出社時のワタクシのお昼ご飯は、ほとんど会社近くの「立ち食い蕎麦屋」に行っております。
年配の兄弟二人で切り盛りしている蕎麦屋で、普通の立ち食い蕎麦屋よりも「1.5倍くらいの盛り」で、しかも「ネギ取り放題」というお店。ワタクシは、いつも「かけそば=420円」に「玉ねぎの天ぷら=80円」をトッピングして頂いております。まさにワンコインランチであります。
しかし、前から心配していたのが、これだけ原材料費が値上がりして、光熱費も値上がりしているのに、一切値上げをせずに頑張り続けているところ。おそらく利益はどんどん圧縮されているはずであります。
それがようやく、来週の9月30日から値上げに踏み切り、店内でも「値上げします!」と張り紙で3週間前から告知。常連客の中で、それを咎める人は誰一人おらず、むしろ「安心した」といった表情ばかり。そうなんです、みんな、このお店がなくなったら困るからなんです。
そして、ついに値上げ後の値段が公表されました。その内容を見てビックリ!
まず「かけそば」と「もりそば」ですが、これが旧価格 420円⇒新 430円と、値上げ幅が10円!
次に、「玉ねぎの天ぷら」が、旧価格 80円⇒新価格 100円と、こちらは値上げ幅が20円!
都合、合わせて、旧価格 500円⇒新価格 530円に。
まぁ確かに、これで値上げ率が6%ですから、第1弾の値上げとしては良いところなのかもしれません。ただ、これまで長い間、値上げせずに頑張ってきたのだから、100円くらいドンと上げても良かった気がいたします。でも、お店側からすれば心配なのですよね。いきなり100円も上げたら、常連客が減っちゃうかもと。
だから個人経営の飲食店は値上げできずに、大資本のチェーン店だけが値上げを進めることができる。この図式が変わらないから、結局、町中のお店が次々と畳むことになっている。
我々サラリーマンも応援しますから、自信を持って値上げしてくださいね、個人飲食店の皆さん!