goo blog サービス終了のお知らせ 

迦陵頻伽──ことだまのこゑ

手猿樂師•嵐悳江が見た浮世を気ままに語る。

ニッポン徘徊──逢ひたしの「京の大佛つぁん」

2024-01-10 18:56:00 | 浮世見聞記
京都六波羅の方廣寺、と云へば、現在では豊臣家滅亡の原因とされる「國家安康 君臣豊樂」と刻まれた梵鐘が有名だが、この寺には昭和四十八年まで、大佛が存在云々。そもそも方廣寺は豊臣秀吉が、天正十三年(1585年)に關白に就任した翌年、東福寺辺で始めた大佛造營をこの地に移して再開するにあたり創建した寺で、件の大佛は東大寺のそれを凌ぐ規模の大佛殿に納められた高さ六丈三尺(約19m)の壮麗なる金 . . . 本文を読む