金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【GⅠ回顧】 阪神JF・カペラS・中日新聞杯

2021-12-13 07:14:50 | 競馬

 まずは土曜日の中日新聞杯勝ったのは、8番人気の5歳牡馬キングズベスト産駒ショウナンバルディ好スタートからマイペースの逃げへ。前半はややスロー、後半は淀みのない持続力勝負へ持ち込みました。ショウナンバルディは嬉しい重賞初勝利。岩田康成騎手の作戦勝ちということでしょう。2着も、2番手追走の17番人気アフリカンゴールド

 有力馬の中ではボッケリーニが4着、キングオブコージが5着で、中団から後ろにいた馬たちは、逃げ馬を追いかけるだけで脚を使わされました。1番人気のアドマイヤビルゴは、4番手追走と位置取りはバッチリでしたが、後半の消耗戦についていけず。地力の無さを露呈してしまったか。

 

 次は中山のカペラS勝ったのは、パドトロワ産駒ダンシングプリンス2番手追走から、快速で跳ばすモズスーパーフレアを追いかける。前半が何と32秒8本当にダートのレースかという超速レース。しかし、これを追いかけたダンシングプリンスが、直線で早めにモズスーパーフレアを交わして先頭へ立って、そのまま押し切り勝利。嬉しいJRA重賞初勝利。種牡馬パドトロワも産駒のJRA重賞は初勝利だと思います。良かった、パドトロワ!

 2着は、3番手から差してきたヴァーミリアン産駒リュウノユキナ。逃げたモズスーパーフレアは、ゴール前で差されて4着でしたが、これも立派なレース。もう、そろそろ引退させてあげたい。凄いお母さんになると思います。

 

 そして2歳牝馬GⅠ、阪神JF勝ったのは、エピファネイア産駒サークルオブライフ中団後方待機で脚を溜めて、直線では、馬場の外の良いところを選んで追い込みました先に抜け出していたシルバーステート産駒ウォーターナビレラを差し切って、また内側を差してきたロゴタイプ産駒ラブリイユアアイズと、ハービンジャー産駒ナミュールを抑え切って勝利

 これで終わってみれば、またエピファネイア産駒。デビューから3世代連続でGⅠ馬を出しました。さすが現在、種付料が最高額の種牡馬です。また、国枝栄厩舎も、2歳牝馬にはまだ、ディープインパクト産駒のウイズグレイスサリエラが待機、さらに2歳牡馬にもダービー馬候補のコマンドラインが控えています

 2着のラブリイユアアイズも強い内容。決して短距離馬ではありません。また、3着のウオーターナビレラは、あわや完勝という場面すら、ありました。この馬も成長と共に、まだまだ巻き返しが可能。そして出遅れて4着のナミュール。これは敗れて強しの内容ですから、桜花賞も、まだまだ勝ち馬と大きな差がある訳ではありません。この上位4頭は、今の段階で、桜花賞候補の4強と言える内容だったと思います。

 

 もちろん、今年の阪神JFには、世代の有力馬は半数程度の参戦でしたので、来年のクラシックを占いには、まだまだ年明け以降の3歳牝馬路線の動向を見てからでないと、何とも言えない面もあると思いますが、まずサークルオブライフが、この闘いのトップに立ったということ。

 ここからの牝馬クラシック路線を楽しみに致しましょう!


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