ぼくらのありのまま記

ぼくらは
こんな大人になりました。

モンゴル コンチェルト 第2楽章 〜日常〜

2017-08-29 09:49:47 | 東京日記
知らない土地の日常に溶け込むのが好き。

何を食べて、どんなことで笑って、子どもの頃はどんな思い出があって。どんな夢を持ちながら生きているのか。



モンゴルには知り合いがいなかったので、フェイスブックで、呼びかけたら。
全く違う方向から「モンゴルなら、アルタンさんに頼めばいいよ!」と言われた。

言ってくれた方々はとても信頼出来る方々だったので。その時点でこの旅はうまくいくなぁと思えた。

アルタンさんとは、何度かメールでやりとりをした。



・24〜31日までひとりで過ごさないといけないこと。
・その間、馬に乗りたいこと。
・ガイドやおすすめの場所を紹介してほしいこと。
・モンゴル料理を覚えたいこと。


要望を伝えると。


「ちょうどゴビ砂漠から、帰ってくるので、私の家族とキャンプに行来ましょう!奥さんがモンゴル料理得意だから教えますよ」要望全てに応えてくれるオールインワンキャンプの提案が返ってきた。


アルタンさんは奥さまと二人で、日本人向けの旅行会社をやっているそうだ。そりゃあ頼もしい。人はこうやって信頼を得て行くのだろうと思ったよ。




結果、最高のロケーションでの、トレッキングキャンプ。


モンゴルアウトドアクッキング教室があり。





日常があり。
モンゴル人はキャンプ好きらしい。
アルタンさんも、奥さまも、夏休みは子どもの頃から家族でキャンプしてたんだって。

今回もおばあちゃんも一緒にキャンプをしたんだけど、おばあちゃんの手際の良さにも感動。
3世代キャンプかっこいいなと思いました。



場所も、前半の大草原とは違い、
今度は森林の中。


「ここ、軽井沢か!」と思うような風景だけれど、時々やってくる牛、馬、羊の群れが気持ちをモンゴルに引き戻す。




朝日も森の中からあがる。



乗馬からの「ケツ痛い、、、」
(慣れないと、鞍で擦れてお尻の皮がむける。)


おばあちゃんが「これ塗りなさい」と謎の塗り薬をくれる。



夕方、ごはんを食べて。
家族でUNOをやる。
「もう見えなくなってきたから、やめよっか」


暗くなったら焚き火を囲んで、みんなで火を見ながら、、、。

「見ながら」と書きながら、火を見ながら何かをしたわけではないなぁと思った。

ただ、同じ時間を過ごし、その時々で伝えたいことを、子どもたちに伝えていく。




「ただ、今ここを、生きている時間」

とある家族の日常と幸せを感じてきました。

アルタンさん、これからモンゴルに土地を用意して、ゲルやログハウスをつくり、ウェディングパーティもできるようなツーリストベースを作るんだって!!



「えー!僕、モンゴルウェディングやりたいなぁ!白馬に乗って登場したいね。」


「来年にはまだ、完成してないよ、、、」

「いやいや、こっちも来年相手見つかってないと思うよ笑」

「いい人紹介しようか、日本人のトモダチいるよ!」


「えー!ほんとにー!?」



それも悪くないなと、アルタンさんの夢、僕の妄想、おしゃべりしながら、ウランバートルに帰ってきた。



「この匂い懐かしいな」

モンゴルはもう秋。黄昏時、都市が近づいてきた。
家庭の煙突からは、薪ストーブの煙が揺れはじめ、澄んだ空気の中、薪と石炭の燃えている匂いが漂う。

ウランバートルは、セントラルヒーティングのマンションが増え、薪ストーブの家は減っているが、郊外はほぼ薪ストーブの生活。

「この匂い、子どもの頃を思い出して懐かしくなるんだよなぁ」

12歳から日本で暮らし、今も夏のツアー時期以外は日本に住んでいるアルタンさん。
薪ストーブの匂いで、昔を思い出していた。


アルタンさんの子どもたちは、どんなことで「懐かしいなぁ」と昔を思い出すようになるのだろうか。その頃、また会えるだろうか。




紹介してくれた、みなさま。アルタンさん家族と仲間の方々、ありがとうございました。
またどこかで、会いましょう。





すばはらしい日々。



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