まずは土曜日の中山グランドJ。オジュウチョウサンの5連覇はお見事の一言ですが、何と言っても2番人気シングンマイケルの事故死が残念で仕方がありません。最終障害での飛越後の着地で、両前脚が潰れるようにつんのめり、そのまま蹲って動かなくなりました。頚椎の関節脱臼ですので即死に近い事故だったと思います。土曜日の本ブログで、オジュウチョウサンが無事に走り終えることを祈りましたが、まさかシングンマイケルに事故が起こるとは‥。酷い不良馬場については、障害レース・平場レースともに、中止の英断が必要だと思います。JRAには、早めに「判断基準」を制定するようにお願いしたいと思います。シングンマイケルよ、安らかにお眠り下さい。合掌
次に阪神のアーリントンC。勝ったタイセイビジョンは地力の違いを見せつけました。本番のNHKマイルCでも有力馬として参戦可能です。2着のギルテッドミラーは牝馬ですので、オークスも面白いのですが、やはりマイルCの方が適性は合っています。3着のプリンスリターンも同様で、マイルCでしょう。4着のボンオムトゥックはオークスへ向かうのですかね。
そして皐月賞。史上最高レベルの皐月賞だったと思います。まるで、シンボリルドルフとビゼンニシキの皐月賞の再現でした。勝ったコントレイルは、思ったようなレース運びではなかったようですが、後方から堂々と、まるでディープの皐月賞のように、外から突き抜けようとしました。一方のサリウスは、前々でレースを進めながら、直線に入ってから、馬場の良いところへ道を定めていきました。恐らく、お互いが同級生でなければ、皐月賞で圧倒的な勝利を収めていたチャンピオンホース2頭なのだと思います。
コントレイルは、このままダービーも圧勝すると思います。そして、サリオスは、NHKマイルCからマイル路線の王者へ上り詰めていく気がいたします。歴史的名馬同士の唯一の接点が、この皐月賞だったということになるという予感がいたします。
いや~、凄いレースでした。