MLBから日本のセリーグDeNAに復帰した筒香嘉智選手が、いきなりの大活躍を見せてくれました!
5月6日(月)に行われたDeNA対ヤクルト戦で、復帰第1戦となる筒香嘉智選手が8回ウラに逆転の3ランを放って、チームは6対5で勝利。劇的な活躍を見せてくれました。
筒香選手は、2019年まではDeNA所属選手として活躍、日本代表としても4番を任されるなど、日本を代表する強打者でありました。2020年春からMLBへ挑戦してタンパベイ・レイズに加入するも不振が続きます。そのあともチームを転々、ラストは3Aでも力を見せることが出来ませんでした。今年の4月になって遂にMLBでの野球を断念、日本球界復帰を決断し、古巣のDeNAに戻ることになりました。
MLB時代を振り返ると、けして技術面や体力面で劣っていた訳ではなく、新しい環境に慣れるのに時間がかかるタイプだったように思えます。身近に相談できる相手に恵まれず、また自分から人の懐に飛び込むような器用さがない人物なだけに、一人孤独に耐えながらの4年間だったのではないかと想像致します。
5月6日から古巣に戻って、ふたたび野球が出来ることに喜びを感じながら、余計な力みが出ずにすむ環境に戻ったら、生来の勝負強さを発揮したのだと思います。
メジャーリーグは確かに夢がある世界であり、報酬も桁違いであります。しかし、勝負事というのはメンタルが支配する世界であります。特にスポーツでは、余計な邪念が入ると全く力が発揮できなくなる世界。人柄が良い一方で、何かと不器用な人物に思える筒香選手にとって、絶対的なアメリカの結果主義・個人主義の文化は肌に合わなかったように思えます。
この4年間のことはサッと忘れて、もう一度、楽しみながら野球に打ち込む筒香選手の姿を見たいと思います。
きっと、NHKの「チコちゃん」も応援していると思いますよ!