横浜美術館の「絵でたどる ペリー来航」展を観る。

関連したコレクション展も観るつもりだったが、入場券賣場の行列に興醒めし、観覧無料でしかも空いてゐるこちらだけを訪れるに留むる。

(※無料配布の冊子より)

関連したコレクション展も観るつもりだったが、入場券賣場の行列に興醒めし、観覧無料でしかも空いてゐるこちらだけを訪れるに留むる。
嘉永七年(1854年)に横濱村へ上陸したペリーの随行画家、ヴィルヘルム•ハイネなどが記録した日本國の写生画から、前年の嘉永六年(1853年)六月六日に琉球國を訪問した際の繪に、しばし足をとめる。

(※無料配布の冊子より)
当日は猛暑だったやうだが、江戸末期の琉球國の、時間がゆったり流れてゐる雰囲気は異人目線を通じて、よく傅はってくる。
それは、貴重な風情の記録である。
なぜならば、
それから約九十年後、
同じく上陸した米軍人たちが、
この風情を破壊したからだ。