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迦陵頻伽──ことだまのこゑ

手猿樂師•嵐悳江が見た浮世を気ままに語る。

かながわ、金河。

2020-02-06 17:52:00 | 浮世見聞記
神奈川県立公文書館の企画展示「歴史資料で辿る神奈川の地名」展を見る。


神奈川県内における町村合併の歴史や挿話を、遺された公文書や地図から訪ね歩く。


箱根の「大地獄」「小地獄」を、「大涌谷」「小涌谷」と改称させたのは明治六年の巡行で當地を訪れた明治天皇であったこと──

私も驛前の骨董市を時々訪ねる大和市は、かつて明治二十二年の四村合併で「鶴見村」となったが、村名をめぐって争ひが起きたため、二年半後に“みんな仲良く─大きな和”といふ願ひを込めて、「大和村」と改められたこと──


そんな當時の人々の生々しい思ひや聲が、取り澄ましたお役所文書に克明に記されてゐるその落差を、面白く思ふ。



展示室冒頭の「もうひとつの金河奇勝ものがたり」は、



かつてペリー艦隊の少年水兵だった米老兵が、大正六年に最後の生き残りとして再来日した際の様子を當時の新聞記事などから追ったものだが、その下欄に活動寫真の大スター尾上松之助の“一世一代の大芝居”と銘打った「仮名手本忠臣蔵」が、“今朝封切”とある小さな廣告に、むしろ私は時代と興味を覺える。






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