
「電力需給ひっ(逼)迫注意報」と梅雨明け宣言が同日に出され、一気に酷暑の夏へ突入した感のある今日、夕方にスーパーへ買ひ物に寄ると、要冷蔵の食品が陳列されたケースの照明がすべて落とされ、店内にはその告知とお詫びの放送が流れてゐた。
節電要請は明日も續く云々、これまでの後手後手な失敗を教訓に先手を打った自慢の注意報らしいが、露國の時代遅れな國盗り合戰の影響によるエネルギー資源不足、いまや毎夏恒例となった酷暑をにらんだ先手はなにも打っておらず、いざ電力供給が限界に近づいてからこの大騒ぎ、けっきょく今回も後手に回ったも同然だらう。
橋から川を眺めると、カモの夫婦がのんびりと水に入って涼をとってゐた。
橋から川を眺めると、カモの夫婦がのんびりと水に入って涼をとってゐた。

自然の營みのまま夏を迎へて過ごすカモと、人工の營みにどこまでも振り回されてムダな汗をかくニンゲンと、サテどちらが健全な酷暑かしらん……?