金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【岡田タイガースが絶好調!】 それでも何だか不安・・ 阪神ファンの深層心理‼

2023-06-08 00:18:55 | タイガース

 2023年シーズン、岡田監督が率いる阪神タイガースが絶好調であります。

 

 

 交流戦が始まってから2連敗はしたものの、その後は2連勝で佐々木朗希投手も攻略。快進撃のタイガースであります。その前には破竹の9連勝も成し遂げており、6月7日現在35勝17敗で貯金18勝率は6割7分3厘となっています。

 何と言っても、岡田監督自身が「野球を楽しむこと」を忘れておらず、セコイ戦術に溺れたり致しません。また、不調な選手に対しても、懲罰的な使い方は一切ありませんので、選手も意気に感じて全力でプレーを繰り返します。このあたり、どこかの兎軍団とは真反対なのであります。

 

 しかし・・。そんな絶好調のタイガースなのでありますが、長年このチームを応援している阪神ファンは、それでも心配なのであります。

 え? 2位のDeNAには6.5ゲーム差をつけて、宿敵ジャイアンツには9.5ゲーム差もつけているのに、何を心配するの? だって⁉

 

 そんな野次馬の声が聞こえるようですが、伝統的な阪神ファンの深層心理を、在りのままに言わせて貰えれば、

「6.5ゲーム差など、無いに等しい」

「最低でも15ゲーム差は必要。貯金も最低30くらい無いと、首位に立ったとは言えない」

 

 この深層心理の背景には、あの忌まわしい2008年シーズンの記憶が残っているからなのです。2008年の阪神タイガースは、赤星、新井貴浩、金本、鳥谷という黄金メンバーを揃え、抑えには守護神 藤川球児がドンと控える強力な布陣でありました。開幕から快進撃が続き、7月9日時点では、同率2位の巨人と中日に対して13ゲーム差をつけて、貯金も28と積み上がっておりました。

 なのに・・なのに・・ 9月以降のタイガースが失速、10月8日の巨人との直接対決に敗れ、10月10日には巨人の優勝が決定。まさかの優勝逃しとなってしまったのであります。

 そして、この時の監督が岡田彰布。監督5年目の岡田監督は、この年のV逸の責任を取って、10月14日に退団発表となりました。

 

 タイガースファンとしては、あの時のリベンジを、ぜひ岡田監督に! の気持ちが強くありますが、一方で、また、あの忌まわしい事態が再現されてしまうのでは? という不安も抱えている状態。

 

 あの時の記憶を吹っ飛ばすようなシーズンになることを、切に願うばかりであります。

 

 


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