新しく造ってゐる街で、その原点となった明治初期の歴史が發見され、保存と公開が決まる──
第一報以来、心からさう願ってゐただけに、朝から朗報です。
イヤなこと、余計なこと、ムダなこと、そんな情報ばかりが溢れる現在ですが、かういふ明るい知らせもあるからこそ、國難下だらうが生きてやる! といふ氣カが沸くのであります。

高輪の新驛など私には縁がなささうだ、と思ってゐましたが、いづれはさうでもなくなるかもしれません。

今まで文献資料でしか知らなかった景色が現實世界となったとき、私は歴史への畏れを新たにするのであります。