いや~、首都圏に台風直撃で、電車が動きません。関東私鉄の決死隊、西武線が動いていたおかげで、何とか会社にたどり着くことができました。やれやれ‥。
ところで、本日のテーマは「落語」です。
会社の部下たちと暑気払いの飲み会をした時に、「目黒のサンマ祭り」の話題となりました。今年はサンマが獲れないとか、中国と台湾が獲りすぎたからだとか、ネットで報じているニュースの受け売りを得意げに話す部下たちに対して、「ところで、何で目黒でサンマ祭りをするのか、知っている?」と尋ねてしまいました。
部下4名のうち、由来を知っていたのは一人だけ。彼は「目黒支店長」経験者だったので、サンマ祭りの運営に関わった経験もあり、当然知っていたのですが、他の3名(すべて45歳以上の優秀な銀行員です)は、由来が落語の「目黒の秋刀魚」だということを知りませんでした。いや、知らないだけでなく、落語をちゃんと聴いた経験がありませんでした。
この3名は「目黒の秋刀魚」だけでなく、「時蕎麦」も知りませんでしたし、桂文枝の「ゴルフ夜明け前」ですら、何のことやら判らないといった反応でした。これだけ、お笑いブームが興隆しているのに、漫才やコントを目指す若手は無数に存在する時代になったのに、落語が隅っこに追いやられていることを、あらためて実感する瞬間でした。
それにしても、「時蕎麦」も知らないということは、三遊亭円歌の「授業中」なんて、聴いたことがないんでしょうね。
山のあな、あな、あな‥ あなた、もう寝ましょうよ! (爆笑)
知らないんだろうなぁ。