迦陵頻伽──ことだまのこゑ

手猿樂師•嵐悳江が見た浮世を気ままに語る。

氷涼風聞。

2024-07-07 14:04:00 | 浮世見聞記
ラジオ放送の觀世流「氷室」を聴く。



丹波山中に貯蔵した天然氷を京(ミカド)に献上する有様を神秘的に見せる曲趣だが、後半の詞章を聞いてゐると、要するにミカドを禮賛した曲であり、とにかく權力者に「めでたい、めでたい」とおもねてゐるやうにも感じられる──もっとも氷を届けんとしてゐる「亀山院」には、すでに權力(チカラ)は無いのだが──。 


さてさて、今年の夏も昨夏と同等、もしくはそれ以上の熱さとなる勢ひ云々。 



氷云々より、さういふ情報(はなし)のはうが、よっぽどゾッと涼しくなるわえ。







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