
東急東横線の運転90周年を記念して、往年の名車初代5000系のカラーを再現した二代目5000系が、ただいま運行中だ。
もちろん、ちかごろ流行りのステッカーを貼ったものだが、池上線や目蒲線(現•目黒線、東急多摩川線)を三両編成で走っていた晩年の初代5000系を幼少時代に記憶してゐる私には、
「さうさう、こんなだったなう……」
と、懐かしさが込み上げてくる。

プラットホームでデジカメを手にフィーバーしてゐる若いお仲間たちは、ご存じあるまいて。
二代目5000系の、このリバイバルカラーバージョン、往年の“東急らしさ”をも思ひ起こさせて、なかなか悪くない。
どの鉄道会社の車両も、デザインがクローン化して個性が喪はれてゐる今、そして田舎鉄道との相互乗り入れによって“東横線ブランド”がすっかり地に堕ちた今、これを機に、往年の東急らしさを再現したこの一編成を永続させて、あの時代を取り戻してほしいものだ。
もちろん、ちかごろ流行りのステッカーを貼ったものだが、池上線や目蒲線(現•目黒線、東急多摩川線)を三両編成で走っていた晩年の初代5000系を幼少時代に記憶してゐる私には、
「さうさう、こんなだったなう……」
と、懐かしさが込み上げてくる。

プラットホームでデジカメを手にフィーバーしてゐる若いお仲間たちは、ご存じあるまいて。
二代目5000系の、このリバイバルカラーバージョン、往年の“東急らしさ”をも思ひ起こさせて、なかなか悪くない。
どの鉄道会社の車両も、デザインがクローン化して個性が喪はれてゐる今、そして田舎鉄道との相互乗り入れによって“東横線ブランド”がすっかり地に堕ちた今、これを機に、往年の東急らしさを再現したこの一編成を永続させて、あの時代を取り戻してほしいものだ。