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迦陵頻伽──ことだまのこゑ

手猿樂師•嵐悳江が見た浮世を気ままに語る。

はなはひらきやがてはばたかん。

2015-06-07 22:07:14 | 浮世見聞記
国立能楽堂で、金春流の「舎利」を観る。


足疾鬼(そくしっき)は京都の泉涌寺に納められている仏舎利を奪い天上界へ逃げるものの、瞬く間に寺を護る韋駄天に追い付かれて下界へ落とされ、仏舎利も取り返される-といふ、後半は天空を舞台にした壮大なるお話し。



いづれ“奈良金春”を継承していくのであろう後ツレの韋駄天をつとめる十代の演者の折り目正しい舞姿に、「かくして伝統は受け継がれていくのだな……」と、清々しいものをおぼえる。

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