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迦陵頻伽──ことだまのこゑ

手猿樂師•嵐悳江が見た浮世を気ままに語る。

ご縁に理由なし。

2021-08-11 20:10:00 | 浮世見聞記


ずっと氣になってゐた、池上の本門寺へ行く。


前回に参詣したのが昨年の夏の終はり頃、早くも一年ちかくになる。 

あのときは、“今までに経験したことのない”疫病禍に、いつまでかうした生活が續くのか、不安よりもなにかしらの見通しを知りたくて、出かけてみたのだった。

しかし、そのときは確固たる“聲”を聞くことは叶はず、「現状維持につとめよ」──さう解釈することにしたのだった。


また夏が巡り、私は無事な体で、山門をくぐるご縁を得る。



これぞ「現状維持」の賜物。

他人(ひと)がだうであらうと、自分で聞ひた聲に勝るものはなし。



引ひたお神籤を手にしばらく堂内に座して、これまでの時間を想ふ。


外でお神籤を結んでから、本門寺と云へば力道山──その佛前に手を合はせる。



戻り道、雲が覆ひはじめた空の奥から、雷のやうな聲を聞く。



氣持ちの良い今の間に、帰城せん。







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