美味しいかどうか」ってことが価値基準だから
あーそういう考えもあるのかっていう
納得の仕方をしてるけど
うーんなんか違うかなとも思う

いろいろ思うけど
価値を「美味しいかどうか」にしよう!!って
決めて守っているってことが親方のすごいところだなと思うんだようね。

生きてるものを犠牲にしてるんだから
大切にしようって言うのはわかるんだけど
そこから

「食べる」ことと
「捨てる」ことと

そこにどんな違いがあるんだろうかと
最近考えているんだけど、どう思う?

もしさー、死んだときに
生きてる人が
もう死んでしまったけど、
君の「命」を大切にしようって
思ってくれたとしたら
どんなふうにされたい??

ここ2年くらいそんなことを
よく考えているんだー。

飲むと胸をはって「生きる!!」っていう
ギャグをやる友だちがいてさー、
全然面白くないんだけど
俺、あのギャグ好きなんだよね。

胸をはって「生きる!!」って
言うってことはさー
「生きる」ことを相当考えた証拠でさ、
考えないですむなら
わざわざ生きるって言わないと
思うんだよね。

生きるのつらいなとかいやんなっちゃったときとか
いろいろなことがあって、いろいろ考えたけど、
やっぱり「生きる」と決めたから言えるギャグでさー!!

ただの酔っぱらいかもしれないけど
その一言の裏側を考えると
そうかそうか、生きるのか、おめでとうって
言いたくなるのよねー
全然面白くはないんだけどね
おめでとうって感じになるんだよ


イカに噛まれて俺覚醒、覚醒前と変わらない、いかん。

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