世界のマーケットが平穏で、日本では大型連休が始まるとなれば、その筋の資金にとっては、非常に仕掛けやすいタイミングであることは昨日まででお話したとおりです。さて、こういう時、個人投資家はどのように対応すればよいのでしょうか?
まずは「慌てて安値で叩き売る」などと行動しないことです。むしろ「場合によってはチャンスが来るかも」くらいに構えているべきだと思います。例えば、為替であれば、108円のドル買い、105円のドル買い、のように、3%や5%の下落の際に安値でピックできるように、リーブ・オーダーを入れておくこと。
そんな注文が成立するはずはない! というなかれ。年末年始の乱高下の時は、日本が休みの間に104円台まで値がつきました。日本時間が始まった時には、すでに110円近くまで戻っていましたので、後の祭りというヤツでした。株価も同じです。指数でオーダーを出すならば、SP500よりも商いが薄いNIKKEI225の方が面白いと思います。
マーケットが乱高下する時は、現場で動きを見るよりも、寝ていた方が上手くいくケースが多いものです。動きがあるとすれば、まずは4月29日(月)あるいは30日(火)あたりがターゲットになります。是非に、注意深くご覧あれ!